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話題のSUV、トヨタ C-HR開発担当のやんちゃなチーフエンジニアに聞いた

2016-3-9 16:15| post: biteme| view: 683| コメント: 0|著者: 文:清水 和夫

摘要: 個性が際立つTNGA第二弾 いま、トヨタのTNGAが熱い。四代目プリウスで初登場したとおり、走りと快適性では大成功している。TNGA第二弾となるのが東京モーターショーでも参考出典されたコンパクトSUVのC-HRだ。このモ ...

話題のSUV、トヨタ C-HR開発担当のやんちゃなチーフエンジニアに聞いた

個性が際立つTNGA第二弾

いま、トヨタのTNGAが熱い。四代目プリウスで初登場したとおり、走りと快適性では大成功している。TNGA第二弾となるのが東京モーターショーでも参考出典されたコンパクトSUVのC-HRだ。このモデルを担当する古場CE(チーフエンジニア)は無類のクルマ好きで、鈴鹿サーキットではFJ1600にもチャレンジしている走り屋だ。

C-HRがTNGA第二弾ということはプリウスと同じモジュールで設計されているので、どこまでプリウスとは違ったキャラクターを与えることができるか、古場CEの力が試される。そのデザインは東京モーターショーで見た通り奇妙奇天烈。イタリア人が作るアルファロメオよりも個性的だ。この奇妙さに「きっとデザインコンセプトに違いない。いくらクルマ好きの章男社長でもこんなデザインを許可するわけがない」と甘くみていたが、今回のジュネーブショーのC-HRは完全な量産車で、デザインはほとんど同じだった。会場で古場CEを見つけたので、さっそく話を聞き出した。

プリウスとは二卵性双生児

プリウスよりも約一年遅れて市販化されるC-HRは「プリウスに続くTNGA第二弾ですね」と古場CEに挨拶するが、プリウスとC-HRはまるで二卵性双生児のように同時に開発が進められていたそうだ。

TNGAを指揮するTNGA開発部隊にとってもプリウスとC-HRの要求はあまりにも異なるが、その要求を両立できるのがTNGAの真髄なのだという。昔の開発システムでは各CEの要求になかなか応えることができなかった。その結果、自己満足的なコダワリで終わってしまい、世界で戦うクルマが開発できなかったという忸怩たる思いがある。各CEのワガママ(良い意味でのコダワリ)を実現するために、TNGAユニットの開発部隊は鮮度の高めるための仕組みを幾つか用意している。これがTNGAなのだ。

まず、まったく個性が異なるプリウスとC-HRが二卵性双生児として誕生することに驚きがある。トヨタのCセグメントのTNGAはVWのMQBよりも柔軟に対応できるプラットフォーム戦略なのだ。

難題はそれだけではない。トヨタにとってCセグメントは世界各国で生産される。その生産台数はトヨタの中でも最大級。一箇所の設計変更は世界中の工場に影響する。だから、途中で大きな設計変更はできない。それなら、最初から柔軟なプラットフォームを開発し、時代のニーズに応えられる「進化するプラットフォーム」を考慮するべきというコンセプトに基づいているのだ。その意味でもTNGAはコケるわけにはいかないが、守っていてもダメ。攻めることも大切で、そこが2000年代のトヨタとは大きな違いなのかもしれない。

プリウスとは正反対の体育会系

ジュネーブショーが終わると、私は新型Eクラスの国際試乗会に参加するためにリスボンに飛んだ。その際、ジュネーブ空港で古場CEと偶然に再会した。なんとトルコのイスタンブールに行くとのこと。イスタンブールの郊外にあるC-HRを作る新工場で仕事があるらしい。今はかなり危険な地域だと思うが、古場CEの頭にはここで作られるC-HRのことでいっぱいみたいだ。

日本で作られるC-HRは最新工場なのでレーザースクリュー溶接など、ベストな生産技術が使えるが、トルコの工場ではまだそこまでの設備がない。つまり、複数の地域の工場で振り分けて生産するグローバルなC-HRだが、性能差は避けたいというのが古場CEのコダワリだ。日本で開発し、日本で生産したC-HRと同じ楽しさがないといけない。

古場CEの狙いは「カッコ良さと楽しさ」。プリウスとは正反対のキャラクターを持った体育会系だ。それも古場CEのキャラクターとピタリとあっているから面白い。どこで聞いても同じことを言う。まったく軸がぶれないエンジニアだなと感心した。COP21のCO2低減や自動運転・コネクトの話を振っても、まったく意に関せず「ドライバーはクルマと一体となって走るもの!」と信念を持って回答する。

欧州に大きな隕石を落とす

C-HRが属するCセグメントは、欧州では日産のキャシュカイなどが市場を専有しているが、そこにトヨタが仕掛けるのだから欧州市場で熾烈なTN戦争が勃発しそうだ。TN戦争とは懐かしい言葉だが、最近は日本メーカー同士のバトルも過激だ。自動車の本場、欧州で日本車が切磋琢磨することでお互いに強くなれる。その意味でもC-HRは欧州に大きな隕石を落とすことになりそうだ。

書き忘れたが、パワートレーンはプリウスと同じハイブリッドと、1.2リッターターボ。日本はCVTで対応するようだが、是非MT車もほしいものだ。「技術部門の吉田守孝専務に清水さんからも言っておいてください」と言い残して、古場CEはイスタンブールに旅立っていった。吉田さん、是非MT車を日本でも市販してくださいね。

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ジュネーブモーターショー2016に出展されたC-HR


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