最初から最後までコンテンツ目白押し!去る7月14日(日)に、富士スピードウェイで開催された「フジ 86/BRZ スタイル 2024」。朝は霧雨が降る生憎の空模様だったが、お昼に向けて天気も徐々に回復。いつしか青空も顔をのぞかせるイベント日和となった。 同イベントは2009年に初めて開催され、今回が16回目。その名の通り、トヨタ「86」および「GR86」、スバル「BRZ」のオーナーが集まる一大イベントで、年々コンテンツを拡充しながら規模を拡大し続けている。 今年は「GR86/BRZ カップ」の第3戦(プロフェッショナルクラスは第4戦とダブルヘッダー)との同時開催となり、コース上では白熱したレースが展開された。 また、「AE86」のワンメイクレースである「ホットバージョン AE86 富士N2決戦」、86&BRZオーナーのパレードラン、さらには土屋圭市さんほかトップドライバーたちによる「スペシャルスーパー前止め選手権」など、さまざまなコンテンツも開催。大いに盛り上がった。 そしてパドックやイベント広場においても、数多くの催しを展開。メインステージでは、イベントの前々日に発表されたGR86とスバルBRZの一部改良モデル、さらに200台限定で発売されたGR86の特別仕様車「RZ“リッジ グリーン リミテッド”」のアンベールトークショーが開催された。 >フジ 86/BRZ スタイル 2024のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ GR86の価格やスペックはこちら トヨタとスバルの開発者がクロストークトークショーにはGR86の開発責任者である藤原裕也さん、BRZの開発責任者である小林正明さんが登壇。それぞれの車両に加えられた一部改良の内容をアピールするとともに、前日に開催されたメディア向け試乗会にも参加したモータージャーナリスト河口まなぶさんとのクロストークを展開した。 両車ともにアブソーバーの減衰特性や、電動パワーステアリングアシストの制御を変更したほか、AT車のマニュアルダウンシフトにおける許容回転数を拡大。 また、GR86はMT車のスロットル制御を変更して、よりダイレクトなレスポンスが得られるようにした一方、BRZはMT車に新たにSPORTモードを追加。スイッチを押すとスロットル特性を変更し、アクセル操作に対してリニアに反応するトルク制御を実現した。 河口さんは「これまでのGR86、BRZの改良の中で一番大きな変化で、相当に変わっていると感じました。ピットでちょっとアクセルを踏んだだけでも違いがわかるくらい。BRZは“スポーツモード”のスイッチを入れるとGR86に変身したのか!? と思うし、GR86は以前にも増してもっと元気になったな! と感じました」と両車の第一印象を語った。 さらに、河口さんはつい最近、一部改良前のBRZ(いわゆるCタイプ)を購入したばかりだったそうで、「新型のDタイプにはSPORTモードが追加されて、僕はどうしたらいいですか!」とスバルの小林さんに詰め寄るシーンも。これにはトークショーに駆けつけたたくさんのギャラリーも大いに沸いていた。 >フジ 86/BRZ スタイル 2024のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ GR86の価格やスペックはこちら 50枠完売! 86ガールズオーナーズミーティングそして、数多くのコンテンツが用意されていた今年のフジ 86/BRZ スタイル 2024の中でも、初の試みでありながら大盛況だったのが、AE86、トヨタ86、GR86の女性オーナーさんを対象とした「86 ガールズ オーナーズ ミーティング」だ。 50台の事前申し込み枠は完売となり、パドックに用意された専用駐車場にはいろとりどりの新旧86が集合。愛車の写真を撮る時に使える専用のナンバーフレームなども用意され、参加者は普段なかなか女性同士ではできない86談義にさっそく花を咲かせていた。 黒のトヨタ86にお乗りの「ぱむ」さんは、フジ 86/BRZ スタイルに参加するのが4回目という常連さん。だが、こうして女性だけで集まれるイベントは初めてとのことで、「初対面の人とも仲良くなれて、女性同士で86の情報交換ができるので、とてもうれしいです!」と語ってくれた。 トヨタ 86を購入したきっかけは街中でたまたま見かけて、「何あのかっこいいクルマ!」と一目惚れしたこと。 それまでクルマ自体にまったく興味がなかったにも関わらず、街で見たクルマの名前を知りたいとネットで検索するところから始まり、遂にはMTの86を運転したくてAT限定免許も解除したという、ぱむさん。 今ではすっかりカスタマイズにも目覚め、フジ 86/BRZ スタイルなどのイベントに参加しては、他の人が乗っている86のカスタマイズを参考にするのも楽しみの一つとなっている。 色は黒が好きなので、内外装を統一されたトーンでまとめるのがテーマ。エクステリアにはグラージオのエンブレムやサイドウインカー、モデリスタのフェンダーイルミブレードなどを装着し、ホイールはヨコハマの金型鍛造モデルであるアドバンレーシングRZ-F2をおごる。 女性らしい上品で柔らかい雰囲気のぱむさんが、まさかこれほど男らしい86に乗っていようとは! というギャップに驚いてしまった。 >フジ 86/BRZ スタイル 2024のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ GR86の価格やスペックはこちら 娘の影響を受けて「父、GRスープラを買う」白のトヨタ86に乗っている「ねむい」さん。いつも助手席に乗せて走る相棒の“LOVOT(らぼっと)”のお名前は「隊長」。一人暮らしを始めたばかりの寂しかった時に、自分を引っ張っていってもらおうと思って名付けたそうだ。 ねむいさんの場合も、やはり「クルマには全然興味なかったんですけど、86の見た目が好きすぎて大学生の時に買いました」と言う。 期せずして、ぱむさんと同じような購入動機だが、クルマに興味のなかった女子2名を振り向かせる86のイケメンぶりにも改めて驚かされた。 「父がクルマ好きで、免許は強制的にAT限定じゃなく、最初からMTも運転できるように取らされました(笑)」ということで、MTを運転することのハードルはなかったようだが、実際に86のMTを購入した今では運転が楽しくて仕方ないそうだ。 時間がある時は隊長と連れ立って箱根の峠に走りに行ったりもする、ねむいさん。愛車の86にはモデリスタのエアロが装着され、タイヤはストリート系スポーツタイヤのアドバンネオバAD09を履いている。コーナリングでタイヤのグリップをしっかり感じながら走るのが、何より爽快なのだとか。 内装も赤のパネルを加えることで、外装との白×赤のコーディネートを楽しむなど、カスタマイズもマイペースで楽しんでいるとのこと。 ちなみにクルマ好きのお父さんは、ねむいさんが86を買ったことに触発されて、「GRスープラ」を購入したとのこと。86とスープラで箱根を走る仲睦まじい親子とLOVOTを見かけたら、それはねむいさんかもしれない。 >フジ 86/BRZ スタイル 2024のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>スバル BRZの価格やスペックはこちら 女子イベントも内容盛りだくさん86 ガールズ オーナーズ ミーティングは、そうした女性同士でコミュニケーションを取れる機会を設けるだけでなく、GR86/BRZ カップに参戦しているチームをパドックに訪問してドライバーと交流を持ったり、モビリタでのドライビングレッスン(抽選)を体験できるなど、独自のコンテンツやアトラクションも用意されていた。 運営スタッフも基本的に女性で行われていたほか、クリームソーダやプリン、ナポリタンなどの特別メニューを提供する「純喫茶ハチロク」のような女性らしいホスピタリティも展開。 同乗走行のインストラクターを務めたレーシングドライバーの佐藤久実さんのほか、「KYOJO CUP(競争女子)」に参戦している翁長実希さん、織戸茉彩さんによるトークショーも行われ、「また女の子だけのイベントをぜひやりましょー!」と、ガールズパワー全開で盛り上がった。 ステージイベントや86 ガールズ オーナーズ ミーティングだけでも、見どころ満載だったフジ 86/BRZ スタイル。来年の開催が今から待ち遠しい。 <おわり> >フジ 86/BRZ スタイル 2024のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>スバル BRZの価格やスペックはこちら |
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