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アウディのコンパクト高性能SUV・RS Q3は走りもデザインもベビーウルスだった

2020-2-19 02:00| post: biteme| view: 850| コメント: 0|著者: 文:五味 康隆 /写真:アウディ ジャパン

摘要: ハッチバックのAMG A45に迫る走りのレベル 日本にはまだ新型「Q3」すら導入されていないが、そのハイパフォーマンスモデルの「RS Q3」と「RS Q3スポーツバック」に真冬のスウェーデンで触れることができたので紹介し ...

アウディのコンパクト高性能SUV・RS Q3は走りもデザインもベビーウルスだった

ハッチバックのAMG A45に迫る走りのレベル

日本にはまだ新型「Q3」すら導入されていないが、そのハイパフォーマンスモデルの「RS Q3」と「RS Q3スポーツバック」に真冬のスウェーデンで触れることができたので紹介しよう。

先代のRS Q3は、アウディのSUVモデル(Qシリーズ)のなかで2014年に初めてRS基準で仕上げられたモデルで、今のところRSが設定されるのはQ3のみだ。ただ、ランボルギーニの「ウルス」とベースを共有する「RS Q8」の発売が控えており、そちらの走りも楽しみになってきた。

話を戻そう。Q3のコンパクトで強靱なボディは、サーキットドライブを含めてRSモデルが要求するパフォーマンスに耐えうるもので、今回はアグレッシブな走りをアピールできる雪上での試乗となった。

新型RS Q3の走りは一言で言えば凄まじい。走行モードをダイナミックにしたときの一体感、自由自在感がとても高いとも言える。最近ではハッチバックの「メルセデスAMG A45」が4WD×機械式ベクタリング機構を導入してコンパクトカーらしからぬ運動性能を実現したが、RS Q3はSUVでありながら、A45に迫るというか、乗り味でも近いレベルの走りを見せる。アウディが鍛え上げたマルチプレート式電子制御のクワトロシステム×電子制御サスペンション×賢い先読み制御が効いている印象だ。

雪オンリーの一般道とテストコースで試乗した限りで言えば、SUVという概念を忘れたほうがいい。事実、テストコース環境では、その動きからSUVではなく、コンパクト5ドアハッチのような感覚で運転していたのだ。

見た目の迫力も一体感のある走りも“ベビーウルス”

パワーソースは先代モデル同様の2.5L直列5気筒エンジン。中身は大幅に改良されて、アルミクランクケースだけで18kg、エンジン全体では26kgも軽量化され、17%向上した400psの最高出力と、480Nmの最大トルクを4輪駆動システムで路面に伝える。車両重量は1715kg(スポーツバックは1700kg)となり、0-100km/h加速は4.5秒の俊足だ。

ボディは先代比で全長が9mm長い4506mm。全幅も11mm広がった1851mm。全高は7mm高い1602mmだが、スポーツバックは45mm低い全高1557mmとなる。

外観は専用グリルやブーメラン状のエアインテークを採用した迫力の顔つき。リアの大型楕円形マフラーや、スポーツバックではワイド感を強調する水平方向のアクセント造形も加えられている。室内ではハニカムパターンのスポーツシートやRSレザーステアリングなどが奢られる。ボディカラーのせいもあるが、タイヤ周りが大きく張り出して腰下にボリューム感が出たことによってランボルギーニのSUVモデルを彷彿させる“ベビーウルス”的な迫力を醸し出している。

氷雪路面×スタッドレスという環境では正確な判断は難しいが、シャシーはノーマルより1cm車高が下がる専用サスペンションが装着されているものの、走行モードを「オート」にして走る限り、スポーツカーとしては快適なレベルだ。一方、走行モードをダイナミックにすると、乗り心地を含めて豹変するので注意が必要。このように走行モードで乗り味が大幅に変わる特性も、ベビーウルスと表現したくなる部分と言える。

一番わかりやすいところではハンドルの重さが変わる。グリップレベルの高い路面でのフィーリングを追い求めたせいか、ノーマルだと雪道ではハンドルが軽すぎて路面状況やグリップ変化が掴みにくい面もあるが、ダイナミックモードにするとその症状は改善して一体感が格段に高まるのだ。

エンジンの反応も大幅に鋭くなり、意思に直結したような吹け上がりをみせる。1→2→4→5→3という特殊な点火順序で燃焼する5気筒エンジンは不等長振動や音、脈動感が妙に心地よく、回転を上げるほどに排気音の粒が揃う印象だ。音質はV型らしいアメリカンサウンドと吹け上がり重視のスカッとしたヨーロピアンサウンドの中間的なイメージ。

リアを滑らせるのも自在。運転が上手くなった感覚を味わえる

最も特筆したいのは4WDシステムだ。油圧を上げた電子制御多板クラッチが前後の拘束力を高め、クルマ全体の一体感も高まり、たとえ滑っていても常にクルマをコントロール下に置ける感覚がある。スバル「WRX STI」の4WDの感覚に似ているというか、ボディのシッカリ感に加えて、4つのタイヤを駆動系でガッチリ繋げて、自由自在感を高めたような感覚だ。

その先でシステムを操る電子頭脳の賢さにも驚く。各センサーの情報を使った予測制御によるタイヤを滑らせない制御が上手く、アクセルを踏み切れるし、自由自在にクルマが動く。しかもダイナミックモードで横滑り防止装置をスポーツもしくはオフにすると、滑らせながらも破綻しない制御まで入った感まであるのだ。

そのフィーリングは、運転が上手くなった感覚を存分に味わえるもの。積極的にリアを滑らせて向きを変えながら、アクセルを踏み込み雪煙を上げて豪快に曲がって行きたい! そんな意図まで読み取ってくれる。横滑り防止装置をスポーツで走っているときはやや操られ感を意識する時もあったが、それが嫌なら全制御をオフにすれば良い話だ。

ちなみにRS Q3とRS Q3スポーツバックの違いとして、スポーツバックは全高が低い分だけシャープに動く印象があったが、そのあたりの詳細はドライ路面で確認してからとしたい。何にせよアドレナリンの出る走行性能と、適度な快適性をコンパクトなSUVボディに詰め込んだ濃縮モデルになっている。

問題があるとすれば、AMG A45もそうだが、最近のコンパクトなハイパフォーマンスカーは高くなりすぎ。性能を踏まえれば納得できるのかもしれないが、もしも新型RS Q3まで900万円に迫るようだと残念だ。可能なら価格据え置きと言いたいところだが、アウディジャパンさん、如何だろうか?

スペック

【 RS Q3 】
全長×全幅×全高=4506×1851×1602mm
ホイールベース=2681mm
駆動方式=4WD
車両重量=1715kg
エンジン=2.5リッター直列5気筒DOHC直噴ガソリンターボ
最高出力=294kW(400ps)/5850-7000rpm
最大トルク=480Nm/1950-5850rpm
トランスミッション=7AT(DCT)
欧州複合モード燃費=11.2-11.4km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:4リンク式
タイヤサイズ=前後:255/40R20


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