パスワード再発行
 立即注册
検索

ポルシェ カイエンの最速グレード、ターボ GT開発の背景。その万能ぶりにWRCチャンプが、お前たち一体何をしたんだ? ...

2021-8-6 11:55| post: biteme| view: 1002| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:Kimura Office

摘要: BMWやアウディ、ランボに抜かれるわけにはいかない? これまで「ポルシェ カイエン」のICE(内燃エンジン)を搭載する頂点モデルである「カイエン ターボ」の最高出力は550ps、最大トルクは770Nmで、0-100km/hは4.1 ...

ポルシェ カイエンの最速グレード、ターボ GT開発の背景。その万能ぶりにWRCチャンプが、お前たち一体何をしたんだ?

BMWやアウディ、ランボに抜かれるわけにはいかない?

これまで「ポルシェ カイエン」のICE(内燃エンジン)を搭載する頂点モデルである「カイエン ターボ」の最高出力は550ps、最大トルクは770Nmで、0-100km/hは4.1秒(スポーツクロノでは3.9秒)、最高速度は286km/hだった。

しかし、昨今の超高性能SUVクラブにおけるパワーウォーズは留まるところを知らず「BMW X5M コンペティション」は625psと750Nmで0-100km/hが3.8秒、ポルシェと同じグループ内の「アウディ RS Q8」は600 psと800Nmで0-100km/h加速が3.8秒、同じく「ランボルギーニ ウルス」は650 psと850Nmで0-100km/h加速が3.6秒とカイエンを上回っており、スポーツSUVの老舗であるポルシェとしても黙っていられない状況になっていた。

そこで投入されたのが「カイエン ターボ GT」である。4リッターV8はターボ、インタークーラー、インジェクションなど吸排気系の改良によって最高出力は640ps、最大トルクは850Nmを発生。8速AT(ティプトロニックS)と組み合わされ0-100km/hを3.3秒、200m/hまでは12.2秒で加速、最高速度は300km/hに到達する。

0-100km/h加速は現行ターボよりも0.6秒短縮され、最高速度も14km/h高い。このカイエン ターボ GTの性能を証明するために、ポルシェはニュルブルクリンクの北コースでタイムアタックを行い、ラップタイム7分38秒9というSUVの世界記録を達成している。

ターボGTはクーペボディ専用で、外観の特徴はワイドになったグリル、標準装備のカーボンルーフやルーフスポイラー、トランクリッドには大型化されたエッジスポイラーが追加されている。リアはディフューザーに囲まれて2本のチタン製軽量楕円形マフラーが覗いている。また、スタンダードのターボより17mmローダウンされたPASMシャーシには22インチのピレリ Pゼロ コルサ(フロント285、リア315)が専用で装着されている。

【 カタログ情報 】
ポルシェ カイエンのカタログページを見る

公道もサーキットも乗り心地とハンドリングのバランスが絶妙

スウェーデンのゴットランドで開催された試乗会に現れたカイエン ターボ GTクーペは17mmローダウンしたスポーツシャーシに22インチホイールを履いた低く精悍な姿が印象的だ。また、インテリアはすべて専用のアルカンターラとカーボントリムで仕上げられ、ターボGTロゴが縫い込まれたヘッドレストをもつ素晴らしいサポート形状のスポーツシートが備わっている。

いつものように左手でスターターを回すと、タコメーターの針は911を思わせるような敏捷さでレッドゾーンに向けて跳ね上がる。ターボ GTのパワーはわずか90psと80Nmの増加だが、そのダイナミックな動きは数字を以上に力強く、スムーズな8速ATを介して瞬時にスウェーデンの法定速度110km/hに達してしまう。

リジリティが15%アップされた3チャンバーのエアサス、4WS、PASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)、そしてPDCC(ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム)などすべてのアプリケーションが高度に最適化されているおかげで、公道でもサーキットでも乗り心地とスポーツハンドリングのバランスの良さには驚かされた。

ポルシェのブランドアンバサダーでかつてのWRC覇者、ワルター・ロールが最初のこのターボ GTに試乗した時、そのハンドリングに驚いて開発エンジニアに「お前たち一体何をしたんだ?」と言ったビデオを見たが、試乗を通じて彼の気持ちが良く理解できた。

こうしてハイパーSUVを丸1日楽しんだ後に、正直言って心の奥では少々引っかかるものを感じていた。このカイエン ターボ GTが1km走るごとに排出する二酸化炭素の量は271g(NEFZ:メーカー公表値)という点だ。プリウスのおよそ3倍、妙な比較だがニューヨーク・リブアイステーキの1人分にも相当する。

ポルシェの今年半期の総販売台数は15万3656台で、前年同期のプラス31%と過去の記録を更新した。その主役は昨年の12%増のカイエンで、出荷台数は4万4050台であった。つまりカイエンは相変わらずポルシェビジネスの重要な牽引役だ。

買う人がいるから売れるものを作るというのはマーケティングの原理で、資本主義下の企業としては当然の行為であるが、一方でCO2ゼロのタイカンをカタログに載せ、環境への配慮を示しているポルシェの経営陣は矛盾を感じないのだろうか?

ともあれこのカイエン ターボ GTはすでにドイツですでに予約注文が始まっていて、日本でも6月末からポルシェジャパンが2725万円で受注を開始している。

※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。

【 カタログ情報 】
ポルシェ カイエンのカタログページを見る

スペック

【 ポルシェ カイエン ターボ GT 】
全長×全幅×全高=4942×1995×1636mm
ホイールベース=2895mm
車両重量=2220kg(DIN)
乗車定員=4名
駆動方式=4WD
エンジン=4.0L V型8気筒DOHCガソリンツインターボ
最高出力=471kW(640ps)/6000rpm
最大トルク=850Nm/2300-4500rpm
トランスミッション=8速AT(ティプトロニックS)
使用燃料=プレミアムガソリン
WLTC複合モード燃費=14.1L/100km(約7.1km/L)
0-100km/h加速=3.3秒
最高速度=300km/h
サスペンション=前:マルチリンク式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前:285/35ZR22(アルミホイール)
       後:315/30ZR22(アルミホイール)
車両本体価格=2725万円
※一部欧州参考値


さようなら

なるほど

共感した

ありがとう

相关分类

Archiver|携带版|BiteMe バイトミー

GMT+9, 2025-6-23 03:56 , Processed in 0.113096 second(s), 18 queries .

Powered by Discuz! X3.5

© 2001-2025 BiteMe.jp .

返回顶部