2つの新型ランクルがまもなく登場!「陸の巡洋艦」を意味するその名のとおり、世界中の道なき道を突き進んでいるのがトヨタ「ランドクルーザーシリーズ」です。2021年に新型となる「ランドクルーザー300」が登場した際には、最大4年とも言われる超長納期が話題となりましたが、最近では納期も早まっているなどその狂騒は収まりつつあります。 そんななか、トヨタは2023年7月26日、8月2日に新型モデルのワールドプレミアを行うことを明らかにしました。 >>トヨタが新型ランクルをチラ見せ。GX譲りのカクカク系で男前の予感! 発表は8月2日 そこで発表されるモデル名は「ランドクルーザー」であるとされています。ただ、ランドクルーザー300の登場からまだ2年ほどしか経過していないなかで、ランドクルーザー300の後継モデルが登場するとは考えられません。 そうなると、ここで登場するのは「ランドクルーザープラド」の後継モデル(以下:新型プラド)であると考えるのが現実的です。また、合わせて「ランドクルーザー70」の“再々”販売が発表される可能性も高いと見られています。 どちらも魅力的なこの2つのランクル、執筆時点での情報を元に選び方のポイントを検証してみました。 >>ランドクルーザー70ってどんな車? スペック詳細はこちら 新型プラドは“タフさ”で300系と差別化かまず、新型プラドについて考えてみましょう。 ランドクルーザープラドは、ランドクルーザーシリーズのなかでも乗用車的な性格を持つモデルという位置付けで、1990年に初代が登場しました。 現在販売されているのは2009年に登場した4代目です。2013年と2017年にマイナーチェンジが行われてはいるものの、発売からすでに14年目に突入しているロングセラーモデルということもあって、古さを感じるのも事実です。 また、ランドクルーザー300が高級乗用車的な性格を強めたことから、ランドクルーザープラドの位置付けがややあいまいとなっていました。 ただ、トヨタが発表したティザー画像を見ると、新型プラドは直線基調のスクエアなボディと、かつてのランドクルーザー60のようなレトロなフロントマスクを持っており、先日発表されたレクサス「GX」のような直線基調のデザインを採用していることがわかります。 このことから、新型プラドはランドクルーザー300と比べて、より“タフさ”を押し出したモデルになると考えられます。 >>ランドクルーザー60ってどんな車? 価格やスペックはこちら >>レクサス新型GX発表。ハイブリッド搭載、ガチオフ系“オーバートレイル”追加で遂に日本上陸!? 一方、インテリアを写したティザー画像には、新型プラドが電動パーキングブレーキを備えていることが明らかとなっています。そうなると、最新の「トヨタセーフティセンス」などが搭載されている可能性が高く、新型プラドが現代のクルマとして十分な機能・装備を持っていることがうかがえます。 とはいえ、新型プラドがランドクルーザー300を超える価格帯となることはなさそうです。新型プラドは「ランドクルーザー250」との名称で登場するとの噂もあるように、あくまでランドクルーザー300の弟分という位置付けになると見られています。 新型プラドもランドクルーザー300も、ランドクルーザーの名に恥じない本格的な悪路走破性能を持っていることは言うまでもありませんが、高級乗用車であるランドクルーザー300に対して、新型プラドはタフ系を追求した「ザ・クロカン」となることで、両車の差別化が図られるようです。 >>ランドクルーザープラドのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら ランクル70は玄人向け不透明な部分の多い新型プラドに対して、再々販売されることになると見られているランドクルーザー70は、現在オーストラリアで販売されているものが参考になりそうです。 ただ、オーストラリア版のランドクルーザー70はまもなくマイナーチェンジが行われる見込みであり、日本で販売されるものもマイナーチェンジ後のものになると見られています。 再々販売されるランドクルーザー70には、2.8Lの直4ディーゼルエンジンが搭載され、ATとの組み合わせが基本となる可能性が濃厚です。また、フロントフェイスは往年の40系を模した“オールドルック”になると見られます。 >>やや下落中。ランクル70の中古車相場はこち タフ系路線のクロカンという意味では、ランドクルーザー70と新型プラドはどちらも近しいコンセプトをもった1台と言えます。 ただ、70系はあくまで1984年に登場したモデルをリフレッシュしたものであり、走行性能や快適装備など、多くの面で現代のクルマとは異なる点に注意が必要です。 そういった意味では、70系は新型プラドに比べてより“玄人向け”のモデルと言えるかもしれません。 >>実際どうなの? ランクル70オーナーによる本音のレビューはこちら たとえば、これまでランドクルーザーシリーズを乗り継いできたり、実際に悪路を走行する機会の多いユーザーにランドクルーザー70は向いているかもしれません。また新型プラドは大型化されると見られており、ナローボディを必要とするユーザーはランドクルーザー70を選ぶことになりそうです。 しかし、単にルックスに惹かれてランドクルーザー70に興味を持った場合には、新型プラドやランドクルーザー300とよく比較することをおすすめします。特に、試乗によってそれぞれの乗り味を比べることが重要です。 一方の新型プラドは、良くも悪くも現代のクルマであるため、どんなユーザーが選んでも大きな失敗はないと言えそうです。たとえば、トヨタ「RAV4」やスバル「フォレスター」よりもさらにタフな1台がほしいというユーザーや、予算やサイズの都合からランドクルーザー300には手が出ないユーザーなどにも十分マッチすることは間違いありません。 いずれにせよ、8月2日には両車の詳細が発表され、具体的な発売時期やグレード構成、価格や納期についても順次明らかになると見られます。 >>再々販するランクル70の仕様まとめ。ディーゼル一択もMT存続か、抽選の可能性も >>★4.4の高評価! ランクル300オーナーによる本音のレビューはこちら |
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