5年経っても好調なセールスを維持する現行ハリアートヨタ「ハリアー」は、国産高級クロスオーバーSUVの“元祖”的存在です。 1997年に登場した初代とその後登場した2代目までは、北米市場ではレクサス「RX」として販売されていましたが、3代目からはRXとは完全に別のモデルとして独立し、日本市場に特化したモデルとして独自開発が進められました。 現行モデルとなる4代目は2020年に登場しています。 4代目では、流麗なルーフラインが強調されたクーペスタイルへと進化し、ハリアーらしい高級感がさらに増しています。 >>【高級感は健在】現行型ハリアーの内外装デザインをギャラリーで見る 2022年のアップデートでは、従来の2.0Lガソリンエンジンと2.5Lガソリンハイブリッドに加え、2.5Lガソリンプラグインハイブリッド車(PHEV)も追加されるなど、より現代的にアップデートされています。 また、2025年の6月11日にも一部改良が実施され、グレード体系や先進安全装備の充実が図られたほか、ステアリングヒーターや前席シートヒーターなどの寒冷地向け装備が全グレードで標準装備されたばかりです。 そんな現行ハリアーは発売から5年が経過しモデル末期となった2024年度でも、登録車販売台数で15位の6万台以上を売り上げるなど、国内では手堅い人気を維持しています。 実際に購入したユーザーはどのように評価しているのでしょうか? |あわせて読みたい| 内外装デザインには多くのユーザーから高い評価がハリアーに対するユーザー評価のなかでも特に目立つのが、エクステリア/インテリアのデザインに関するコメントです。 たとえば、エクステリアデザインに対しては「スタイリッシュでとくに猛禽類をイメージしたフロント部分がお気に入り」「テールランプ周辺がグラマラスな曲線で高級感がある」といったコメントが寄せられています。 また、インテリアデザインに対しては「ブラックを基調とした落ち着いたトーンで統一されていて、シートの質感や細部にも高級感がある」「カタログをみた時から、内装の乗馬の鞍のコンセプトがカッコいい。現物をみた時も、細部まで上品さがあって購入の決め手となった」といった声が見られます。 >>【高級感は健在】現行型ハリアーの内外装デザインをギャラリーで見る 一方で、「多少プラスチック感を感じる部分があるが、価格を考えると妥当かな」と冷静に判断するユーザーもいるようです。 とはいえ、ハリアーのデザインに対して多くのユーザーが一定の評価をしているのは事実であり、実際にbtyのデザイン評価を見ても、4.7点と高い得点を獲得しています。 |あわせて読みたい| ガソリン車は加速性能やパワー感に不満の声が多いただ、走りに対しては「イマイチ」と感じるユーザーも少なくないようです。 とくに、ガソリン車の加速性能については不満の声が多く、「燃費のためなのか、停止時からの加速はかなり踏み込まないといけない」「坂道はとくに強く踏まないと上がらないのでパワー不足を感じる」との声が挙がっています。 また、別のユーザーからは「必要最低限のパワーはあるものの、大人3人乗るとアクセルをかなり踏み込まないといけない。パワーを求めるならハイブリッド車のほうがよいのでは」と指摘されています。 このように、走り出しや高速道路での加速にキビキビした応答を求めるユーザーにとっては、ガソリン車の出力特性が物足りなく感じることもあるようです。 こうした意見の背景には、ハリアーの上質な見た目や重厚感のあるスタイルから、よりダイナミックな走行性能を期待する心理があるのかもしれません。 その一方で、ハイブリッド車については「パワーがあっていい」「加速がすばらしいのに、燃費性能も高い」と評価する声が多く見られます。 このような評価を見る限り、走りを重視するユーザーはハイブリッド車を選ぶのがベターと言えそうです。 >>【高級感は健在】現行型ハリアーの内外装デザインをギャラリーで見る |あわせて読みたい| 「クラウン登場で影が薄くなった」との声もまた、ハリアーのコストパフォーマンスの高さについて言及するコメントも少なくありません。 具体的には、「価格とデザイン、機能装備のバランスがいい」「リセールバリューが高いので、トータルで考えれば割安」などのコメントが見られました。 さらに、「価格や装備のバランスを考えると、レクサス『NX』に匹敵する」と感じるユーザーもいるようです。 ただ、「新型『クラウン』シリーズの登場で影が薄くなった」という指摘も散見されます。 実際、クラウン クロスオーバーはハリアーのハイブリッド車と価格が近いことから、「それならより上級モデルのクラウン クロスオーバーを選ぶ」というユーザーもいるといいます。 登場からおよそ5年が経過したことで、ハリアーには目新しさがなくなりつつあるのも事実です。 >>【高級感は健在】現行型ハリアーの内外装デザインをギャラリーで見る それでも、ハリアーの実力の高さを評価する声は多く、その点は「元祖高級SUV」の面目躍如と言えそうです。 (終わり) (写真:トヨタ、レクサス) |あわせて読みたい| |
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