CR-Vが燃料電池車として国内復活ホンダは2月28日、新型燃料電池車「CR-V e:FCEV」を世界初公開した。2月28日から3月1日まで東京ビッグサイトで開催されている「H2 & FC EXPO」にて展示する。 CR-V e:FCEVは、北米や中国などで販売している「CR-V(6代目)」をベースとした燃料電池車で、ホンダとGMが共同開発し、両社の合弁会社であるフューエル・セル・マニュファクチャリング社(米国ミシガン州)で生産される燃料電池システムを搭載する。 6代目のCR-Vは現在国内で販売されていないため、およそ2年ぶりの復活となる。 CR-V e:FCEVのグランドコンセプトは「E-Life Generator」。外部から充電可能なプラグイン機能を有し、長い航続距離と水素の充填時間の短さはそのままに、外部給電機能だけでなく、日常ユースであれば家庭充電によるEV走行でまかなえる利便性も兼ね備えている。 エクステリアは、CR-Vが持つスポーティかつ機能的なスタイリングに、「クリーン/タフ/アイコニック」をキーワードとしたFCEVらしい佇まいと力強さを表現。インテリアには、シートにバイオ合皮を採用するなど、環境に配慮した素材が使用されているほか、水素タンクの張り出しを利用した2段式の荷室を採用するなど、利便性にも配慮している。 機能面では、10.2インチのデジタルメーターや9インチのHDタッチスクリーンを搭載したほか、ワイヤレスApple CarPlayとAndroid Autoにも対応。さらに、ボーズプレミアムオーディオシステムやシートヒーター/ハンドルヒーターなどの快適装備、「ホンダ・センシング」などの先進安全装備も標準装備している。 ◎あわせて読みたい: 【CR-V(先代)】 日本での発売は24年中CR-V e:FCEVのスペックは次の通り(一部北米での公表値)。 燃料電池モジュール出力:92.2kW 燃料電池システムは、「クラリティ FUEL CELL」と比較し白金使用量の削減やセル数の削減、量産効果などでコストを3分の1にするとともに、耐久性を2倍に向上させたほか、耐低温性も大幅に向上させているという。 また、燃料電池システムを中心としたパワーユニットを一体化することで小型軽量化を実現。ベースのCR-Vのエンジンマウントをそのまま活用することで、コストを低減したほか、衝突安全性も高めている。 CR-V e:FCEVは家庭のACコンセントに接続して充電を行えるほか、普通充電ポートにAC車外給電用コネクター「ホンダ パワーサプライコネクター」を接続することで、最大1500WのAC給電が可能な外部給電機能も装備する。 さらに日本仕様には、荷室内に設置されたCHAdeMO方式のDC給電コネクターに「パワーエクスポーター e:6000」、「パワーエクスポーター 9000」などの可搬型外部給電機を接続することで高出力の電力供給も可能となる。 CR-V e:FCEVは、本年中に日本と北米での発売を予定している。 (終わり) ◎あわせて読みたい: 【CR-V(先代)】 |
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