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【決勝直前】トヨタ雪辱なるか!? ル・マン24時間レース、これだけは押さえておきたい見どころまとめ ...

2024-6-12 07:00| post: biteme| view: 936| コメント: 0|著者: 文:工藤 貴宏

摘要: ル・マン24時間レース、今年の見どころは? 突然ですが“世界三大料理”をご存じでしょうか?中国料理、フランス料理、そしてトルコ料理なのだとか。トルコ料理っていわれてもイメージが湧かないような気がしますが ...

【決勝直前】トヨタ雪辱なるか!? ル・マン24時間レース、これだけは押さえておきたい見どころまとめ

ル・マン24時間レース、今年の見どころは?

突然ですが“世界三大料理”をご存じでしょうか?

中国料理、フランス料理、そしてトルコ料理なのだとか。トルコ料理っていわれてもイメージが湧かないような気がしますが、「ケバブ」もトルコ料理なのだそうで。

では、“世界三大レース”をご存じでしょうか?

クルマ好きなら聞いたことくらいはあるかもしれません。モナコ公国で行われる「F1モナコグランプリ」、アメリカの「インディ500マイル」、そしてフランスで開催される「ル・マン24時間レース」がそう呼ばれています。

今回は、そんな世界三大レースのひとつであるル・マン24時間レースについて紹介しましょう。

なぜかって? それは今年(2024年)の決勝スタート時間が6月15日とすぐそこまで迫って来たから。現地時間16時にスタートし、24時間後となる6月16日16時にゴールを迎えます。

そんなル・マン24時間レース(の前身となるレース)がはじまったのは1923年。ってことはひゃくいちねんまえ⁉

とんでもなく長い歴史すぎて驚きますね。

ちなみにル・マン24時間レースは「デイトナ24時間レース」「スパ・フランコルシャン24時間レース」と並び“世界三大耐久レース”にも数えられ、ぶっ続けで24時間を走り切ります。そして走った周回数を競います。

レースの知識がある人ならば、レーシングスピードで24時間も走り続けることがどれだけマシンに負担をかけるかきっとイメージできることでしょう。とんでもない戦いです。

コースとなる「サルト・サーキット」は全長約13kmと、富士スピードウェイの3倍ほどの長さですが、その2/3は普段は公道として使われる道路というのもこのレースの“普通じゃない”部分。レース期間中だけ閉鎖され、サーキットに早変わりするというわけです。それにしても、13kmを超えるコースを予選時は3分15秒ほどで周回するのだから異次元の速さです。

かつては全長6kmの直線がありトップクラスは400km/hを超える速度で風のように駆け抜けていたのですが、事故などがあり現在は途中にシケインを作って速度を抑制。それでも300kmを優に超える速度で走ることになるわけですが、真夜中にヘッドライトの光だけを頼りに超高速で走り抜けるなんて、どれだけドライバーは肝が据わっているのでしょうか。

24時間をトップ集団として走り続ければ周回数は350周を上回り、給油は30回以上も行われ、消費される燃料は1500L以上。そして走行距離は5000kmを超えます。技術やドライバーの腕だけでなく、運も味方につけないとトップでゴールするのは難しいでしょう。

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3カテゴリー62台がエントリー

そんなル・マン24時間レースは幾度となくレギュレーションが変わっているので、参戦するマシンも時代によって異なります。

しかし、ある年齢以上の日本のクルマ好きがまずイメージするのは1991年に大暴れした「マツダ787B」ではないでしょうか。4ローターエンジンを積んだマシンであり、なんと1991年に日本車として初の総合優勝を果たしたのでした。

>>マツダ787Bの写真はこちら

レギュレーションの変更によりマツダワークスチームのロータリーマシンとして最後の出場となった年に、悲願のル・マン制覇を果たしたのは日本でも大きなニュースとなりました。

その後、2018年から2022年にかけてはトヨタが5連覇を達成。ちなみに最多優勝は耐久レースの王者ともいわれるポルシェで、19回も表彰台の中央に立っています。その次は13回のアウディ、そして10回のフェラーリと続きます。ちなみに5回のトヨタは歴代6番目に勝利回数の多いメーカーとなっているんですよ。意外じゃないですか?

第92回(101回目じゃないのは戦争などで中断した年があるから)となる2024年のレースは、昨年の覇者フェラーリをはじめ、トヨタ、ポルシェ、プジョー、そしてアルピーヌなど合計62台のマシンが参戦予定。62台という数はグリッドに並ぶことができる最大の台数です。

参加車両は3つのクラスに分けられ、62台の内訳は、トップカテゴリーとなる「ハイパーカー」が23台、その下に位置する「LMP2カー」が16台、そして「LMGT3カー」が23台。

もっとも速いクラスとなるハイパーカーはレース専用のプロトタイプカーもしくは公道走行可能なハイパーカーのレース仕様車によって競われるもの。パワートレインはエンジだけでなくモーターを組み合わせたハイブリッドも可能で、システム最高出力は約707PS。ハイブリッド搭載車は4WDも採用できます。

いっぽう「LMP2」は現在ル・マン24時間レースだけに参加できるクラスで、「オレカ」「ダラーラ」「リジェ」「マルチマチック」という4社のいずれかが制作するシャシー(車体)を使った車両のみが参戦可能。

ボッシュ製のモーターユニットにウィリアムズ・アドバンスドエンジニアリング製のバッテリー、そしてXトラック製のギヤボックスを組み合わせたハイブリッドシステムをエンジンにドッキングしてパワートレインとします。

そしてもっとも市販車に近いカテゴリーと言えるのが「LMGT3」。世界各地のGTレース(日本のスーパーGTでGT300クラスにも参戦)で走る、市販車(といっても高性能スポーツカーやスーパーカーがメイン)をベースとした「FIA GT3」という車両で争います。

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トヨタ、昨年の雪辱なるか?

さて、今年のル・マン24時間レースの注目ポイント。それはトヨタが再び表彰台の中央へ立てるかどうかでしょう。

トヨタは昨年も実力はあったのですが、あまりにも速すぎたためにレース直前の性能調整によってハンディキャップを背負わされ、厳しい戦いをすることに。ことしはその雪辱を晴らせるかが見どころです。

というわけで、「世界三大レース」のひとつに数えられるル・マン24時間レース。日本の自動車メーカーであるトヨタが本気で勝ちに行っているので、チェックしてみる価値は十分ですよ。

「J SPORTS」といった放送以外でも、トヨタは毎年各地でパブリックビューイングを実施するので、クルマ好きどうしで集まって応援するのもオススメです。

最後にル・マンに関連するネタをひとつ。「ル・マン式スタート」という言葉をご存じでしょうか?

これはかつてル・マンでおこなわれていたスタート方法。スタートの合図でクルマが発進するのではなく、1列に並んだドライバーがまずマシンへ向かって自分の足で走っていきます。自力でマシンのもとへ駆け寄ったドライバーが乗り込んでから、マシンが発進するのです。

ドライバーの足の速さが勝敗を左右する独自で面白いシステムでしたが、一刻も早く走り出したいがためにシートベルトを着けないドライバーがいたり、後方の車両が速くスタートして混乱するなど安全上の問題が発生。1971年以降はローリングスタートとなっているので、残念ながら今のル・マンでは見ることはできません。

<スケジュール(日本時間)>
6/7(金):公開車検
6/8(土):公開車検、パレードラン
6/9(日):公式テスト1、2
6/11(火):ピットウォーク、オートグラフセッション、ピットストップチャレンジ
6/12(水):フリープラクティス1
6/13(木):予選、フリープラクティス1、2
6/14(金):ハイパーポール、ハイパーポールセレモニー、フリープラクティス4、ドライバーズパレード
6/15(土):ウォームアップ走行、グリッドウォーク、スタートセレモニー、決勝スタート
6/16(日):決勝ゴール

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写真:トヨタ自動車、フェラーリ、ポルシェ、マツダ


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