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ボルボV40、オシャレでお得な2台の限定車

2014-4-24 13:05| post: biteme| view: 461| コメント: 0|著者: 文:川端 由美/写真:篠原 晃一、ボルボ・カー・ジャパン

摘要: 売れているからこそ、実現した限定モデル ボルボ「V40」の販売が好調というのは、何も今に始まったことではない。発売から一週間で1000台の受注を達成し、2013年度は「V40」だけで10294台を販売し、メーカー総合の輸 ...

ボルボV40、オシャレでお得な2台の限定車

売れているからこそ、実現した限定モデル

ボルボ「V40」の販売が好調というのは、何も今に始まったことではない。発売から一週間で1000台の受注を達成し、2013年度は「V40」だけで10294台を販売し、メーカー総合の輸入車販売台数でもボルボを6位に押し上げた。車種別の統計はボルボ以外のトップ10はすべてドイツ車であり、メーカーランキングも日産やトヨタといった海外生産車の輸入も含めてのデータである。年産40万台クラスというボルボの規模を考えると、大健闘である。

発売当初、最廉価の「T4」に269万円という設定があり、実質20万円のセーフティパッケージが無償になるモニター・キャンペーンも奏功した。キャンペーン終了後は全車に標準として+20万円の値上げをしたが、人気があるレザー・パッケージを-10万円の20万円に、ナビパッケージを-5万円の20万円に値下げしたことで、実際の購入価格はそう変わらなかったため、2014年に入っても販売の好調は続いた。のちに追加された2L直5ユニットを積んだ「T5 Rデザイン」やクロカン仕様の「V40 クロスカントリー」も好評で、「V40」全体の売上げを押し上げた。

好調な一方で、ひとつだけちょっと残念だなぁ、と思っていたことがあった。折角、豊富なバリエーションがオプション設定されるが、あれこれ好きなものを選ぶと価格が極端に上がってしまう点だ。ボディカラーのバリエーションは標準のソリッド3色のほか、オプションのメタリックが11色もあり、インテリアも標準のファブリック3色、レザー6色から選べる。が、オプションを追加すると、メタリック・カラーで8万2286~10万2854円、レザーシートで41万1430円の追加になり、「200万円台スタート」という価格の魅力は半減する。しかし、販売台数が増えれば増えるほど、個性的な「V40」が欲しい! という人は増える。

今回、登場した2台の特別仕様車、「V40 クロスカントリー T4 ノルディック」と「V40 T4 スポーツ」は、まさにそんな“個性派”需要に応えるモデルだ。いずれも200台という限定発売なのも、個性を求める人には嬉しい。ボルボにとっても、販売台数が増えたことでバリエーションを増やす土壌が整ったわけだ。

都会派好みのオシャレ仕様が揃う

今回試乗した「V40 クロスカントリー T4 ノルディック」は、標準の「V40 クロスカントリー」がターボ付き2L5気筒ユニットを積んで379万5428円なのに対して、ターボ付き1.6L直4ユニットを積んで380万円と、値頃感はそのままである。

エンジンを小排気量化して、駆動方式にFWDを選択しているが、助手席パワーシートやナビパッケージの装備、専用の18インチホイールなど装備面を充実させている。ボルボといえば、実用性を重視した質実剛健なイメージだが、都会のユーザーにとって4WDを活躍させるシーンはそう多くないし、1440kgに軽くなったボディを加速するには180ps/240Nmの出力があれば必要にして十分である。むしろ、都会での「V40」の生息率の高さを考えると、16.2km/Lの低燃費(T5 AWDは12.4km/L)でエコカー減税で12万6000円優遇されたり、元々のクロカン風のお洒落な内外装に装備充実のほうがユーザー心理に響きそうだ。

今回は展示のみだったが、「V40 T4 スポーツ」も個性の主張では勝るとも劣らない。ボルボでは珍しいスポーティ仕様であり、ホワイトの内外装に赤のストライプが入るなど、レーシーなイメージを強調している。具体的には、赤いストライプ入りのサイド/リア・ディフレクターや専用のエンドパイプといったスポーティな印象の「エクステリア・スタイリング・キット」を装着し、センターパネルを外観と共通のホワイト×レッドラインのアルミパネルとし、北欧神話の巨人の名を冠したマッシブなデザインの専用18インチホイールを履く。ベースの「V40 T4 SE」が338万4000円なのに対し、ナビ・パッケージ、リアビュー・カメラ、キーレスエントリーを標準装備して、40万6000円高の379万円と、買い得感が高い。

低燃費化で、エコカー減税の対象に

前置きが長くなったが、いよいよ、試乗に連れだそう。「V40 クロスカントリー T4 ノルディック」の車名には、「自然を愛し、自然と共生するスカンジナビアのライフスタイル」という意味がこめられている。実際、ボルボのエンジニアと話すと、自然が身近にあり、高い平等の意識を持ち、民主主義を追求する北欧らしいライフスタイルがクルマの設計にも深く影響を及ぼしている。初代「Aクラス」の横転で一躍有名になった「エルク・テスト」にしても、元々は北欧車メーカーがエルクと呼ばれる大型の鹿との衝突を開発段階から考慮していたことに端を発する。

元々の「V40 クロスカントリー」のコンセプト自体が、黒い樹脂とカラードのコンビのバンパーやシルバーのアンダーカバーを装着したクロスカントリー・スタイルの外観で冒険心をくすぐる一方で、機能面では後席や荷室の広さ、オンロードでの走行性能といった日常での使い勝手の良さに重きが置かれている。

今回、日本には特別仕様として導入される「T4」のFWD仕様は、パリサロンで発表された段階ですでにラインナップはされていた。日本では「クロスカントリー」は、「Rデザイン」と並ぶ「V40」の上級グレードという位置付けもあって、ターボ付き直5ユニットのみが4WDと組み合わされた上級グレードが導入された。

価格帯はノーマルの「V40」と比べて約80万円上がるうえに、本格的な4WD機構を搭載するために重量が増加し、12.4km/Lでは低燃費とは言い難かった。「Rデザイン」も含めた「V40」シリーズのうち、「クロスカントリー」をのぞくすべてが重量税の軽減とエコカー減税の対象となることも気がかりなポイントだった。それが今回、クロカン風の外観はそのまま、燃費性能で定評のあるターボ付き1.6L直4ユニットとFWDの組み合わせを積むことで12万6000円のエコカー減税の対象となった。

ボディカラーは、限定モデルながら、黒、白、パールホワイト、ロウカッパーメタリックの4色から選べる。インテリアは、センターコンソールの化粧板が「クロスカントリー」の特徴である赤銅色と似合うカッパ―ドーンとなる。ハニカムメッシュのグリルや、樹脂バンパーといったマッシブな外観に似合うという観点から選ぶなら、テスト車のカッパーメタリックがイチオシだ。

軽いボディをキビキビと走らせる

運転席に乗り込むと、「V40」と比べてシートポジションが高められており、見晴らしがよい。ボルボ独特のセンターパネルは、デザイン面でもユニークで人目をひくが、実用面でも人間工学に基づいて設計されており、運転しながら空調やオーディオを操作するときでも、ボタンを注視せずに操作できて、安全で使いやすい。

今回の特別仕様で最も気になるのはパワートレインの変更だが、そのことで生じるデメリットはないと言っていい。アクセルを踏み込むと、待ってました! とばかりにぐいぐいと加速していく。元々の素性の良さに加えて、クロスカントリーと比べて軽いこともあって、走行性能は2L直5ユニットを積んだ「T5」に引けをとらない。むしろ。ワインディングロードを走るときなどは、ボディが軽いぶん、よりキビキビとした印象だ。切ったぶんだけしっかり曲がるシュアなステアリング・フィールはボルボ一族に共通の美点であり、「V40」と比べると、いくぶんしっとりして大人っぽい。

組み合わされる6速DCTのダイレクトな変速感がこのクルマの走りに磨きをかけている。燃費を意識してか、早めにシフトアップしてエンジン回転数を常に低めに保つが、240Nmの最大トルクを1600rpmから5000rpmまでフラットに発揮するので、どんな速度域からでも素早く加速できる。ひとたびアクセルを踏み込めば、適正なギアにシフトダウンし、素早くトルクをピックアップする。

足回りでは225/50R17と、標準モデルよりも扁平率が高いタイヤを履く。ただ、高速走行時の乗り心地は悪くないものの、郊外の道を低速で流しているようなシーンで荒れた路面を走るときは、やや粗い乗り心地になる印象がある。それ以外に欠点らしいところがないだけに、低速域での入力をもう少し上手にいなしてくれたら、文句なしだ。

もちろん、安全性の面では一切妥協していない。低速域において赤外線レーザーで車両を検知して衝突時のダメージを軽減する「シティ・セーフティ」、自転車と歩行者をモニターして警告し、自動ブレーキも備える「ヒューマン・セーフティ」、死角への他車の侵入を警告する「BLIS」、「アダプティブ・クルーズ・コントロール」といった安全装備はすべて標準装備される。

クロカン風のエクステリアと安全装備はそのままに、装備充実で、低燃費でエコカー減税の対象と、いいことずくめに思える「V40 クロスカントリー T4 ノルディック」。4WDの性能を必要とするのでなければ、都会暮らしの冒険心を満たすには必要にして十分な内容だ。ただし、200台の限定なので、欲しい人はお早めに。


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