中国向け「フィット」が大幅なデザイン変更中国において、ホンダ「フィット」の新たな車両画像が公開され、注目を集めています。 この画像は、現行型フィットのマイナーチェンジモデルと見られるもので、中国の中華人民共和国工業情報化部が公表した車両リストに掲載されたことによって明らかになりました。 なお、中国市場では、ホンダは現地メーカーとの合弁により、東風汽車との合弁会社「東風ホンダ」と広州汽車との合弁会社「広汽ホンダ」の2ブランドで展開しています。 フィットは、東風ホンダでは「ライフ」、広汽ホンダでは「フィット」という車名でそれぞれ販売されています。 今回公開されたモデルは「フィット」の名称で掲載されていたことから、広汽ホンダのモデルであると見られています。 掲載された内容からは、フロントグリルやバンパーのデザインに大幅な変更が加えられていることが確認でき、外観の印象がこれまでと大きく異なる点も注目されています。 では、実際に公開されたフィットに対して、インターネット上にはどのような声が寄せられているのでしょうか。 >>【激変】中国で公開された新型「フィット」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: “中国感”強めで否定的な意見が多数今回明らかになったフィットのエクステリアデザインについては、さまざまな声があがっています。 たとえば、「新型フィットの2段ライトや台形グリルは、現行モデルと先代モデルのデザインを融合させたような印象で、いいとこ取りだと思う。先代モデルを好んでいたユーザーにはとくに人気が出るのではないか」といった肯定的な意見も見られます。 また、モデル展開に対してあるユーザーからは「このデザインをベースにロングホイールベース化して『シャトル』が復活すれば、かなりの人気を集めると思う。競合と比べてもシンプルで万人受けしやすいデザインだから、安定した需要が見込めるのでは」といった意見も見受けられます。 しかし、肯定派はあくまでも一部であり、大半は否定的な意見で占められています。 とくに長年フィットに親しんできた既存ユーザーからは、「長年フィットに乗っているが、新型のデザインは中国感が強くてあまり好みではない」といった、従来のイメージとのギャップに違和感を抱く声があがっています。 また、「ここまで大きくデザインが変わるとは思わなかった。好みが大きく分かれそうだし、日本で本当に売る気があるのか疑問に思う」といった厳しい意見も寄せられています。 従来のフィットが持っていた親しみやすさやコンパクトカーらしいシンプルな雰囲気を重視していたユーザー層には、今回の新しい方向性が必ずしも受け入れられていない現状がうかがえます。過去モデルから乗り継ぐユーザーにとっては、これまで築かれてきたスタイルとの変化に戸惑いを覚えるのも自然な反応なのかもしれません。 >>【激変】中国で公開された新型「フィット」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 従来のファンからも「これはフィットではない」の声さらに、日本市場への導入そのものに対して不安視する声も多く見られます。 あるユーザーからは「フィットらしさが失われたデザインのまま日本で販売されても魅力を感じない」といった否定的な意見が目立ちます。 また、「これまでの丸みのあるライトが可愛くて気に入っていたのに、今回の細く切れ目のようなヘッドライトデザインは、ニーズに合っているのか疑問がある。正直なところ、このデザインのままで国内販売されるなら購入したくないと感じた」といった厳しい声も寄せられています。 こうした反応を見る限り、今回のフィットは、長年培われてきたブランドイメージとは異なる方向性を打ち出したことで、従来のファンから「これはフィットではない」と感じられてしまっている側面があることは否めません。 デザイン刷新による新規層の開拓が狙いであるとしても、既存ユーザーの声を無視することはできず、今後の国内展開においては、こうした意見をどのように受け止めるのかが問われそうです。 >>【激変】中国で公開された新型「フィット」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: “この顔”で国内導入されるのか?フィットは、2024年の年間新車販売台数が6万1808台を記録しており全体の16位につけ、いまもなお根強い人気を保ち続けているモデルです。 近年では新車販売の中心がSUVやミニバンに移るなかで、安定した販売台数を維持している背景には、日常使いに適したサイズ感や使い勝手のよさ、燃費性能の高さといった実用性が評価されていると考えられます。 現行フィットは2020年に登場して以降、大きな仕様変更はされておらず、これまで数回の一部改良のみにとどまってきました。そのため、次のフルモデルチェンジを待ち望む声は以前から高まっており、今回の写真公開が新型開発の兆しではないかと考えるユーザーも多いようです。 ただし、国内での導入にあたっては、これまでのフィットが支持されてきた「丸みを帯びたやさしいデザイン」や「親しみやすさ」といった特徴を、どこまで継承するかがカギになるのかもしれません。 現時点でホンダから正式な国内導入のアナウンスはされていません。 (終わり) >>【激変】中国で公開された新型「フィット」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: (写真:ホンダ) |
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