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SクラスのEV版「メルセデス・ベンツ EQS」に乗った! その高級感はテスラなどのライバルを圧倒している ...

2021-4-23 11:55| post: biteme| view: 636| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:Kimura Office

摘要: Sクラスを超える快適空間と近未来的な装備の数々 「EQS」は全長5.22m×全幅1.93m×全高1.51m、ホイールベース3.21mと「Sクラス」のロングバージョンとほぼ同じサイズだが、トランクルームのノッチがないワンモーショ ...

SクラスのEV版「メルセデス・ベンツ EQS」に乗った! その高級感はテスラなどのライバルを圧倒している

Sクラスを超える快適空間と近未来的な装備の数々

「EQS」は全長5.22m×全幅1.93m×全高1.51m、ホイールベース3.21mと「Sクラス」のロングバージョンとほぼ同じサイズだが、トランクルームのノッチがないワンモーションデザインが与えられている。大きなハッチゲートをもつトランク容量は通常で610L、リアシートのバックレストを倒すと最大で1770Lとなる。

つまりリアシートにお客さまを迎えるSクラスと違って、EQSはプライベートオーナー向けなのだ。理由は簡単、トランクルーム(荷室)と繋がっているリア空間はライフスタイル向けでスポーツグッズなどかさばる荷物の搭載には便利だが、きちんと仕切りのある3ボックスセダンに比べて騒音や空調などは大きく劣る。ロールス・ロイスやマイバッハなどの高級車が常に独立したトランクをもつのはそのためだ。

同乗試乗のインプレッションを進めよう。ボディはチーフデザイナーのゴーデン・ワーゲナーが「プログレッシブラグジュアリー」呼ぶ、エッジをもたない滑らかなサーフェスが際立つ。その前面投影面積は2.51平方メートル、Cd値は0.20と量産モデルとしては世界最良のレベルに達している。

ただし不可解なのはここまで空力に拘ったデザインにも関わらず、価格が半分以下の「ホンダe」でさえ標準装備しているリアビュー電子カメラがない。社長のオーラ・ケレニウス自らの説明によると、顧客がまだ車内モニターに慣れていないという理由や、ドアミラーを電子カメラに代えた場合の空力特性の改善による航続距離延長よりも、カメラの電力消費量の方が大きいからだという。

さらにもう一点、ドライバーの視線を監視する装備によって、後述する助手席専用画面をドライバーが横から2秒以上注視していると、その画面が消えてしまう。この誤操作を回避するためにもダッシュボードにドアミラー画面をレイアウトできないのだ。

また、EQSのフロントフードの下には、従来のEVのような充電ケーブルを置く小さなトランクも補器類も見当たらない。代わりに600gの活性炭が詰まったおよそ60x41x4cmサイズの空気清浄フィルターが搭載されており、キャビン内の補助フィルターとともに、車外から入り込む臭いやPM2.5、NOx(窒素酸化物)、SO2(二酸化硫黄)を除去する。EQSは先に発表されたSクラスを超える快適空間なのだ。

ダッシュボードはエキサイティングな未来空間である。車幅いっぱいに広がった全長1.4mのハイパースクリーンは、使い古された表現だがまさにSFの世界に入り込んだようだ。画面は3枚で構成され、ドライバーの正面はADAS(先進運転支援システム)を含む運転情報、中央がナビやエンターテイメント、助手席正面にも専用のモニターが用意されている。すべての操作はフィードバック機能付きタッチ入力、あるいは音声入力だ。

テスラをはじめとするライバルを高級感で圧倒している

今回の発表では、EQSにはワンモーター後輪駆動の「EQS450+(プラス)」と、2モーター4WDの「EQS 580 4マチック」の2グレードが用意される。

400Vのシステム電圧をもつ電池は先に発売された「EQC」よりも26%高効率で、容量は107.8kWhだ。バッテリーマネージメントはOTA(無線)でアップデート可能である。

システム出力はEQS450+が245kW(333PS)、EQS580 4マチックは385kW(523PS)、最大トルクは568Nmと855Nmを発生する。0-100km/h加速は6.2秒と4.3秒、最高速度はともに210km/hに制限される。WLTP航続距離は後輪駆動のEQS450が最大で770km。これは高出力の電池だけでなく、ブレーキ回生はもちろん、ナビやクルーズコントロールでの車間維持におけるインテリジェント回生システムの緻密な制御のおかげだ。

充電は22kWの交流あるいは200kWの直流電源に対応している。後者のスーパーチャージャーでは15分間の充電で300km(WTLP)の距離が稼げる。興味深いのは日本版のEQSは相互電力供給システムが採用され、スマートグリッドに送電することも可能になる(※日本のV2Gはまだ実証事業段階)。

床下に重いバッテリーを搭載したことによって、EQSの走りは快適な乗り心地であるにも関わらず、ロールが少なく終始安定している。ノイズも非常によく抑えられており、特殊な防振ウレタンで囲まれた電気モーターのうなり音も、タイヤノイズや風切り音も気にならなった。加速時などに官能的な人工サウンドをキャビンに響かせることもできる。

EQSには後輪ステアが採用され、アウトバーンでの高速安定性や街中での取り回しを向上させている。シャーシはエアサスが標準となるほか、AIとの連係プレイが特徴で、たとえば住宅地にあるスピードバンプの位置をGPSで記憶して、二度目に通過するときには事前にダンパーをソフトなセッティングに変えてショックを和らげることができる。

メルセデス・ベンツはこのEQSでEVの領域でもプレミアムブランドであることを証明したと言える。ハイテックの領域では定評のあるテスラを始め、他のEVモデルを間違いなく圧倒している。ただし残念なのはドイツ国内の法的制約によって、「ホンダ レジェンド」が搭載しているレベル3相当の自動運転システムを装備していない点である。

このEQSのドイツおよびヨーロッパにおける市場導入は2021年8月からで、その後アメリカ市場と続き、中国や日本などでの発売はやや遅れて2022年1月から始まる。価格はまだ発表されていない。

※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。


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