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ルーテシアGT。1.2直4ターボのライトチューン版

2014-7-22 11:00| post: biteme| view: 646| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:菊池 貴之

摘要: ルノーはもっと売れてもいい! いきなり味気ない話をするが、クルマの販売台数というのは、そりゃハード面の出来栄えも関係するが、店舗数およびセールス担当の人数に大きく左右される。いいクルマでも店が少なけれ ...

ルーテシアGT。1.2直4ターボのライトチューン版

ルノーはもっと売れてもいい!

いきなり味気ない話をするが、クルマの販売台数というのは、そりゃハード面の出来栄えも関係するが、店舗数およびセールス担当の人数に大きく左右される。いいクルマでも店が少なければ多くは売れないし、ダメなクルマでも多くの店で大人数が売ればそれなりに売れる。見回せばあるでしょう、なんであんなのがヒットするんだ? ってクルマ。

その点、内容を見ればもっと売れるべきと感じるのが近頃のルノー。ルーテシアはグッドデザイン&高効率のパワートレーンのコンパクトハッチだし、ルーテシアの中身に流行りのクロスオーバータイプのボディを被せたキャプチャーもしかり。常に安定した売れ行きを誇るカングーは定期的にテコ入れされ、先日はルーテシアと同じ1.2L直4ターボエンジンと6速MTが載った。これなんてマニアは大喜びのはず。

ノーマルベースのスポーティなルーテシアGT

従来マニア受けするモデルには事欠かなかった反面、多くの人に薦めるモデルが少なかったルノーだが、近頃は初心者も戸惑わずマニアも喜ぶモデルが高打率で登場するようになった。僕に言わせれば、クルマを選ぶ際、つい忘れがちだがぜひとも思い出したいブランドの最右翼だ。

そんなルノーの最新モデルがルーテシアGT。これまで、ルーテシアは大きく分けて1.2L直4ターボエンジンを積むノーマルモデルと、1.6L直4ターボエンジンを積み、足まわりにも大幅に手が加えられたルノースポールがあった。いずれも6速デュアルクラッチ・トランスミッションを採用する。GTはそれらの中間に位置するモデル。ノーマルをベースに、足まわりを大幅に強化した。フロントサスのレートを40%、ダンパーの減衰力を30%、それぞれ高めたほか、リアに日本未導入のエステート(ワゴン)から流用したノーマルより太いスタビライザーを採用。

排気音やエンジン特性もチューン

いっぽうで1.2Lエンジンとトランスミッションはそのまま。排気音も専用のチューニングが施され、音量自体は大したことないが、回すと「クォーン」といい音がする。また、これまでルーテシア・ルノースポールの専用装備だったエンジン特性を切り替えられる「R.S.ドライブ」が備わる。ただし、ルノースポールにある「レース」はなく、「ノーマル」と「スポーツ」の2モードから選ぶタイプ。

専用のロゴやフロントバンパー、ルノースポールと同じリアスポイラー、17インチタイヤ&ホイールなど、ちょいちょい専用パーツで加飾され、見た目もノーマルとルノースポールの中間にあって若干ノーマル寄りといったところ。元の良いデザインを壊さない上手なモディファイだと思う。

欧州車のセオリーを知っている

では、GTの仕上がりはどうか? 結論から言ってしまえば、素晴らしいクルマだ。というのも、近頃ターボエンジンが全盛で、小さいクルマも大きいクルマも前のモデルよりもハイパワーとなって出てくる。同時に燃費も向上しているし、それはいいことなのだが、ハイパワーが要らない、または似合わないクルマまでハイパワーというケースも見られる。「お前までそんなにシャカリキになって走れというのか!」と言いたいこともある。

本来、ヨーロッパ車は安易にパワーを上げなかった(その代わりハイパワー化するときには徹底的にしてきたが)。エンジンに手を入れる前に足まわりに手を入れるのがセオリーだった。ルーテシアGTは、そんなかつてのヨーロッパのセオリーにのっとったクルマだ。

箱根の山道での走りは?

そうは言ってもルーテシアのエンジンは最高出力120ps/4900rpm、最大トルク19.4kgm/2000rpmと十分元気なのだが、フロントを中心に引き締められたGTの足まわりは、箱根の山道でクルマを右へ左へ揺さぶってみても、平然と横Gを受け止めてくれる。ボディ剛性もノーマルより明らかに高い。絶大なる信頼を寄せてクルマを走らせることができる。

R.S.ドライブを「スポーツ」に切り替えると吹け上がりはいくぶんシャープになって、パドル操作の楽しみが増す。ATセレクターを横にずらしてマニュアルモードにしていても、エンジン回転が5000rpm手前に達すると、自動的にギアアップしてしまうのは興ざめだが、しばらく走って感覚をつかんだら、そろそろだなと自分でギアアップできるようになる。

259万円は競争力のある価格

あとルノースポールでも感じたことだが、このATは操作に対する反応(特にギアダウン時)と変速のダイレクト感が物足りない。街中を走っているときにはこれでいいのだろうが、ルノースポールやGTと名乗る場合、変速ショックが伝わったとしても反応速度を大事にしてほしい。

気になるのはそこだけ。イカすスタイルでありながら実用性の高いパッケージに、そこそこ活発な動力性能を十分に受け止めるシャシー。259万円と競争力のある価格。こんなにほどよいルーテシアはない。あ、アイドリングストップはほしいな。

ルーテシア GT 主要スペック

全長×全幅×全高=4095mm×1750mm×1445mm
ホイールベース=2600mm
車両重量=1210kg
駆動方式=FF
エンジン=1.2L 直列4気筒DOHC 直噴ターボ
最高出力=88kW(120ps)/4900rpm
最大トルク=190Nm(19.4kg-m)/2000rpm
トランスミッション=6速DCT
タイヤサイズ=前後205/45R17
価格=259万円
発売日=2014年7月10日


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