「RAV4」とは一線を画す独自路線へ進化トヨタのベストセラーSUV「ハリアー」の次期型に関する情報を入手しました。現在、開発が進行中とされ、その具体像が少しずつ明らかになっています。 初代ハリアーは1997年に、「カムリ」のプラットフォームをベースとして誕生しました。現行モデルは第4世代で、2020年に登場してからすでに5年が経過しています。 北米では姉妹車の「ヴェンザ」が2024年に販売を終了し、「クラウンシグニア」が間接的な後継車として登場しましたが、日本市場ではハリアーの人気は衰えを見せていません。6月11日の一部改良では特別仕様車の「ナイトシェード」も登場し、熱の冷めないうちに次期型が投入される可能性があります。 5月21日に発表された新型「RAV4」を皮切りに、トヨタのSUVラインナップは刷新の波を迎えています。そのなかでハリアーは、RAV4とは異なる洗練された“クーペSUV”路線を進むことで独自の地位を築こうとしているようです。 >>【1.5Lターボ搭載】 新型「ハリアー」の予想CGと現行モデルを画像で見比べる ◎あわせて読みたい: スポーティーな“ハンマーヘッド顔”を採用新型ハリアーのスタイリングについては、提携しているピクセルデザイナー、Theottle氏が最終デザインを予想し、CGを制作しています。これまで見られなかったリアセクションも描かれており、全体像がより鮮明になっています。 フロントエンドは、鋭い印象の“ハンマーヘッド”デザインを採用、RAV4と似たグリルを持ちますが、全体的によりスポーティーな印象です。リアセクションには、グラフィックデザインを刷新したLEDストリップライトが継承されると見られています。 こうしたスタイリングは、RAV4との差別化を図りながら、都会的で洗練されたSUVとしてのイメージを強調しているようです。 >>【1.5Lターボ搭載】 新型「ハリアー」の予想CGと現行モデルを画像で見比べる ◎あわせて読みたい: 全長拡大と全高ダウンでクーペ色が強まるボディサイズにも大きな変化があると見られています。最新の情報によると、新型ハリアーのホイールベースは約2750mmと、現行型より60mm延長されます。 全長は4760mmに達し、全高は1550mmと110mm低くなる見込みです。また、全幅も現行より5mm拡大するといいます。 このサイズ感は、BMW「X4」やメルセデス・ベンツ「GLCクーペ」、アウディ「Q5スポーツバック」といった、欧州プレミアムクーペSUVに近いものです。 次期型ハリアーは、ボディの低重心化とワイド化によって、これまで以上にクーペSUV感を押し出した存在になりそうです。単なる実用SUVではなく、よりスタイルや質感を重視したモデルへとシフトする印象を受けます。 >>【1.5Lターボ搭載】 新型「ハリアー」の予想CGと現行モデルを画像で見比べる ◎あわせて読みたい: 次世代1.5Lターボ搭載か? PHEVにも期待パワートレインに関しても、大きな進化が予想されています。次期ハリアーには、トヨタがスバルやマツダと共同で開催した「マルチパスウェイ・ワークショップ」で発表された、1.5Lの直列4気筒ターボエンジンが搭載される可能性があります。 このエンジンは、現行の2.5L自然吸気エンジンと比べてコンパクトに設計され、軽量化や燃費性能が改善されると期待されています。さらに、同エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様や、システム出力320psを発揮するプラグインハイブリッド(PHEV)仕様の存在も報じられています。 プラットフォームは、先代モデルと同様に「TNGA-K」を採用すると予想されます。このプラットフォームはRAV4や「クラウンスポーツ」、レクサス「RX」など、多くのトヨタ車とレクサス車のベースにも採用されています。 インテリアに関しては、新型RAV4よりも高級感を増すと予想されます。12.9インチのインフォテインメントディスプレイが搭載されるほか、最新のコネクティビティ機能や広範なOTA(ワイヤレスアップデート)にも対応するとみられています。 新型ハリアーの登場時期については、当初は2026年後半と予想されていましたが、開発スケジュールの都合により、2027年にずれ込む可能性もあるようです。 (終わり) (写真:APOLLO NEWS SERVICE、トヨタ、レクサス) >>【1.5Lターボ搭載】 新型「ハリアー」の予想CGと現行モデルを画像で見比べる ◎あわせて読みたい: |
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