あっというまにランキング上位へ復活トヨタ「ルーミー」は、トヨタのラインアップのなかで一番小さなミニバンです。2016年11月に発売され、当初は「タンク」という姉妹モデルが存在しました。 グリルを強調したデザインのルーミーに対し、タンクは乗用車らしいすっきりとしたフロントフェイスが特徴で、それぞれ異なる販売店系列で販売されました。 その後、トヨタが販売店チャネル制度を廃止したことで、2020年9月のマイナーチェンジ時にタンクはルーミーに吸収される形で消滅。ルーミーは新たに「カスタム」と「標準モデル」の2タイプを設定しました。 わかりやすくいうと、これまでの「ルーミー顔がカスタム」、「タンク顔が標準モデル」というラインアップになりました。 ルーミーはダイハツ「トール」の姉妹車で、ダイハツが生産しています。そのため、一時はダイハツの不正認証問題の影響で生産が停止されましたが、国土交通省から出荷停止の指示が解除されたことを受け、今年4月から生産が再開されました。 元々ベストセラーだったルーミーは、7月の登録車販売ランキングで、カローラ(シリーズ全体で1万4622台)、ヤリス(シリーズ全体で1万1617台)、シエンタ(1万1441台)に次いで4位(1万3台)と健闘し、不正認証問題の影響を吹き飛ばす勢いで売れています。 ということで、今回はルーミーのグレードと装備をチェックして、おすすめのグレードを調べてみたいと思います! >トヨタ ルーミーと姉妹車ダイハツ トールのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ ルーミーカスタムの価格やスペックはこちら グレードごとの違いをチェックルーミーのエンジンは、1.0L 3気筒ガソリンターボ(最高出力98ps/最大トルク140Nm)と、1.0L 3気筒ガソリン(最高出力69ps/最大トルク92Nm)の2タイプが設定され、トランスミッションはすべてCVTです。 駆動方式は、ターボはFWDのみ、ノンターボは4WDとFWDを選ぶことができます。 グレードは、「カスタムG-T」「カスタムG」「G-T」「G」「X」の5グレード。グレードに「T」がつくのがターボモデルです。 グレードと価格
見た目の違いは?まずはエクステリアの違いをチェックしていきます。最上級のカスタムG-Tは15インチアルミホイール、続くカスタムGは14インチアルミホイール、それ以外はスチールホイールに樹脂フルキャップとなります。 カスタムと標準モデルのフロントデザインの違いは前述の通りですが、ほとんど同じように見えるリアは、リアガーニッシュがカスタムはメッキ、標準モデルはボディ色という違いがあります。 細部では、ドアサッシュが最廉価のX以外はブラックアウト化され、Xはボディ同色となります。 ヘッドライトは、Xのみハロゲンでそれ以外はLED式となります。その違いはヘッドライト内部のデザインで見分けることができます。ちなみに、XにもLED式ヘッドライトが6万6000円のメーカーオプションで用意されています。 デザインは好みがあるのでどれがいいとは言えませんが、btyの中古車情報ではルーミーの在庫車両の約59%がカスタムだったので、カスタムのほうがやや人気がありそうです。 装備の違いは?カスタム系は装備が充実しています。全車速追従式アダプティブクルーズコントロール(ACC)、電動式パーキングブレーキ、アダプティブドライビングビーム(ADB)、本革巻きステアリングホイール、同じくシフトノブ、LED式フォグランプを標準装備します。 カスタムG-TとカスタムGは、エンジンとホイールサイズ以外の装備はほぼ同じです。 標準モデルのG-TとGは、前述のカスタムの装備こそ備えていないものの、両側電動スライドドアを標準装備します。 標準モデルのXは、助手席側スライドドアは電動式ですが、運転席側は手動となります。 先進安全装備は、衝突回避ブレーキ支援や車線逸脱警報などの各種機能を備えた「スマートアシスト」を全グレード標準装備しています。 >トヨタ ルーミーと姉妹車ダイハツ トールのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ ルーミーの価格やスペックはこちら ニーズにあわせて選べばどのグレードも吉最後におすすめグレードです。 「ファーストカーとして街中だけでなく長距離も走るし、パワーもそれなりに欲しい」という人は「カスタムG-T」一択です。 1.0L3気筒ガソリンターボエンジンは小さい排気量ながらパワフルで、高速道路の合流などでは小柄な車体をぐいぐいと加速させ、流れにあわせて合流することが可能です。 また、カスタムのみに標準装備される全車速式ACCは長距離ドライブでの疲労軽減になるので、とても魅力的な装備です。 そこまでパワーは必要ないのであれば、「カスタムG」でも問題ありませんが、ターボとノンターボのパワーの差は明らかですので、ディーラー試乗で確かめてみることをおすすめします。 「セカンドカーとして、街中走行などがほとんど」ということであれば、「G-T」もしくは「G」が良さそうです。 常にキビキビ走りたいという人はターボ付きの「G-T」、普通に走ればOKという人はノンターボの「G」がおすすめです。LED式ヘッドライトや両側電動スライドドアなど、どちらも基本的な装備が充実しており、普段使いで不満がでることはないはずです。 「なるべくコストを抑えたい」というのであれば「X」ということになります。 結論からいうと「アリ」です。 LED式と比べるとぼんやりと暗いハロゲンヘッドランプ、ベースグレード感全開のボディ同色のピラーなど、全体的にしょぼい印象なのは否めませんが、「送迎用の足車として使うことがほとんど」という人にピッタリな「左側電動スライドドア」が標準装備されます。手が塞がる雨の日の送迎時に電動スライドドアは重宝します。 そもそも、取り回しに困ることのないコンパクトなボディに、広い室内空間とスライドドアの組み合わせという「日常での使いやすさに振り切ったパッケージ」がルーミー最大の魅力です。 ベースグレードのXでもその魅力は変わりませんので、ニーズさえあえば高コスパのグレードと言えるでしょう。 ということで、大人気のルーミー、グレード選びの参考になれば幸いです! <おわり> 写真:トヨタ、ダイハツ >トヨタ ルーミーと姉妹車ダイハツ トールのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ ルーミーカスタムの価格やスペックはこちら |
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