車中泊を優先したクルマ選びは難しい手軽かつコスパよく非日常体験を味わえる車中泊。最近では、車中泊に対応した施設も全国各地に登場するなど、その環境は整いつつあります。 車中泊を行なうのに適したクルマと言えば、やはりトヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」といった広大な室内空間をもつ大型のワンボックスカーや、「アルファード」や「フリード」などに代表されるミニバンです。 >>次期「ハイエース」はグランエースのようなノーズ有りに。EVやeアクスルにも期待! ただ、コストや駐車スペース、日常の取り回しなどを考えると、車中泊を優先したクルマ選びができるユーザーは決して多くはありません。 そこで今回は、あくまで普段使いしやすい売れ筋のクルマから、“意外と”車中泊に適したクルマをピックアップしてみたいと思います。 >>ハイエースってどんな車? 価格やスペックはこちら オフ系軽自動車の火付け役・ハスラー昨今、ダイハツ「タントファンクロス」やスズキ「スペーシアギア」、三菱「デリカミニ」など、軽スーパーハイトワゴンにアウトドア要素を掛け合わせたモデルが数多く登場していますが、その火付け役として軽自動車にアウトドア要素を取り入れ大ヒットを記録したのがスズキ「ハスラー」です。 >>タントファンクロスってどんな車? 価格やスペックはこちら ハスラーは、スズキ「ジムニー」のような圧倒的な悪路走破性能こそないものの、愛嬌のあるルックスも相まってアウトドアを好むユーザーからの人気も高く、最低地上高は180mmと一般的な軽自動車より高めに設定されているため、キャンプ場や河原のちょっとした砂利道程度であれば問題なく走れてしまうのもポイントです。 >>ジムニーってどんな車? 価格やスペックはこちら ハスラーはシートアレンジが豊富でアクセサリーが充実している点も車中泊向きです。ヘッドレストを外して運転席と助手席を倒し、後部座席も格納すれば大人2名が横になれるスペースを確保することができます。 確かに、軽スーパーハイトワゴンと比べ室内の広さは劣りますが、ハスラーは背の高いスクエアなボディのおかげで、軽自動車とは思えないほどの広大な空間を生み出すことができます。 さらに現行モデルは後席を倒せばフルフラットになるため、普段使いにはもちろん車中泊にもピッタリな1台と言えます。 >>ハスラーってどんな車? 価格やボディサイズ詳細はこちら 走り好きにオススメのレヴォーグ最近では珍しくなった国産ステーションワゴンですが、スバル「レヴォーグ」はかつてのようなスポーツツアラーの面影を色濃く残しています。 レヴォーグは、スバル独自の「シンメトリカルAWD」や重心の低さを活かしたスポーティな走りと、「アイサイト」といった先進安全装備によって、長時間のドライブも楽にこなせる点が魅力です。 また、駐車場の事情などで全高の低いクルマを選ばざるをえないユーザーからも高く評価されています。またオフロード要素を取り入れた派生モデル登場のウワサも流れています。 >>今秋マイチェンのレヴォーグ。納期2~3ヶ月の今、買いor待ち? SUV追加の噂も そんなレヴォーグは、後部座席を格納し、運転席と助手席をできる限り前方にスライドさせることで、2m近い荷室長を実現することができます。荷室もほぼフラットなので、180cmを超える大柄なユーザーでも足を伸ばして横になることができそうです。 ただ、重心の低さがウリのレヴォーグだけに、室内の高さは期待できません。あくまでも、横になるためだけのスペースと割り切った方が良さそうです。 >>レヴォーグってどんな車? 価格やボディサイズ詳細はこちら 最量販SUVのヤリスクロスも実は車中泊向き?2022年、最も多く販売されたSUVがトヨタ「ヤリスクロス」です。 ヤリス譲りのコンパクトなボディと、SUVらしい力強いスタイルが特徴のヤリスクロスですが、後部座席を倒すことで、やや斜めながらほぼフラットな空間を作り出すことができます。 ただ、その際の荷室長はおよそ160cm程度のため、一般的な成人男性であれば斜めに寝る必要があり、あくまでも1泊程度の車中泊と割り切った方が良さそうです。 >>ヤリスクロスってどんな車? 価格やボディサイズ詳細はこちら しかしヤリスクロスのハイブリッド車には、メーカーオプションでアクセサリーコンセント(AC100V/1500W)を設置することができます。コンセントの位置はラゲッジルームの横になるため、ポータブルバッテリーなどと組み合わせれば快適な車中泊を実現できるのが魅力です。 ヤリスクロスの室内は決して広いわけではありません。ただ、車中泊を楽しむのが年に数回程度であれば、それほど気にすることはなさそうです。 >>ヤリスクロスハイブリッドってどんな車? 価格やボディサイズ詳細はこちら ちょっとしたアイテムで車中泊はグッと快適に!車中泊を快適に楽しむうえでもっとも重要となるのが「いかに寝床をフラットにするか」という点です。 近年ではフルフラットな荷室スペースをウリにするクルマも増えていますが、多くの場合小さな段差や角度が生じてしまうものです。また、そのまま横になるには床面が固すぎるという問題もあります。 専用のマットレスを敷いたり、厚手の寝袋を用意したりするのが理想ですが、相応のコストと保管スペースが必要となるため、年に数回程度の車中泊ユーザーには大きなハードルとなります。 一方、インターネット通販サイトでは、車中泊用のエアマットが数多く販売されています。空気入れのいらない手軽なポンプ内蔵型エアマットの場合、国内メーカーのものでも4000円程度から見つけることができ、空気の量で厚みを調整することができるので、車中泊用に準備しておくと快適性はグッと向上します。 そのほか、オシャレなLEDランタンや折りたたみ式のミニテーブル、目隠し用のカーテンなども比較的安価に手に入れることができるので、車中泊をする前に一度チェックしてみることをオススメします。 写真:スズキ、スバル、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ |
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