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新型ポルシェ 911 GT3はサスペンションと空力の変更で新次元へ。GT3モデル最後のピュアエンジンか? ...

2021-4-27 11:55| post: biteme| view: 691| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:Kimura Office

摘要: ダブルウィッシュボーン化とスワンネック式ウイングの採用 最新の「ポルシェ 911 GT3」のもっとも大きな特徴はモータースポーツからの惜しみない技術供与である。中でもフロントサスペンションがストラットからダブ ...

新型ポルシェ 911 GT3はサスペンションと空力の変更で新次元へ。GT3モデル最後のピュアエンジンか?

ダブルウィッシュボーン化とスワンネック式ウイングの採用

最新の「ポルシェ 911 GT3」のもっとも大きな特徴はモータースポーツからの惜しみない技術供与である。中でもフロントサスペンションがストラットからダブルウィッシュボーンへ変更されたこと、ウイングが「スワンネックタイプ」となった2点がこれまでにない進化と言って良いだろう。

ダブルウィッシュボーンはキャンバー角の変化が少なくタイヤの接地面が確保されるので安定したグリップ力が得られることで知られている。スペースが必要な点と重量が嵩むという難点があるがリアエンジン・リアドライブの911ではスペースはそう問題にならず、およそ4kgと言われる重量増に対してはトータルでの軽量化で対処している。

一方、これまでリアウイングは下から支えられてきたが、これは妥協の産物だった。ダウンフォースはウイングの角度だけではなく、下面を流れる空気の速度で得ることができるからである。もちろんウイングを立てても下向きの力を働かせることはできるが、それでは空気抵抗が大きくなってしまう。

モータースポーツの世界では数年前から白鳥の長い首のようなステーでウイングの上部を固定する方式が採用されている。もちろんそれだけ構造は複雑で、これまで市販車には採用されていなかったが、ポルシェは今回のGT3で他に先駆けて標準装備とした。おかげで旧モデルに比べると標準位置で50%、最大で150%増しのダウンフォースが発生するようになった。

一方、エンジンはこれまで通り自然吸気の4リッター水平対向6気筒だが、独立したスロットルバルブを持ったインテークとバルブシステムの改良によって最高出力は510PS/8400rpm、最大トルクは470Nm/6100rpmへと向上している。組み合わされるトランスミッションは今回から6速MTと7速PDKが差額なしで選択可能で、0-100km/h加速は前者でMTが3.9秒、PDKが3.4秒、最高速度はMTが320km/h、ATが318km/hと発表されている。6速MTの利点は最高速度と20kg軽量なことくらいだが、敢えてスパルタンな仕様を求めるオーナーに向けたポルシェのプレゼントと言ってもいいだろう。

ピュアガソリン仕様最後のGT3になる可能性

試乗会は中部ドイツにあるビルスターベルク・サーキットで行われた。19のコーナーをもった4.2kmのテクニカル・コースはジャーマン・カー・オブ・ザ・イヤーなどのイベントで何度か走った経験がある。4点シートベルトで身体をスポーツシートに固定して、スターターを回すとボクサーエンジンは瞬時に目覚め、僅かなスロットルペダルの動きにも遅れることなく、淀みなく回転が上がる。スピードメーターのデジタル表示は読み取れない速度で上昇して行く。それにしても速い、あっという間に200km/h、なんという加速感だろう!

完熟走行中なのを思い出してすぐに速度を落とす。運転席からは911の利点である良好な視界が広がっている。これはGT3が一般道でも活躍できる利点の一つだ。このモデルからはサーキット走行を考慮して正面のモニターにトラックスクリーンと呼ばれる必要な情報だけを表示するメニューが追加されている。

前後のバネ・レートはそれぞれ45→100N/mm、120→140N/mmへと上がったサスペンションのお陰でさぞハードな印象かと思ったが、意外に落ち着いた動きだった。開発担当に確認すると、スタビライザーが柔らかめな設定になっているという。新たに採用された「ミシュラン パイロット スポーツ カップ 2 R」タイヤとの組み合わせもあり、コーナーをはじめ様々なシチュエーションで路面に吸い付くようなロードホールディングが感じられる。

ポルシェ911の楽しみはドライバーの技量に関係なくダイレクトなドライバビリティで運転の楽しみを感じさせてくれることだ。GT3ではさらに、スロットルペダルに直結しているようなミリ単位の動きに反応するボクサーエンジン、路面コンタクトを掌に伝えるステアフィール、踏力に応じて最適でコントローラブルな制動力を発揮するブレーキが加わり、ドライバーにコミュニケーションを楽しませてくれる。

これこそがGT3に乗るたびに素晴らしいと感じさせるところで、ニューモデルが出ると「もはやこれ以上のものは出ないだろう」と思わされつつ、新型が出るたびにそれが覆されてきたわけだ。しかし今度こそ、これ以上のものは出ないかも知れない。さらに厳しくなる排気ガス規制や行政による内燃機関の締め出しを受けて、7代目はピュアガソリン仕様では最後のGT3になる可能性があるからだ。

ポルシェジャパンが発表した価格は7速PDKも6速MTも、右、左どちらのステアリングでも追加料金なしの2296万円で、4月7日から受注が始まっている。

※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。

スペック

【 911 GT3 】
全長×全幅×全高=4573×1852×1279mm
ホイールベース=2457mm
駆動方式=RR
車両重量(DIN)=1435kg(MTは1418kg)
乗車定員=2名
エンジン=4.0L水平対向6気筒 DOHCガソリン(ドライサンプ)
最高出力=375kW(510ps)/8400rpm
最大トルク=470Nm/6100rpm
トランスミッション=7速DCT(PDK)/6速MTも設定
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前:255/35ZR20
       後:315/30ZR21
使用燃料=プレミアム
0-100km/h加速=3.4秒(MTは3.9秒)
最高速度=318km/h(MTは320km/h)
価格=2296万円


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