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約1億3000万円の「日産 GT-R 50 by イタルデザイン」の量産試作車に乗った。スーパースポーツの仲間入りは果たせたか? ...

2021-4-6 11:55| post: biteme| view: 233| コメント: 0|著者: 写真:Kimura Office

摘要: カーボンボディやエンジンの換装に6週間以上 2018年7月12日のグッドウッドに突然姿を現した「日産 GT-R 50」は、ちょうど50周年を迎えようとしている「スカイライン GT-R(PGC10)」誕生と同じ年に創立された、イタ ...

約1億3000万円の「日産 GT-R 50 by イタルデザイン」の量産試作車に乗った。スーパースポーツの仲間入りは果たせたか?

カーボンボディやエンジンの換装に6週間以上

2018年7月12日のグッドウッドに突然姿を現した「日産 GT-R 50」は、ちょうど50周年を迎えようとしている「スカイライン GT-R(PGC10)」誕生と同じ年に創立された、イタルデザインとのコラボレーションで完成したスペシャル記念モデルだ。当初はイタルデザインのラインで50台が限定生産される予定だったが、悪しくもイタリアに吹き荒れたCOVID-19によって計画が大幅に遅れてしまった。今回ようやく生産体制が整い、最初の量産試作車が完成、短時間ではあったが試乗するチャンスがやって来た。

ニッサンGT-Rは世界でも珍しい長寿なスポーツカーである。このような例はドイツでは「ポルシェ 911」、アメリカでは「シボレー コルベット」ぐらいしか存在していない。それがこのコラボレーションが誕生した理由でもあるだろう。

試乗会はトリノにあるイタルデザインの製造ライン見学から始まった。まず、日本からベースモデルが到着、最初の工程で交換される部品の取り外し(主にボディパネル)が行われる。その間にカーボン製のボンネット、ルーフ、リアデッキスポイラーなどの外販パーツが持ち込まれ、ベースモデルに組み付けられていく。そして心臓部のレーシングエンジンが搭載されるが、作業は丁寧で、全生産工程が終了するには6~8週間が必要であると担生産当者は語る。

工場見学を終えて外に出ると。試乗テスト用のGT-R 50が待っていた。外装色はミントグリーンで、エンジニアによればホモロゲーションテスト用だというこの車両は、すでに南イタリアの超高速テストコース「ナルド」をはじめ、一般公道ではアウトストラーダやドイツのアウトバーンで最終セットアップを終えているという。

改めて観察するが、外観デザインはジウジアーロ(イタルデザインを創設したデザイナー)の好むカミソリで切り取ったようなシャープな面とエッジで囲まれたボディが特徴だ。小型化されたヘッドライトには4本のLEDデイドライビングライトが並ぶ。ピアノブラックに塗装された大きなフロント開口部は凄みを増している。

ボディは完全にカーボン製に置き換えられており、低められたルーフと上下に薄いサイドウインドウがキャビンを小さく見せ、スポーツカーのシルエットをつくり出している。圧巻はリア部分で、バブルルーフから押しつぶされたように続くリアウインドウや、巨大なウイングとピアノブラックのリアフィニッシャーによって、後続車にスーパーカーらしい雰囲気を与えることに成功している。ただし、丸型4灯のリアライトはGT-Rのアイコンとして残されている。

問題はベースのGT-Rの基本設計が15年経っていること

5cm低められているルーフを気にしながらキャビンに潜り込み、4点式シートベルトを締めあげる。上下に薄いフロントガラスからの眺めはまるでレーシングカーだ。スターターボタンをプッシュするとカーボン製ディフューザーから突き出た2本のマフラーカッターから豪快なエグゾーストサウンドが響き渡る。

搭載されるエンジンは3.8L V6ターボだが、イタルデザインのエンジンスペシャリストの手によってソフトウエアに手が加えられ、インタークーラーとターボもGT3で使われるものに置き換えられている。

その結果、最高出力は600PSから720PSに、最大トルクは652Nmから780Nmにパワーアップ。残念ながらデモカーゆえにサーキットのテストは不可能だったので、今回はアウトストラーダへ乗り込む。専用のミシュランタイヤが温まったのを見計らいスロットルを踏み込むと、200km/hを超えても踏みしろは十分に残っている。おそらく最高速度はベースモデルの公称値315km/hを超えるのだろう。

頼もしいのはこのパワーに最適化された4WDシステムで、超高速域でも素晴らしいスタビリティを見せてくれる。さらに大型化されたブレンボ製のディスクブレーキは制動力、コントロール性も確か、トリノ郊外にある残雪の見える山間のワインディングロードでも接地性は高く、コーナーでは驚くほど敏捷なフットワークを見せる。

一方で、ドライブロジックをコンフォートに合わせれば意外なほど快適で、トリノ市街地のラッシュアワーではイージードライブも可能だった。

GT-R 50はイタルデザインの手によって、デザインやパワートレーンがアップグレードされたことで真のスーパースポーツカーの仲間入りができるところまで到達した。それは99万ユーロ(1億2900万円)という価格が象徴している。

ただし問題はベースになっている「日産 GT-R 」がフェイスリフトこそ何度か行われたものの、基本設計はもはや15年も経過している点である。まあ50台限定のラストエディション、コレクターズアイテムと考えれば納得できないことはない。

レポート:T. Geiger/YK/Kimura Office

スペック

【 日産 GT-R 50 by イタルデザイン 】
全長×全幅×全高=4784×1992mm×1316mm
ホイールベース=2780mm
駆動方式=4WD
乗車定員=4名
エンジン=3.8L V6 ガソリンツインターボ
最高出力=720ps/7100rpm
最大トルク=780Nm/3600-5600rpm
トランスミッション=6速DCT
使用燃料=プレミアム
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン式
後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前255/35R21、後285/30R21
ドイツ価格=99万ユーロ(約1億2900万円)
生産台数=50台
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