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新パワートレーン搭載の四駆、ボルボ V40クロスカントリーに試乗

2015-4-16 16:50| post: biteme| view: 635| コメント: 0|著者: 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一

摘要: 新パワートレーン「Drive-E」をAWDモデルに初搭載 ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWDに、直列4気筒2L直噴ターボと8速ATを組み合わせた新パワートレーンが搭載された。このパワートレーンは、ボルボが「Drive-E」と ...

新パワートレーン搭載の四駆、ボルボ V40クロスカントリーに試乗

新パワートレーン「Drive-E」をAWDモデルに初搭載

ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWDに、直列4気筒2L直噴ターボと8速ATを組み合わせた新パワートレーンが搭載された。このパワートレーンは、ボルボが「Drive-E」と呼ぶ最新のコンセプトで設計されたもの。従来の直列5気筒ターボと6速ATの組み合わせと比べると、最高出力は約15%アップの245ps、最大トルクも約17%アップの350Nmと、スペック的にはかなり力強くなっている。

一方、JC08モード燃費は約19%も改善されて14.8km/L。エンジンのシリンダーをひとつ減らすと同時に直噴化、さらにATを多段化することで、パワフルな走りと省燃費を両立したというふれこみだ。ちなみに、Drive-EとAWD(四輪駆動)を組み合わせたボルボ車は、このモデルが初となる。

ボルボらしい実直さ

乗り込む前に従来モデルとの外観上の違いを探してみるけれど、まったく見つからない。広報担当者に尋ねると、「ヘッドランプ下のアクセントが、メッキからLEDに変わっています」とのこと。

言われてみれば確かにそうだ。普通だったら、新しいパワートレーンを搭載するタイミングで外観にもお化粧直しを施すはずだろう。パワートレーンを変えても外観をほとんどいじらない実直な姿勢が、いかにもボルボらしいと感心する。

「無闇に外観をいじらない」→「従来型のオーナーも、古くなったという引け目を感じないで済む」→「多くのオーナーが長く乗る」→「大事に長く乗るクルマだというイメージができる」といった具合に、長い時間をかけてブランドを育てたのだ。

新パワートレーンの第一印象

では、新しいパワートレーンの感触はどうか。オフホワイトとチャコールグレーを組み合わせた、シックな2トーンのレザーシートに収まり、エンジンを始動。走り出しの数十メートルで、ずしんと腹に響くトルクを感じる。

ここからエンジンはするすると回転を上げて、あっと言う間にかなりのスピードに達する。第一印象は、とにかくパワフルで速い、というもの。しかも回転が上昇するにつれてパワー感も盛り上がる、回して楽しいエンジンだ。だから新パワートレーンの第一印象は、「エコ」ではなく「スポーティ」だ。

ここでいい仕事をしているのが、アイシンAW製の8速AT。アクセルを軽く踏んだ状態では、比較的早いタイミングでシフトアップする。この時、まったくと言っていいぐらいショックを伝えない。洗練されたフィーリングの影には、日本の技術があるのだ。

次はスポーツモードでパドルシフトを操る

スポーツモードを選ぶとパワートレーンの性格が変わり、穏やかに変速していたトランスミッションが素早くシフトするようになる。パドルシフトを操って、積極的にシフトダウンするようなドライビングスタイルにもマッチする。

コーナー手前でシフトダウン、エンジンブレーキを最大限に活かして減速、コーナーの脱出ではエンジン回転数を高く保ったままパワフルに加速。一連のこんな動作が、気持ち良く決まる。

試乗当日はあいにくの雨、しかもかなり激しい雨で路面の所々が川になっていた。前述したようにエンジンはホットハッチ的な使い方をしても満足できるほどパワフルであるけれど、ヘビーウェットの状況でもホイールスピンをする素振りは一切見せなかった。あの豪雨はカメラマン氏には地獄だったろうけれど、テスターとしては四駆のポテンシャルの高さを確認する絶好の機会だった。

「ダイナミックシャシー」のピリッとした乗り味

パドルシフトを積極的に使うような能動的なドライビングスタイルがハマったと記したけれど、そう感じたのはパワートレーンだけでなく、足まわりの性格によるところも大きい。

2015年モデルより、ノーマルのボルボV40シリーズはそれまでの「ダイナミックシャシー」からよりしなやかな「ツーリングシャシー」に変更を受けている。けれどもこのV40 クロスカントリー T5 AWDは、2014年モデルと同じくスポーティな「ダイナミックシャシー」を用いているのだ。

正直、舗装の状態が悪い場所を低速で走るような場面では、「ツーリングシャシー」のやさしい乗り心地が恋しくなった。一方、ワインディングロードや高速道路では、「ダイナミックシャシー」ならではのピリッとした乗り味が好ましいし、高速域でも頼りがいがある。

ノーマルのV40が「ツーリングシャシー」、クロスカントリーが「ダイナミックシャシー」を採用することで、この2車種の棲み分けがよりはっきりした。V40 クロスカントリーは、タフなコンディションでも不安なく彼方を目指せる、全天候型グランドツアラーなのだ。

V40 クロスカントリーのほうが最低地上高に10mmの余裕があり、頼れるAWDを搭載していることも、「どんな道でも恐れるに足らず」という思いを強くする。たとえ雪が降っても、ゲリラ豪雨に遭遇しても、リラックスしてステアリングホイールを握ることができるはずだ。

すべてがロングドライブに向いている

安心してステアリングホイールを握れるといえば、事故回避や運転支援のための最新の安全技術「インテリセーフ10」を標準装備している点も見逃せない。これはV40 クロスカントリーに限らず、ボルボ全車に標準装備されるものだ。

試乗会の限られた時間ではすべてを試すことは難しいながら、全車速で追従するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を試してみる。すると、先行車両の車速に合わせて、実にスムーズに加減速する。

ACCを利用しながら走っていると、このクルマのすべてがロングドライブに向いているように感じてくる。頼りがいのあるAWDとしっかりした足腰、ドライバーの負担を軽減する最新の運転支援装置、トルキーでスムーズなパワートレーン、手触りのいいステアリングホイール、シンプルで飽きのこないインテリア、たっぷりとしたサイズの掛け心地のいいシート。

アクティビティの趣味があったり、週末に温泉を巡ったり、ワインや有機野菜を買い出しに行ったり……。クルマだけが好きというわけでなく、そんな楽しみも持っている方には、なかなかいい選択肢ではないだろうか。言ってみれば、ライフスタイル体現カーである。

スペック

【 V40 クロスカントリー T5 AWD 】
全長×全幅×全高=4370mm×1800mm×1470mm
ホイールベース=2645mm
車両重量=1580kg
駆動方式=4WD
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=180kW(245ps)/5500rpm
最大トルク=350Nm(35.7kg-m)/1500-4800rpm
トランスミッション=8速AT
サスペンション=前:マクファーソンストラット
        後:マルチリンク
タイヤサイズ=225/50R17
JC08モード燃費=14.8km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
車両本体価格=439万円 ※200台限定


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