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話題満載のコペンに試乗。圧倒的な完成度に驚く

2014-7-14 19:00| post: biteme| view: 870| コメント: 0|著者: 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之

摘要: 話題満載の新型コペンがいよいよ登場した 何から書き出せば良いか悩み続けてしまうほど、多くの驚きと魅力と世界観を備えて「新型コペン」が登場した。12年前に登場した初代コペンは、10年間の販売期間で約5万8000台 ...

話題満載のコペンに試乗。圧倒的な完成度に驚く

話題満載の新型コペンがいよいよ登場した

何から書き出せば良いか悩み続けてしまうほど、多くの驚きと魅力と世界観を備えて「新型コペン」が登場した。

12年前に登場した初代コペンは、10年間の販売期間で約5万8000台がオーナーの手に渡った。大きな変更を施さずに売れ続けた偉業の背景には、軽自動車サイズで2シーターオープンという希少価値の高いパッケージと、肩肘張らずに手軽に乗れる等身大スポーツカーのキャラクターがあったと読み取れる。

大胆なコペンマインドが今に蘇った!

新型は、そんな初代コペンの要素を引き継ぎ進化させたモデルとなるわけだが、新型に触れた率直な感覚としては“進化”というありがちな表現ではまだ軽い。12年前に希少なハードトップのオープン形式を軽自動車に取り入れるなど、常識にとらわれない“コペンマインド”が、今の時代に蘇えったような感覚を抱いた。

それは、当時できることをフル活用して、コペンでしか提供できないカーライフを提供しようとしたものだ。別の言い方をすれば、初代はその世界観が心地よいからこそ、10年の間にコペンからコペンに乗り換える方が少なくなかった。新型では、等身大スポーツのクルマの仕上がりの良さに加えて、より充実したカーライフを送ってもらう為にクルマを取り巻く環境を意図的に作り出し、より充実したコペンワールドを提供しようとしている。

生活者目線でクルマ造りをするダイハツらしく、この手のキャラクターが強いモデルのオーナーが求める世界をつくるべく壮大なロードマップがすでに敷かれている。今回試乗した新型コペンは、そのスターターとなるグレード「ローブ」だ。

着せ替え感覚の「DRESS FORMATION」

ローブ(Robe)とは、レボリューション・オブ・ボディ・エクイップメントの頭文字をとったもので、新型コペンのひとつのグレード名。

新型コペンには「DRESS FORMATION」という外板パネルを交換できる大きな特徴がある。ドアパネル以外の13個の合成樹脂パネルで構成され、そのうち11パネルは購入後に変更でき、エクステリアデザインを変えられる着せ替え機能だ。基本デザインが幾つかあり、「躍動と流麗」がコンセプトの今回のローブに加えて、秋にはSUVテイストが盛り込まれた「タフ&アグレッシブ」コンセプトの「X(クロス)」(仮称)、さらには初代コペンを彷彿させる丸目&丸み基調フォルムもいずれ登場することが決まっている。

遊べる要素は室内パネルにも及び、それら変更の相談や情報交換を含めて、全国の販売店に気軽に仲間が集えるオーナー・サロンのようなコペンサイトを新設。もちろん販売店もサポート体制を強め、コペンスタイリストという専任スタッフを置いている。ちなみに神奈川の鎌倉には、メーカー直営で、オープンカーライフを楽しむ情報発信基地「コペン ローカルベース 鎌倉」を新設。今後はローカルベースを全国に拡大するという。

オーナー向けの工場見学イベントも実施

もう一つの試みとして、新型コペンの為に新設した工場製造ラインをオーナーが見学できる「コペンファクトリー」が今年の夏に開設され、パネル組み付け作業と最終検査行程を公開予定だ。

ローカルベースやコペンファクトリーなどは、似た形式としてトヨタ 86や日産 GT-Rで既に実施されている。しかし、コペンはオープンカーという生まれながらにお洒落な雰囲気を備えているし、それを活かすデザインのアイデアがあるので、誰もが気軽に立ち寄れる憩いの場に成長する可能性が大きいとも言える。

コペンのこの試みをキッカケに、クルマは絶対的な性能だけでなく、オーナーのライフスタイルを広げるためのサポートなどの勝負が始まりそうな予感を得た。

軽自動車の枠を超える圧倒的走りの完成度

外堀は十分埋めたので、本丸となる乗り味に触れていこう。結果からお伝えすると、軽自動車の枠を越えるレベルの完成度を誇っており、それは誰もが乗ればハッキリ感じるほど圧倒的だ。

着せ替えパネルに注目が行きがちだが、新型コペンの本当の凄さは合成樹脂パネルでの着せ替え機構を可能にした屈強なボディにある。そのボディ構造は「D-Frame」と名付けられ、従来のボディ構造に対して、ねじれ剛性で1.5倍、上下曲げ剛性で3倍を実現。

言うなれば、外板パネルに一切頼ること無くスポーティ走行に必要な剛性を確保しており、その分ボディ自体は重くなっているが、外板パネルをアルミ同等の軽さで仕上げられる合成樹脂製にしたことで、車両重量の増量を最小に留めることができたというのが新型コペンの構図だ。

俊敏さと安定感を併せ持つ意のままの走り

だからこそ、その走りはコンパクトなボディにより俊敏かつ軽快に動きながらも、ドッシリとした安心感があり、軽自動車では体感したことがないレベルで楽しく気持ちよく走れる。しかも、急ハンドルにもタイヤが音を上げること無く対応するし、ボディ剛性の高さによりリアタイヤの食いつきが良く、連続するカーブでも4つのタイヤを路面にベタッと張り付かせながら、意のままに鋭く走れる。

しかも、外板パネルが軽量で結果として重いモノが車両中央に集まっている効果か、連続するカーブでのハンドルの切り返し操作にも、遅れずグラッとすること無く応答してくれるのが良い。

また、エンジンが扱い易くちょうど良いパワー感になっているのが、走りの気持ち良さを大きく向上させている。

ワインディングでちょうど使い切れるバランス

スポーツモデル好きからすると“ハイパワーエンジン”と聞けば魅力的に思われるだろうが、ハイパワー過ぎるのはストレスのキッカケにもなる。と言うのも、普段扱いきれないパワーを秘めたエンジンは、逆にアクセルワークに気を使うなど、普通のエンジン以上に扱いにくく、さらにはアクセルを踏み込めないのでストレスが溜まる。

しかし新型コペンは違う。最大出力=64ps/最大トルク=92Nmのエンジンで車両重量=850kgのクルマを加速させるというのは、良い意味で身の丈に合っており、ワインディングでちょうど使い切れるバランスなのだ。しかも、前章で述べた旋回性の良さと、使い切れるパワー感が相まって、少し大きめの交差点でアクセルを踏んで加速するだけでも、クルマの俊敏な動きから楽しさを感じるし、ハンドルからはグリップ感の変化が明確に伝わり操っている感があるし、加えてエンジンの回転感がダイレクトに伝わってくるので心地よい。

最近ではスポーツカーというと、性能の高さこそ価値とされる風潮が強いが、スポーツカーの本質は運転を楽しめること。その観点では、コペンの完成度は非常に高いのだ。

CVTモデルとMTモデル、どちらを選ぶべき?

背伸びすること無く楽しめるスポーツ特性に加えて、オープンエアーを堪能できる要素や、屋根をクローズにしているときはゴルフバックをひとつ搭載できるなど、実用性も確保している。強いて気になる要素を挙げるとすれば、もう少し運転席の前後長が欲しかったことと、オープン時に若干風が巻き込むので、それを防ぐウィンドディフレクターを少し大きくしてもらいたいことだけだ。

最後に購入を考えている人にアドバイス。CVTかMTか迷った場合、ハンドリングと加速の鋭さに強いこだわりが無ければCVTだ。と言うのも、CVTにも加速と速度の伸びに対してエンジン回転数が上昇する高揚感が備わっており、アクセル操作に対するレスポンスも良く、ハンドルにパドルシフトが欲しいと思うほど気持ちよく走れるのだ。

しかし、MTは乾燥重量でCVTよりも約20kgも軽い上に、ミッションオイルが1.25L(CVTは5.8L)と驚異的に少なく、レーシングミッション並みにオイル抵抗がないので、アクセルレスポンスが鋭いという魅力がある。

何にせよ、今後10年は売れ続けるだろう名車が世に誕生した。

コペン ローブ 主要スペック

全長×全幅×全高=3395mm×1475mm×1280mm
ホイールベース=2230mm
車両重量=850kg(MT)/870kg(CVT)
駆動方式=FF
エンジン=660cc 直列3気筒DOHCターボ
最高出力=47kW(64ps)/6400rpm
最大トルク=92Nm(9.4kg-m)/3200rpm
トランスミッション=5速MT/CVT
燃費=25.2km/L(MT)/22.2km/L(CVT)
価格=179万8200万円(MT)/181万9800円(CVT)
発売日=2014年6月19日


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