1730kgのボディに5気筒400PSエンジンを積むSUV2020年12月上旬、静岡県の富士スピードウェイにて、アウディ「RS Q3」に編集が試乗しましたので、レポートします。 アウディ RS Q3は12月8日から全国のアウディディーラーで販売されている、アウディ「Q3」のハイパフォーマンスモデルです。 搭載されるパワートレーンは今では珍しい直列5気筒DOHCターボで「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」の2.0~2.5リッターカテゴリーで9年連続でベストエンジン賞に選出されたエンジンと、電子油圧制御式の多板クラッチによって前後アクスルにトルクが可変配分されるアウディのフルタイム四輪駆動システム「クワトロ」が組み合わされています。最高出力は400PS、最大トルクは480Nmで1730kgの重量級ボディですが0-100km/h加速タイムは4.5秒と公表されています。 Q3より車高が10mm低いRS用サスペンション、RS専用ハニカム形状のラジエターグリルやリアディフューザーなどを装備し、特徴的なブリスターフェンダーが力強く見えますが、直線的なキャラクターラインによってグラマラスというよりは全体的にシャープでスマートな印象です。 サーキットではオプションの可変ダンパーが重いSUVに効果的試乗は富士スピードウェイにて、アウディのインストラクターの先導車のもとアウトインラップの2ラップと速いペースでの走行の2ラップの計4ラップ、ESCはON限定で行われました。当日は他に「RS3 セダン」、「TT RS」、「RS5 SB」、「R8 LMS」と比較試乗をすることができました。 RS Q3と同じプラットフォーム、パワートレーンを採用するRS3セダンとの比較では、130kg軽く、225mm低いセダンが、加減速Gの大きさや重心の低さによるメカニカルグリップ含め、絶対的なラップタイムではアドバンテージがありますが、SUVであるRS Q3でもドライバーは大きなストレスを感じることもなく、5気筒エンジンのサウンドとともにサーキットでの限界領域を楽しむことができました。ESPの介入は若干早めですがターンインからアウトまで挙動が穏やかで、4WDのSUVにありがちなアンダーステアに悩まされることもなく、サーキット以外の日常のワインディングから雪道などでも安定した走りができそうです。サーキットやワインディングを積極的に走らせたいドライバーには、基本的には重心が高くロール量の多いSUVですので、17万円でオプションの減衰力を電子制御するRSダンピングコントロールサスペンションは装備したいアイテムではないでしょうか。 ラゲッジも広めのRS Q3は、街中から雪道やサーキットまで1台でこなせるオールラウンダーとして、生活での活躍の場を広げそうです。 スペック例【 アウディ RS Q3 】 |
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