リニューアルした「ホンダコレクションホール」に行ってきた!栃木県芳賀郡茂木町にある「モビリティリゾートもてぎ」には、ホンダの黎明期から現在にいたるまでの歴史的名車が多数収蔵された「ホンダコレクションホール」があります。 1998年に開業したホンダコレクションホールは、2024年に大幅なリニューアルが実施されました。 具体的には、これまでは4輪乗用車、4輪モータースポーツ、2輪乗用車、2輪モータースポーツといったように、それぞれのカテゴリーごとに展示されていたものが、ホンダの歴史の流れに沿って展示されるようになりました。 これまでとは少し違った楽しみ方ができるようになった国内屈指の自動車ミュージアムに、実際に足を運んでみました。 >>【まずは写真で】「ホンダコレクションホール」をチェックする ◎あわせて読みたい: 創業者である本田宗一郎氏の情熱を間近で体感ホンダコレクションホールの入口をくぐると、まず目に入るのはホンダの創業者である本田宗一郎氏の手による「夢」の文字です。 そしてその後ろには、ホンダの初期のF1マシンである「RA273」や同時代のスポーツカーである「S800」、そして「ホンダジェット エリート」のモックアップが来場者の目を惹きます。 右手に行くと、「ホンダ 夢と挑戦の軌跡」と呼ばれる常設展示があり、ホンダを創業する以前の本田宗一郎氏の足跡をたどることができます。 階段をあがって2階に上ると、まずは「チャプター1」として1940年代~1970年代前後のホンダ車が展示されています。 この時代のホンダは、「みんなを喜ばせたい」、「技術力で世界に挑戦する」を合言葉にさまざまなチャレンジを見せていたころです。 たとえば、ホンダの初期のヒット作である通称「バタバタ」や初代「スーパーカブ」、マイカーブームの火付け役となった「N360」、F1で初優勝を成し遂げた「RA272」などがこの時代を代表する展示です。 展示の随所に、本田宗一郎氏の名言が飾られており、その情熱を間近に感じることができます。 >>【まずは写真で】「ホンダコレクションホール」をチェックする ◎あわせて読みたい: 世界をアッと言わせたホンダの独自技術そのまま歩を進めると、1970年代前後から1985年前後までの「チャプター2」の展示エリアへと到着します。 ここでは、創業期からの挑戦が花開き、ホンダが世界的企業へと成長する様子を垣間見ることができます。 この時代を代表するモデルは、1973年に発売された「シビック」です。大気汚染が問題視されていた当時、アメリカでは通称「マスキー法」と呼ばれる厳しい環境規制が行われており、多くの自動車メーカーがその対応に追われていました。 一方、ホンダは「CVCC」と呼ばれる新開発のエンジンを搭載したシビックを発売し、世界に先駆けてこの規制をクリアします。この功績によってホンダはアメリカで高い人気を得ることに成功し、その後の躍進の礎を築きました。 また、この時代は魅力的なバイクが多く登場しています。なかでも、1974年に登場した「ドリーム CB400 FOUR」は、いまなお高い人気を誇っています。 >>【まずは写真で】「ホンダコレクションホール」をチェックする ◎あわせて読みたい: バブル景気とアメリカでの成功で躍進するホンダ3階へと上がると、1985年前後から2000年代前後までの「チャプター3」が始まります。この時代のホンダは、北米市場で大きく販売台数を伸ばすなど、バブルに沸く日本とともに大きく成長しました。 この時代のホンダでは、「アコード」や「レジェンド」、「オデッセイ」や「ビート」、そして「NSX」など、バラエティに富んだモデルが多く登場しています。 またF1の世界でも、黄金期を迎え大きな存在感を放ちました。なかでも、1988年にはアラン・プロストとアイルトン・セナが駆る「マクラーレン・ホンダ MP4/4」が16戦中15戦で優勝を飾るなど、歴史に残る圧勝を収めました。 一方、1991年には創業者である本田宗一郎氏がその生涯を閉じるなど、ホンダにとっては大きな転換点を迎えた時代でもあります。 最後の「チャプター4」は、2000年代から現代にいたるまでのホンダの姿を見ることができます。この展示エリアでは、世界初の本格的な二足歩行ロボットである「ASIMO(アシモ)」が来場者を迎えてくれます。 その奥には、「フィット」や「FCX クラリティ」といったエコカー、「NSX GT」や「レッドブル レーシング RB15」といったレーシングマシンが並んでいます。 さらに、「ホンダジェット」の模型や「UNI-ONE」など、ホンダの技術の幅広さを垣間見ることができる展示となっています。 >>【まずは写真で】「ホンダコレクションホール」をチェックする ◎あわせて読みたい: 家族連れで楽しめるのでGWのお出かけにもピッタリリニューアルされる以前のホンダコレクションホールに比べると、ホンダの歴史を感じることができるようになったぶん、展示車両そのものに詳しくなくても楽しめるようになりました。 また、ホンダコレクションホールには入館料が設定されておらず、モビリティリゾートもてぎへの入場料金・駐車料金のみで楽しめるのも魅力的です。 ホンダコレクションホールには、数々のホンダグッズが並ぶミュージアムショップや、ゆったりとしたラウンジスペースも用意されています。 家族連れでも存分に楽しめる施設となっているため、ゴールデンウィークのおでかけ先ひとつとしてもオススメです。 (終わり) >>【まずは写真で】「ホンダコレクションホール」をチェックする ◎あわせて読みたい: |
GMT+9, 2025-4-30 12:52 , Processed in 0.076599 second(s), 17 queries .
Powered by Discuz! X3.5
© 2001-2025 BiteMe.jp .