日本COTY 10ベストカーのユーザー評価は?12月7日に最終選考会が行われる「2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー(日本COTY)」。1980年に創設され、長きに渡りその年を代表するクルマを決めてきた“クルマの祭典”である。 60名を上限とする選考委員の投票によって決まる賞レースだが、日本COTYのホームページを見ると、あくまで「年間を通じて最も優秀なクルマを選定」することが目的であり、販売台数が多いクルマ=市場で評価されているクルマが獲得するわけではないというのもポイント。11月3日に発表された「10ベストカー」では、「日本で一番売れているクルマ」であるホンダ「N-BOX」が落選するといった波乱も起きた。 クルマへの造詣が深い選考委員によるフラットな視点での評価も気になるところだが、本稿では、大賞発表の前に『btyカタログページ』に投稿されている10ベストカーそれぞれのユーザーボイスと5つ星をチェックしてみた。 高評価を記録するモデルが多い中、身銭を切り、愛着もあるであろうユーザーの視点から見ると、やや意外な評価を獲得する項目もチラホラ……!? >>日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベスト発表。爆売れモデルがなぜ…など番狂わせや驚きも! <10ベストカー受賞車一覧> クロストレック、アルヴェル、プリウスの評価は?クロストレック先代「XV」から「クロストレック」へと名称を変え、2022年冬に発売されたスバルの人気コンパクトSUV。 ユーザーボイスを見ると、新世代アイサイト採用による高い安心感や、走りの愉しさなどが評価され、総合では4.7の高い評価を受けている一方で、デザインは賛否が分かれており、燃費や積載性に不満を感じているユーザーが多いようだ。 平均総合評価:4.7 >>クロストレックってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら アルファード/ヴェルファイアコロナ禍でも売れに売れまくった“ミニバンの王者”がモデルチェンジを果たし4代目へと進化。高価格ながら即完売し、手に入れられた人は幸運と財力の持ち主!? 現行アルファードの総合評価は4.7、ヴェルファイアは4.5で、豪華な内外装や快適性の評価が高いコメントが多い。一方で新型の価格は高いという声もチラホラ。廉価グレード登場の噂もあり、グレードの充実と販売状況によっては今後さらに評価を高めそうだ。 <アルファード> <ヴェルファイア> >>アルファードってどんなクルマ 価格とスペック情報はこちら >>ヴェルファイアってどんなクルマ 価格とスペック情報はこちら プリウスハイブリッドカーを世に広めた立役者(車)と言えるプリウスも、5代目では流麗なクーペフォルムとスポーティな走りという新たな価値観を提案している。 総合評価は4.3。燃費の良さやデザインで高い評価を得ている一方、居住性や視界の悪さなど使い勝手には厳しい意見も見られる。 平均総合評価:4.4 >>プリウスってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら セレナ、ZR-V、デリカミニの評価は?セレナMクラスミニバン御三家の一角であるセレナ。ライバルである「ノア/ヴォクシー」、「ステップワゴン」が相次いでモデルチェンジを果たす中、新型は日産のお家芸である「e-POWER」や「プロパイロット」を引っ提げ登場した。 総合評価は4.6でこちらも高い評価。どの項目も満遍なく高得点を記録し、コメントを見てもどの項目もソツがなく完成度の高さがうかがいしれる。 平均総合評価:4.6 >>セレナってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら ZR-Vホンダから新たに登場したミドルクラスSUVである「ZR-V」。グローバルで高い評価を受けている「シビック」譲りの走行性能は、4.5と高い値をマークする。 登場時に賛否両論だったデザインは、オーナーだけあって4.3とこちらも高評価。総合でも4.4を獲得し、バランスの良さが光っている印象だ。 平均総合評価:4.4 >>ZR-Vってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら デリカミニ三菱の看板モデルである「デリカ」の名を冠し、デビュー前から話題をさらった「デリカミニ」。「eKクロススペース」をベースにワイルドなルックスを盛り込み、群雄割拠の軽自動車マーケットで大ヒットを記録した。 総合評価は4.6で、特にデザインの評価は突出している。しかし、コスパが重視される軽自動車の中で、唯一無二の個性との引き換えにネックとなっているのは価格と燃費。それぞれ数値が伸びていない。 平均総合評価:4.6 >>デリカミニってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら アバルト500e、X1、グレカーレ、ID.4の評価は?アバルト500eアイコニックなフィアット「500」のデザインに、未来感を感じるエッセンスを盛り込んだBEVの「500e」。今回のノミネートは、その“激辛バージョン”であるアバルト仕様だが、デビュー間もないこともありユーザー評価の投稿は0件……。 そこで、ベースとなったフィアット「500e」を見てみると、総合では4.0の評価を獲得している。デザインはやはり4.3と高評価な一方、コンパクトなBEVということもあり積載性は2.8、価格は2.1と伸びなかった。 平均総合評価:4.0 >>500eってどんなクルマ 価格とスペック情報はこちら X1日本でも人気のコンパクトSUVであるBMW「X1」。新型は、BEVである「iX1」とともに発売され、追ってディーゼルモデルを追加するなど、確実に商品力を向上させている。 総合でも4.6を獲得し、ユーザーボイスを見ても、ディーゼルエンジンのトルクフルな走行性能や、デザイン面での評価が高い。歴代モデルは走りとトレードオフなのか乗り心地の評価が伸びなかったが、新型では高得点をマーク。しかし600万円をわずかに切る価格がネックとなっているようだ。 平均総合評価:4.6 >>X1ってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら グレカーレイタリアの高級ブランドであるマセラティの新作が、コンパクトSUVの「グレカーレ」。一般ユーザーにはなかなか馴染みのないブランドということもあり、レビューの件数は少ないものの、総合評価は4.7と高得点。 伝統的にスポーツカーを作ってきたブランドだけあって、パワフルなエンジンとSUVとは思えない身のこなしで、走行性能は高い評価を獲得している一方で、やはり(?)燃費は★2.0という振り切り具合である。 平均総合評価:4.7 >>グレカーレってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら ID.4ヨーロッパのメーカーの中でも、特にBEV開発に熱心なVWが放つフル電動SUVが「ID.4」。500万円を切る戦略的な価格や、最長618kmを誇る航続距離など、BEVとしての完成度は高い。 こちらもまだレビュー件数は少ないものの、総合評価は4.4を獲得。価格以外は4点代をマークし、全体的に満足度の高いBEVに仕上がっているようだ。 平均総合評価:4.4 >>ID.4ってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら この10台の中から今年の大賞が決まる。果たして栄冠はどのクルマになるのだろうか。発表は12月7日。15:00からはオフィシャルYouTubeでライブ配信も行われる予定となっている。 ライブ配信:https://www.youtube.com/watch?v=JpoF0v6NoFA 写真:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会 |
GMT+9, 2025-6-23 10:43 , Processed in 0.054733 second(s), 18 queries .
Powered by Discuz! X3.5
© 2001-2025 BiteMe.jp .