気持ちよくないはずがない!------ BMWに新たに設定された“2シリーズ”の最強モデル「M235i」は、走りが最高に気持ちいい1台だった。1シリーズのクーペ版である2シリーズだけに、ボディサイズは全長が4470mmとコンパクトな部類。ここに最高出力326ps/最大トルク45.9kgmを発生する3リッターの直6ターボ・エンジンを搭載しているのだから、気持ちよくないはずがない! しかも素晴らしいのは、このエンジンに組み合わせられるトランスミッションにおいて、6速MTがチョイスできること。今回、実際に6速MT搭載車に試乗したわけだが、そもそも猛烈に気持ちいい直6ターボのサウンドを、まるで指揮者がタクトを振るようにシフトを操り音を奏でるこの感覚は、何ものにも代え難い魅力だ。 さらにウットリとできるのは、エンジン+トランスミッションのサウンドや感触の素晴らしさだけでなく、ステアリングフィールをはじめとしたシャシーの味付けが最高なこと。試乗場所となったTOYO TIRESターンパイクの路面が極めて滑らかに感じるほどフラット感を保ち続け、コーナーでは洗練されたロールによる美しいコーナリング姿勢を作りだす。 そんな風にして生み出される走りはまさに、“言うことなし”の優れたもの。また、そうした感覚が丁寧に作り込まれた操作系から提供されている点は、日本車にはない世界観といえる。価格は高いが、見て触れて乗ってみると確かに価格以上の価値があると思える1台。イマドキこれほど走りにウットリできるとは……、まさに現代の奇跡といえるクルマだ。 もはやM3は不要か!?【インプレッション動画】 |
GMT+9, 2025-4-30 15:51 , Processed in 0.123754 second(s), 17 queries .
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