レクサス「LBX」は成功できたのか?レクサス「LBX」は、2023年11月に登場したコンパクトクロスオーバーSUVです。 プラットフォームは、トヨタの「ヤリスクロス」などにも採用されている「GA-Bプラットフォーム」をベースに大幅な改良を加えたものが採用され、ボディ剛性が高まり、コンパクトながらもしっかりとした走りと乗り心地を両立しています。 エクステリアでは、フロントフェイスにレクサスの新世代デザイン「ユニファイドスピンドル」が取り入れられ、先進的かつ個性あるスタイルに仕上がっています。 >【レクサスの新世代を象徴】LBXの内外装デザインをギャラリーで見る さらに、2025年に実施された一部改良では、リヤショックアブソーバーのシリンダ径を拡大し、減衰力やEPS(電動パワーステアリング)のチューニングも行われ、安定性と乗り心地が向上しています。 “小さな高級車”として誕生し、発売からおよそ1年半が経過したLBXですが、現在の販売状況はどうなのでしょうか。 ◎あわせて読みたい: 国内だけでなくグローバルでも好調あるレクサス販売店の担当者は、次のように話します。 「LBXの発売から1年半ほど経ちますが、レクサスブランド内での存在感は大きく、相変わらず注目度は非常に高いと感じています。 車両価格帯が420万円から設定されていることもあり、これまでレクサスを遠い存在だと思っていたお客様にも関心を持っていただけるようになりました。実際、この価格帯であれば手が届くかもしれないとご相談に来られるお客様が増えており、初めてレクサスを検討されるお客様にも響いている印象です。 また、全長4190mmという取り回しのよいサイズ感も好評で、都内の狭い道路や立体駐車場を利用するユーザーからは、扱いやすいクルマとして高く評価されています。 さらに、レクサスらしいラグジュアリー感と価格とのバランスが取れている点に魅力を感じ、若年層からのお問い合わせも増えつつあります。 >【レクサスの新世代を象徴】LBXの内外装デザインをギャラリーで見る LBXは、国内市場にとどまらず、グローバルでも好調な販売を維持しており、2024年の実績はレクサス全体で過去最高に達したと聞いています。『RX』や『NX』といった主力モデルの安定した需要に加え、LBXや『LM』といったモデルが高い評価を得ていることも追い風になっています。 特に、LBXのようなコンパクトSUVは、アジアやヨーロッパを中心に注目度が高まっており、日本と同じように、都市部での使い勝手と上質感を兼ね備えた1台として支持を集めているようです」 ◎あわせて読みたい: 欧州を意識した走りも高評価LBXに関するユーザーレビューを見ると、取り回しのしやすいコンパクトさや豪華な内外装に加えて、走りの良さを評価する声も少なくありません。この点について、前出の販売店関係者も同意します。 「LBXは、欧州のユーザーを強く意識して開発されたモデルです。欧州のユーザーは高速走行が多いことから、コンパクトSUVでも高いレベルの走りが求められます。 そのため、LBXでは『レクサス・ドライビング・シグネチャー』と呼ばれるレクサスならではの走りを追求し、フロントサスペンションのチューニング、ボディ剛性や静粛性の向上など、基本素性を徹底的に鍛え上げています。 もちろん、こうした特徴は欧州のユーザー以外にも意味のあるものです。日本のお客様にも走りをご評価いただいていることが、まさにその証拠かと思います」 LBXの2025年4月の国内販売台数は2068台となり、前年同月比を見ると111.4倍という堅調な販売を記録しています。 これまで数々の“小さな高級車”が登場しては消えていきましたが、LBXのスタートはひとまず成功したと言えそうです。 >【レクサスの新世代を象徴】LBXの内外装デザインをギャラリーで見る (終わり) ◎あわせて読みたい: (写真:レクサス) |
GMT+9, 2025-7-5 08:51 , Processed in 0.052697 second(s), 18 queries .
Powered by Discuz! X3.5
© 2001-2025 BiteMe.jp .