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【速報】新型Cクラスの実力を北の大地で試した

2014-7-17 15:00| post: biteme| view: 382| コメント: 0|著者: 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹

摘要: “本来の実力”を確認するために 果たして日本仕様はどんな仕上がりだろうか? 期待を胸に、北海道へ向かった。3月にマルセイユで開催された国際試乗会から約4ヶ月を経て、ついに日本上陸を果たした新型Cクラス。そ ...

【速報】新型Cクラスの実力を北の大地で試した

“本来の実力”を確認するために

果たして日本仕様はどんな仕上がりだろうか? 期待を胸に、北海道へ向かった。3月にマルセイユで開催された国際試乗会から約4ヶ月を経て、ついに日本上陸を果たした新型Cクラス。その国内初となる試乗会が今週初めから女満別で開催されているのだ。

とはいえ羽田空港まで向かう“アシ”として、新型Cクラスをすでに走らせていた。実は僕自身、歴代Cクラスを必ず所有してきた経緯から今回も購入し、先週の金曜日に納車されたばかり。だが僕のクルマは走行400kmに満たない状態で、各部に馴染みは出ておらずカタさが残る状態。それに比べて試乗会前に1000km以上を走行して“慣らし”ているだろう試乗車ならば、馴染みも出てカタさも取れて、“本来の実力”を確認できるはず。そんなことを思いつつ、女満別空港に降り立った。

徹底した軽量化が最大のトピック

2007年に登場した先代CクラスW204から、7年ぶりにフルモデルチェンジした新型CクラスW205。新型で最大のトピックはなんといってもボディ構造の約50%をアルミニウムとした、スチールとのハイブリッドボディの採用だろう。アウターパネルに至ってはほぼ全てをアルミ製とする徹底ぶりで、ホワイトボディの重量は先代より約70kg軽量になったという。

そんなアルミ化は、実は走らせずとも分かる。というのもドアを開けた瞬間、ドアがこれまでより軽いことが即座に分かるからだ。そして軽くなったとはいえ、ドアを閉めるとカッチリと高い剛性感を伴っているのが分かるわけだ。そうして走りだすと、早速新型Cクラスの実力の高さを垣間みることができた。

レーダーセーフティパッケージは積極的に選びたい

まずは空港から約5分の場所にあるBOSCHのテストコースで、レーダーセーフティパッケージの体験と、120km/h以上の高速試乗体験が行われた。用意されていた試乗車は、僕の愛車と全く同じ仕様でボディカラー/内装まで同一の「C200 アバンギャルド AMGライン」だった。

体験走行が用意されたレーダーセーフティパッケージとは、最近のメルセデスには全て用意される先進の安全装備。Cクラスでは既に先代のW204時代の後半から装備されていた。

それが今回、さらに進化したのがトピックス。フロントカメラがステレオタイプとなり、77Ghz(中・長距離)/25Ghz(短距離)のレーダーが5つから6つに増えた。これにより歩行者の飛び出しや横切る他車を認識するようになり、様々な方向からの危険に対処しやすくなった。

そして主たる機能であるディストロニック・プラスには、新たにステアリング・アシスト機能が加わった。前車を追従しつつ走行する時にステアリングを制御し、「部分自動運転」まで行う。実はこれ、テストコースで試す前に、羽田空港までの道のりで使ってきたのだが、特に高速道路では至極便利。羽田空港までのほとんどの区間でアクセルとブレーキを使わずに車間を維持して走行してくれるし、キツくないカーブならばハンドルに手を添えているだけで操舵をアシストする。渋滞中はなお便利だ。

そんなレーダーセーフティパッケージはC200に標準、C180にはオプションで用意されるが、オプションでも絶対に選ぶべき。たとえ積極的にディストロニック・プラスを使わずとも、もしもの時に絶対に有効に働く。様々なメーカーのものと比べても群を抜いて高機能かつ安全性の高い装備だからだ。

フラットな姿勢と高まった静粛性

テストコースでの120km/h以上の高速試乗体験では、新型Cクラスの実力の高さが遺憾なく発揮された。先代Cクラスで既に、高速道路を矢のように直進する性能は手にしていたが、今回の新型はさらに磨きがかかっている。

まず高速走行時の姿勢がパーフェクトにフラット。特に僕が試乗した「C200 アバンギャルド AMGライン」はAIRMATICと呼ばれるエアサス仕様。このモデルは高速時には車高を自動的に15mm低めて安定性を高める。このため路面へ吸い付くような安定感が生まれる。もっともそれだけサスペンションが仕事をするのは、高剛性で強靭なボディがあるからこそだ。

また注目したいのは先代よりも静粛性がかなり高まったことで、風切り音やロードノイズもキッチリと抑えている。このため高速走行時でも助手席との会話がラクにできる。ワイパーの音などもフロントガラスを透過してこない。

身体と感覚にスッと馴染む

僕は既に体感済みだが、おそらく多くの方は前ページで述べた細かなことより、走り始めてすぐクルマそのものがスッと身体に馴染む感覚に驚かされるはず。ステアリングの感触は軽く扱いやすいながらも手応えやインフォメーションがしっかりとあって、シートは身体を控えめに包み込む。だから初めて乗ってもストレスが全くない。この辺りは昔から変わらぬ“メルセデスらしさ”で、最新のCクラスでもそれは確実に継承されている。

一方で目の前に広がる景色は、とても未来的なものだ。メーターはカラー液晶を備え、フロントグラスにはヘッドアップディスプレイ(オプション)も備わる。そしてイマドキのオーガニックなラインで構成されるラグジュアリーだが決してオヤジ臭くないインテリア。アームレストの前にはタッチパッドを備える。そうした新たなデザインながらも、人に優しい感覚がしっかりと構築されているのだ。

リーンバーンターボの印象も上々

テストコースでの試乗を終え、一般道へと鼻先を向ける。走り出してすぐ装着タイヤのカタさを感じる。新型Cクラスは全グレードでランフラットタイヤを履いている。このタイヤはパンクしても一定条件下での走行を可能とするため、サイドウォールが通常よりも高剛性となる。このため路面の荒れや段差においてカタさが感じられる。これは評価の上では“もったいない”部分。ランフラットでなければもっとしなやかに路面を“いなす”はずだ。

「C200 アバンギャルド AMGライン」ではAIRMATICを備え、コンソールのアジリティスイッチによってサスペンションのダンピングが変わる。この他エンジン特性やステアリング特性なども併せて変わり、スポーツ+/スポーツ/コンフォート/エコ/インディビデュアルの5つから選べて、状況によって異なる走行フィーリングが得られるわけだ。

搭載される2.0Lのリーンバーンターボの印象も上々だ。既にEクラスに搭載される実績を持つこのユニットは、派手さはないがじんわりと良さが伝わる秀作。サウンドに主張はないが低回転から扱いやすく、踏み込んでも気持ちよく吹け上がる。もっとも普段使いでは3000回転以上は使わないだろう。184ps/300Nmのスペックはかつての3.0Lクラス。全域に渡ってゆとりを感じる。今回は燃費を意識せずに走って大体13.0km/Lくらい。おそらくエコモードで走れば軽く15.0km/L以上はいくだろう。

正直、ホッとした

こうしてワインディングを含め、丸一日走ってみて、改めて高い評価を与えることができる。やはりエアサスの乗り心地の良さとフラット感は身体を疲れにくくしていることは間違いない。そして正直、ホッとした。自分の選んだモデルは果たしてどれほどの実力か? という心配もあったわけだが、ほぼ想像通りの印象だった。

やはり新型Cクラスのベストは「C200 アバンギャルド AMGライン」と思ったのだが、実は翌日に「C180 アバンギャルド」のノーマルモデルに乗って大いに驚かされることになったのだ。

素のモデルの良さをたっぷりと感じられる

翌日に試乗した「C180 アバンギャルド」はまず、なんといってもクルマの動きがそこはかとなく軽快。これは車重が最も軽い(1490kg)上に、搭載される1.6Lターボも軽量だからだろう。

加えて効いているのが、メカニカルなサスペンション+17インチサイズのタイヤ。これによって乗り心地がとてもスッキリとしている。もっともこの17インチもランフラットなので、路面の荒れや段差には弱い。が、乗り心地とハンドリングのバランスは、まさにメルセデスの素のモデルの良さがたっぷりと感じられるものになっていた。だから、走りの質感だけで言えば、このモデルが現状のベストだ。

ベストバイを選ぶのはかなり悩ましい

しかし、実際に購入の段になると気になるのは見た目。ノーマルの「アバンギャルド」と「AMGライン」を比べると、やはり見た目はAMGラインの圧勝だ。ならば「C180 アバンギャルド」のAMGラインがベストかというと、AMGラインではタイヤが18インチとなるため、カッコは良いが乗り心地は現状で最もハードになってしまう……というわけだ。

そう考えると、見た目を気にしないなら「C180 アバンギャルド」のノーマルがベスト。一方、見た目の魅力も捨て難い方は「C200 アバンギャルド」にAMGラインをオプションで選んだ方が良いだろう。

現在の自動車のあるべき姿

とはいえ、この悩ましさこそ、今回のCクラスの実力の高さの証でもある。今回の試乗車はまだ2000kmに満たないものだったため、今後走行距離が延びれば馴染みが出て、評価もまた少し変わってくるだろう。その辺りは僕の愛車でのレポートを継続していこうと思う。

最後にまとめると、今回のCクラスを気になっている方は「ぜひ実際に試してほしい」ということだ。デザイン、メカニズム、走り、安全装備&快適装備など、全ての面で現在のこのクラスのお手本と言えるものになっているからだ。いや、新型Cクラスはそれ以上に、現在の自動車の“あるべき姿”を提示しているモデルともいえる。ぜひ一度、その姿を目にし、ステアリングを握ってみてほしい。


【 C200 アバンギャルド AMGライン 】
全長×全幅×全高=4715mm×1810mm×1430mm
ホイールベース=2840mm
車両重量=1590kg
駆動方式=FR
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHC・直噴ターボ
最高出力=135kW(184ps)/5500rpm
最大トルク=300Nm(30.6kg-m)/1200-4000rpm
トランスミッション=7速AT
JC08モード燃費=16.5km/L
車両本体価格=524万円
AMGライン・OP価格=35万円
レザーエクスクルーシブパッケージ・OP価格=64万円

【 C180 アバンギャルド 】
全長×全幅×全高=4690mm×1810mm×1435mm
ホイールベース=2840mm
車両重量=1510kg
駆動方式=FR
エンジン=1.6L 直列4気筒DOHC・直噴ターボ
最高出力=115kW(156ps)/5300rpm
最大トルク=250Nm(25.5kg-m)/1200-4000rpm
トランスミッション=7速AT
JC08モード燃費=17.3km/L
車両本体価格=467万円
レーダーセーフティパッケージ・OP価格=19万5400円
レザーエクスクルーシブパッケージ・OP価格=71万円


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