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新型BMW M3&M4は最後の純エンジンモデルらしい完成度。10段階のDSCや意外な快適性にも注目 ...

2021-3-30 11:55| post: biteme| view: 782| コメント: 0|著者: 写真:Kimura Office

摘要: ノーマルモードなら通勤の足にも使用可能 「BMW M3」のルーツは1986年にグループAのホモロゲーション用にBMWの子会社M社の手によって誕生した「3シリーズ(E30)」ベースのスポーツセダンだ。販売台数が規定の500台 ...

新型BMW M3&M4は最後の純エンジンモデルらしい完成度。10段階のDSCや意外な快適性にも注目

ノーマルモードなら通勤の足にも使用可能

「BMW M3」のルーツは1986年にグループAのホモロゲーション用にBMWの子会社M社の手によって誕生した「3シリーズ(E30)」ベースのスポーツセダンだ。販売台数が規定の500台に限定されたため、当時よくあった単なるスポイラーを後付けしたものではなく、リア部分はレース用タイヤ装着を考えてブリスターフェンダーが採用されるなど大幅にモディファイされていた。

エンジンは2リッター4気筒(M1)をベースに2.3リッターの(S14)へとこれも大幅な改良を受けて最高出力は200PSを誇った。1987年と89年にはDTMのタイトルを獲得、商業的にも大成功を納め、最終的には1万8000台が販売された。M3はその後も5世代にわたって生産され、2014年に登場した「M4」と合わせて35万台が販売された。輸出先はアメリカに続いて英国、日本は5番目に入っている。

そして今年、M3とM4が共にフルモデルチェンジを受け試乗会がミュンヘンを中心にして開催されたのだ。

用意されたモデルはM3、M4共に高性能版の「コンペティション」である。3リッター直列6気筒エンジンの最高出力はノーマルのM3とM4の480PSから510PSに、最大トルクは550Nmから650Nmに向上している。トランスミッションは6速MTに代わって8速ATで、ダイナミック性能は両モデル共に0-100km/hが3.9秒、最高速度は標準で250km/h、オプションのMパッケージで290km/hまで引き上げられる。

最初のセッションにはM3コンペティションが用意された。フロントフェイスはセダンもクーペも縦長のキドニーグリルが新採用される。フロントスカートにはグリルを挟んで大きなエアインテーク、両端にはエアカーテン用のスリットが設けられ、スポーティな表情をつくっている。

2本のリブのようなフィンが走るルーフ、ドアミラー、トランクスポイラー、ディフューザー(オプション)はカーボンに置き換えられている。内装はカーボンの他にレザーとアルミのトリムで仕上げられ、特に幾何学的なデザインのカーボン製Mスポーツシートが目立つ。これは標準シートと比べると一脚で10kg軽く、サポート性はもちろん見た目から想像するよりずっと快適である。

グリップの太いステアリングホイールのスポーク部分もカーボンプレートで、左右のスポーク部分には左にADAS、右にインフォテインメントのスイッチが並び、その上には真っ赤なM1とM2のドライブロジックボタンが顔を出している。同じく真っ赤なスターターボタンを押し、ドライブプログラムをノーマルに選択してアウトバーンへ向かう。走り出すと旧Mエンジン(S55)よりも滑らかな回転に気づく。おそらく燃料噴射圧が200バールから350バールへ高められたので、適正な燃焼が行われているに違いない。

8速オートマチックはほとんどショックを感じさせないままシフトアップを続け、トップギア、160km/hでのフラットで快適なクルージングに移る。シャーシは締め上げられているが、荒れた路面でも角の取れた乗り心地で、ウィークデイの通勤の足として十分に使用可能だ。

ACCを含む、最新のADAS(先進運転支援システム)も装備しているので、渋滞時にイライラすることもない。バイエルンの見通しの良いワインディングロードではスポーツモードを選択してダイナミックドライブを堪能することができた。M3コンペティションはスポーツセダンの規範に相応しい本領をみせてくれた。

最後の純内燃機関搭載モデルに相応しい完成度

M4クーペのテストに用意されていたのはM社がドライバートレーニングを行っているマイザッハコースであった。全長21kmで2本の直線をいくつかのコーナーで繋いだ変形オーバルサーキットである。まず、M3とM4はほとんど同じセッティングで、今回M4をサーキットに持ち込んだのは、単にロジスティックな問題であるという説明を受ける。

M4の印象はやはりパーソナルなスペシャリティカーで、コントロール可能な弱アンダーステアでコーナーをクイックにクリアしていく。ステアリングへの路面からのインフォメーションは確かで、改善されたサスペンションの各ジョイント部、ボディの部分剛性の向上によって、まさに手首の動きで操舵している感覚だ。

こうした基本特性に加えてコンペティションにはMドライブ プロフェッショナルが標準装備される。それはセンターコンソールにあるMモードスイッチを「トラック」に、続いて好みに応じてDSC(横滑り制御)を10段階にすることで、異なるドリフトアングルを楽しめる。正直に言うと、最初は「10段階?」とやや懐疑的だったが、結構ハマって楽しめてしまった。

「Mドリフトアナライザー」や「Mラップタイマー」は走行データから走行を評価、ラップタイム向上への道を開いてくれる。

M3とM4は長年の歴史と積み重なったノウハウが詰まったスポーツセダン/クーペで、最新モデルは多くの電子デバイスによってさらに洗練された楽しみが増えたが、基本的にはこのカテゴリーの頂点に立つ実力をもっていた。おそらく、今回で、最後の純内燃機関搭載モデルとなるM3とM4の、ラストに相応しい完成度と言えるだろう。

ドイツでの価格は480PSのノーマルM3が8万2500ユーロ(約1070万円)、M4は8万4000ユーロ(約1090万円)で、今回テストした510馬力のコンペティションモデルは7000ユーロ(約90万円)高となる。

M3とM4にはさらなるバリエーションが用意されており、今夏には両モデルとしては初めてM xDriveを組み込んだ4WD仕様が登場。コンバーチブルも来年には登場するはずである。

※日本価格
M3コンペティション:1324万円
M3コンペティション トラックパッケージ:1436万円

M4クーペ:1298万円
M4クーペ コンペティション:1348万円
M4クーペ コンペティション トラックパッケージ:1460万円

レポート:Alex Ostern/Kimura Office

※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。

スペック例

【 BMW M3 コンペティション】
全長×全幅×全高=4805×1903×1435mm
ホイールベース=2855mm
車両重量=1730kg(DIN)
乗車定員=5名
駆動方式=FR
エンジン=3.0L V型6気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=375kW(510ps)/6250rpm
最大トルク=650Nm(66.3kg-m)/2750-5500rpm
トランスミッション=8速AT
使用燃料=プレミアムガソリン
WLTCモード燃費=10.2-10.0L/100km
0-100km/h加速=3.9秒
最高速度=250km/h(Mドライバーズパッケージは290km/h)
サスペンション=前:ダブルジョイントストラット式
        後:5リンク式
タイヤサイズ=前:275/35R19(アルミホイール)
後:285/30R20(アルミホイール)
車両本体価格=1324万円
※一部欧州参考値


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