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輸入車はいまでも高価な買い物なのか?

2014-2-21 11:00| post: biteme| view: 275| コメント: 0|著者: 文:すぎもと たかよし/写真:中野 英幸、望月 浩彦

摘要: リッターカーで229万円はやはり高い!? ------サラリーマンライターが斬る、自動車業界のホントのところ。今回のテーマは、気になる輸入車の「価格」について。------フォード・ジャパンは2月1日、新型フィエスタを発 ...

輸入車はいまでも高価な買い物なのか?

リッターカーで229万円はやはり高い!?

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サラリーマンライターが斬る、自動車業界のホントのところ。今回のテーマは、気になる輸入車の「価格」について。
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フォード・ジャパンは2月1日、新型フィエスタを発売した。同車は1976年の発売以来、すでに1500万台を売るベストセラーカー。現在では140カ国で販売される世界戦略車である。日本市場では07年に撤退したが、軽をはじめ、コンパクトカー人気のいま、実に7年ぶりの復活となる。

その新型フィエスタ。全長4メートルを切るボディに1000ccエンジンを積んだ、いわゆるリッターカーで、価格は229万円から。ターボを搭載しているとはいえ、リッターカーではなかなか“立派”な価格だ。

では、輸入車はいまでも高価な買い物なのだろうか? 今回は日本市場に強い欧州車をメインに探ってみたい。

母国との価格差は意外に小さい

ドイツ御三家の筆頭であるメルセデス・ベンツではどうか。たとえば最新のヒット作、CLAクラスで見ると、上級の「CLA250」の国内価格が459万円なのに対し、本国ドイツでは約447万円(取材時の為替・以下同)と、生産国との差は高価というほど離れていない。

また、庶民派とされるVWでも同じ傾向だ。基幹車種ゴルフのスポーツグレードである「GTI」を例にすると、国内価格が369万円なのに対しドイツでは約389万円と、単純な為替換算ではむしろ母国の方が高いが、価格差自体は小さい。

これについて、インポーターで構成されるJAIA=日本自動車輸入組合に話を聞いてみた。「500万円を大きく超えるような高額価格帯の商品には、いまだに割高なケースがあるようです。ただ、最近では400万円台以下の商品が非常に好調に売れているのが特徴で、2013年ではこの価格帯が約64%を占めました。ここはメーカーやインポーターが努力しているところかと思えます」(会員業務部広報担当)

数十万円とはいえ本国との価格差ができるのは、おもに輸送費と日本仕様の開発費だというのが同組合の説明である。

スケールメリットがある特殊なアメリカ市場

一方、その価格差ということでは、以前から日本との違いが指摘されていたのがアメリカ市場。実際に比べてみると、どうやらこちらは本当らしい。

たとえば、先のメルセデス・ベンツCLA250では約301万円と、日本価格の459万円に比べ、実に100万円以上の価格差である。ゴルフのGTIでも同様で、こちらは約299万円とおよそ70万円の差だ。ユーロとUSドルの為替相場の違いがあるとはいえ、この差はあまりに大きい。

「それはマーケット戦略の違いです。アメリカは輸入車のシェアが高いうえ販売台数も非常に多いですから、メーカーやインポーターはかなり戦略的な価格設定ができるのです」(JAIA同部)

欧米の多くの主要国が30%以上の輸入車シェアを持つ中、日本は長い間ひと桁台に止まっている。数が出ないのであれば単価を上げるのは市場の常識だ。

では、冒頭のフィエスタはどうか。日本価格229万円に対し本国ドイツで約242万円なのはゴルフに準じたかたちだ。一方で、アメリカでは約162万円とやはり戦略的な価格となっている。

「コンパクトカーとしてはできるだけ数多く売りたい。そのために1グレードに絞るなど効率化を図りましたが、本国より低い価格の承認を取るのは非常に時間がかかりました。アメリカは、日本の年間販売3,500台に対し約10倍の30,000台ですから、スケールメリットがまったく違います」(フォード・ジャパン広報課)

同課によれば、フィエスタでは同じ欧州勢のライバルを相当意識した結果だという。たとえばルノーの新型ルーテシアのベースグレードは、フランス本国で約180万円に対し国内でも199万円と、やはり少ない価格差で勝負しているのである。

日本車は安いといえるのか?

さて、一方で日本車との価格差はどう考えればいいのだろう。フィエスタと同クラスのトヨタのヴィッツは107万円から、ターボではないが、同じ過給機付きである日産ノートで144万円から、ホンダ・フィットの最上級グレード「RS」でも180万円とその差は大きい。

「何を価値判断にするかによりますが、フィエスタではまず装備が違いますし、走行性能もかなり高い。また、最近は上級車からのダウンサイジングによる乗り換え需要がありますから、相応のクオリティを持たせている。内容の価値を考えれば、決して高価とは言えないと思います」(同課)

実際に先のフィットの最上級グレード「RS」と比べても、サイド・カーテン・ニーエアバッグセット、トラクションコントロールといった重要な安全・走行装備から、8スピーカーサウンドシステムや音声コントロール機能、雨滴感知ワイパーなどの快適装備はフィットには標準装備されない。さらに内外装の質感も比較にならない。これらを換算すれば、フィエスタの価格は適正とすら言える。

不当に高価と言い切るのは難しい

生産国との価格差という点では、少なくとも400万円台以下の欧州車ではもはや差がないところまで来ている。一方、同クラスの日本車との価格差は相変わらず大きいが、これは装備や走行性能の差、クオリティの高さが反映されたもので、不当に高価と言い切るのは難しそうだ。

ただし、いまよりさらに安く輸入車を購入する方法はまだ残されている。主要な自動車生産国としてはあまりに低い輸入車シェアを一日も早く広げることで、せめてコンスタントに二桁に引き上げることだ。これは、私たちユーザーも参加できる方法なのである。

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筆者は「どんどん輸入車を買いましょう!」と、やみくもに勧めているわけではない。そうではなくて、国産車/輸入車という壁を作らずに、「フラットな視点でクルマを吟味してみては?」と提案しているのだ。国内外を問わず、気になるクルマのカタログをいくつか並べ、スペックや装備や価格をじっくりと見比べてみると、色々な発見があるはず。クルマは住宅の次に高額かつ生活に密着する買い物。選ぶ過程も楽しみたいものですね。(編集部)
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