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メルセデスがゼロから開発した本気の電気自動車「EQS」の完成度は…静けさだけでも買う価値あるかも!? ...

2021-8-11 11:55| post: biteme| view: 377| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:ダイムラーAG

摘要: 初の本格的なEV専用プラットフォーム「EVA」を採用 4月に行われたメルセデス・ベンツの最新EVモデル「EQS」発表会で社長のオーラ・ケレニウスは「EQS」は今後のEVの進化方向性を決定づけるモデルであると宣言した。 ...

メルセデスがゼロから開発した本気の電気自動車「EQS」の完成度は…静けさだけでも買う価値あるかも!?

初の本格的なEV専用プラットフォーム「EVA」を採用

4月に行われたメルセデス・ベンツの最新EVモデル「EQS」発表会で社長のオーラ・ケレニウスは「EQS」は今後のEVの進化方向性を決定づけるモデルであると宣言した。確かにEQSはこれまでメルセデス・ベンツが市場に送り込んできた「EQC」、「EQV」、「EQA」、「EQB」が既存のエンジン車用プラットフォームをコンバートしたものを採用したのとは違って、初の本格的なEV専用プラットフォームの「EVA(エレクトリックビークルアーキテクチャー)」をベースにしている。

このおかげで独自のデザインや最新の高密度バッテリーの採用が可能になり、現時点で他メーカーは到達できない780kmの航続距離を実現している。このEVリフトバック・スタイルを持った高級セダンは内燃機関を搭載した「Sクラス」に代わる、ゼロエミッションカーを求めるユーザーを狙っている。

つまり、EQSのライバルはこれまでに登場した「テスラ モデルS」や「ポルシェ タイカン」ではなく、今後登場するアウディの「グランド・スフィア」や「BMW i7」のようなドイツのハイエンドEVサルーンなのだ。

スイスの試乗会に現れたEQSは、これまでの内燃エンジンを搭載したメルセデス・ベンツの伝統的なデザインと大きく異なっている。もっとも大きな変化はキャビンフォワード、すなわちボンネットの短いプロポーションで、ブラックのパネル風グリルの両側には新型Sクラスにも採用された130万個のマイクロミラーで130万画素の配光制御を実現するLEDヘッドライトが備わる。

屋外で初めて見るEQSはモノカラーのボディのためか、意外におとなしく、周囲の景色に溶け込んでいた。デザイン上のもっとも大きな特徴は同社として初のクラムシェル(貝殻のような)ボンネットで、空力特性の向上を考えて固定され、特殊工具でなければ開けることはできない。中には車内空気清浄用の巨大なフィルターなどが入っている。ウィンドウォッシャー液はドライバーサイドのパネルにある注入口から補充するのだ。

>>メルセデス・ベンツ EQAのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

Sクラスの快適性、特筆すべき静けさ、進化したブレーキ

我々が試乗したのは「EQS 580 4マチック」で、全長5216×全幅1926×全高1512mmとエンジンを搭載するSクラスより37mm長く、28mm細く、9mm低い。ホイールベースは3210mmと106mm長い。また後輪駆動モデルのCd値は0.20と記録的な低さを誇る。

前後のモーターが発生するシステム出力は385kW(523ps)、最大トルクは855Nmを発生。0-100km/hは4.3秒、最高速度は210km/hに到達する。搭載されるバッテリーのネット容量は107.8kWhで、WLTPモードの航続距離は770kmと発表されている。DC急速充電では15分で300km走行分をチャージすることが可能だ。

インテリアでは、ダッシュボードの左右一杯に広がった幅1.4mのハイパースクリーンがドライバーとパッセンジャーを圧倒する。また8コアプロセッサーと24ギガバイトのRAMを搭載し、操作に対する反応速度も素晴らしい。

ただし、周囲の明るさに自動反応するスクリーンにも関わらず、太陽光の反射が邪魔になるのはSクラスと同じで疑問が残った。搭載されるOSは最新のMBUXで、タッチあるいは「ハイ、メルセデス!」で音声入力が可能だ。後者では操作系に関わる質問、たとえば搭載されたADAS(先進運転支援システム)のスイッチの場所を聞くこともできるほか、少々ブロークンな英語の入力も受け付けてくれた。

標準装備の可変式エアマチックサスペンションは、エコ&コンフォートモードでは速度に応じて車高が自動的に調整されるが、スポーツモードに切り替えると130m/h以上では20mmローダウンして空力特性とロードホールディングを向上させる。このサスペンションシステムは非常に快適で、比較のために後日試乗したずっと軽いS500(1945kg)に勝るとも劣らない。ただし2585kgと640kgも重いEQSの場合、起伏のある路面ではふわっと浮き上がる印象があった。それ以外では路面からの突起や継ぎ目の吸収コントロールは素晴らしかった。

なかでも特筆すべきは静けさである。滑らかなサーフェイスをもったEQSのボディは100km/hを超えても風切り音のレベルが非常に低い。さらに印象的だったのはタイヤノイズの低さで、テスト車が履いていたのは265/40R21サイズのグッドイヤー イーグル F1だったが、路面の滑らかな高速道路はもちろん、ラフな表面のコンクリート道路でも路面ノイズがほとんど聞こえてこない。この静けさだけでも買う価値は十分にあると言っていいだろう。

またブレーキペダルのフィーリングも素晴らしい進化をみせた。これまでメルセデス・ベンツのPHEVはやや効き始めのポイントに不満が残ったが、最新モデルでは改善されてきており、このEQSでは高度な回生機能が組み込まれているにも関わらず非常にスムーズで確信をもって減速することができる。

EQSは「最善か無か」を目指すメルセデス・ベンツ・エンジニアリングの最初の本格的なEVへのアプローチだ。ゼロから開発した新しいアーキテクチャーのお陰で、従来のEQモデルにはない先進性と整合性をもち、妥協が少なく、非常に高いレベルでの品質も備えている。EQSはおそらく他メーカーの目指すEVの目標になるに違いない。もちろんメルセデス・ベンツは今後、このEQSを筆頭に「EQS SUV」、「マイバッハ EQS」、「EQE」、「EQE SUV」と、EV攻勢のテンポを早め、2025年から開発するニューモデルにはすべてEVプラットフォームを提供、EVとPHEVの割合は50%に達するはずである。

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スペック

【 EQS 580 4マチック 】
全長×全幅×全高=5216×1926×1512mm
ホイールベース=3210mm
乗車定員=5名
車両重量=2585kg
駆動方式=4WD
モーター最高システム出力=385kW(523ps)
モーター最大システムトルク=855Nm
バッテリー=107.8kW/h(リチウムイオン)
WLTCモード一充電走行距離=770km
サスペンション=前:4リンク式(エアサスペンション)
        後:5リンク式(エアサスペンション)
タイヤサイズ=265/40R21
0-100km/h加速=4.3秒
最高速度=210km/h
価格=13万5529.10ユーロ(付加価値税含む)
※欧州参考値


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