新型は「プロパイロット」を全車標準装備>>日産 セレナの詳細はこちら 日産「セレナ」は1991年の初代発売以来「家族のための5ナンバーサイズミニバン」として、高く支持されてきた一台。そんなセレナが2022年11月28日にフルモデルチェンジを受けて6代目へと進化し、まずは2WDのガソリン車を発売。e-POWER搭載車とガソリン4WD車は2023年春頃に発売される予定です。 6代目のセレナは、初代から受け継がれてきた「BIG」「EASY」「FUN」というコンセプトに代表される室内空間の広さや利便性はそのままに、「移動時の快適性」を追求。最先端技術の搭載やさまざまな機能の充実を図ったことで「家族との大切な時間を思いきり楽しめるミニバンとして、さらなる進化を遂げた」と日産は言います。 >>日産 セレナの公式画像はこちら 先代から採用された「プロパイロット」は全車に標準装備となり、最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」には「プロパイロット2.0」も標準装備。また前方障害物を回避する際にドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」や、一度駐車した場所を駐車枠として記録できる「プロパイロット パーキング」を日産として初搭載。 これは、記録した駐車位置に近づくとボタンひとつでステアリングとアクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてが自動で制御され、駐車が苦手な人でも安心して駐車が行えるというシステムです。さらに「e-POWER LUXION」には、リモコン操作で車の出し入れが可能となる「プロパイロット リモート パーキング」も搭載されます。 >>日産 セレナの専門家レビューはこちら パワーユニットは「第2世代e-POWER」と、2L直4ガソリンエンジンの2種類で、e-POWERの発電用エンジンは最高出力95ps/最大トルク123Nmで、駆動用モーターは同163ps/同315Nm。 こちらのエンジン作動音は十分に抑制されているとともに、車両状態や走行環境に加えてカーナビとも連携しながらエンジン作動タイミングを制御する世界初のエネルギーマネジメント技術を搭載したことで、エンジンの作動頻度を低減。車体の遮音性能が大幅に高められたこととも相まって、新型セレナの静粛性は従来型を大きく上回っています。純ガソリンエンジンのほうは最高出力150ps/最大トルク200Nmとなります。 エクステリアデザインは、従来からのセレナの特徴である「親しみやすさ」に加えて、より上質でモダンな要素を採用。フロントに組み込まれた縦3連のヘッドランプと大型のラジエーターグリルがさりげなく「Vモーション」を表現したうえで、すべてのランプをLED化。日産いわく「先進性と美しさを徹底追求した」とのことですが、新しいフロントマスクに関してはまさにそのとおりと言えるでしょう。 >>日産 セレナの中古車相場はこちら インテリアでは、視界をさえぎる凹凸を極力減らすことで、視界と運転のしやすさを向上。日産が「モノリス」と呼んでいるフラットディスプレイの造形もかなりおしゃれな印象です。 またシート素材は高級感を追求したうえで、お菓子などの食べかすが隙間に入り込みにくく、飲み物などをこぼしてしまった際もふき取りやすいものとし、機能性を両立させた家族思いの仕様となっています。さらには日産として初めて、レバーではなくスイッチタイプの電制シフトを採用したことも、新型セレナの「スッキリとしたイメージのインテリア」に寄与していると言えるでしょう。 スポーティなフォルムの「ハイウェイスターV」と、最上級グレードである「LUXION」以外は5ナンバーサイズとなる新型セレナですが、その室内の広さは、全高1.8m以上の1.2~2Lクラスミニバンとしてはナンバーワン。2列目および3列目の広さは十分であり、運転席の足の通過スペースも先代モデルから120mm拡大されたことで、運転席と助手席間の移動はより行いやすくなっています。またシートスライド機構が3列目にも標準装備されたことも大きな特徴です。 バックドア全体を開けずに荷物の出し入れができる「デュアルバックドア」もセレナの特徴ですが、新型では開口時のサイズを見直したことで、より狭い駐車スペースでも使用できるようになっています。またe-POWER車では100V AC電源(1500W)がオプション装備として設定されたことで、アウトドアにおける家電製品の稼働や、災害時等の非常用電源としても使えるようになっています。 >>日産 セレナの詳細はこちら 「第2世代e-POWER」を推したい>>日産 セレナの詳細はこちら 2023年春頃に発売されるe-POWER搭載車とガソリン4WD車を含む、セレナのグレードと車両価格は下記のとおりです。 【e-POWER】 【ガソリン2WD車】 【ガソリン4WD車】 >>日産 セレナのグレード一覧 それぞれのグレードの特徴は、ざっくり言うと下記のとおりとなります。 【e-POWERとガソリン車の違い】 【標準車とハイウェイスターの違い】 【X/e-POWER X】 【XV/e-POWER XV】 【ハイウェイスターV/e-POWER ハイウェイスターV】 【e-POWER LUXION】 【AUTECH/e-POWER AUTECH】 >>日産 セレナのグレード一覧 これらの中からおすすめグレードをチョイスする場合、まず大きく考えると「やはりガソリン車よりも第2世代e-POWERがおすすめ」ということになります。 2Lガソリンエンジンも決して悪くはなく、比較的安価な点も魅力ではあります。しかし第2世代e-POWERのパワフルさと静かさの前では大きく見劣りしてしまうのは事実。多少値は張りますが、いずれかのe-POWER車を選んだほうが、総合的な満足度は高まるでしょう。 そのうえでいずれのe-POWERグレードを選ぶかは好みと予算次第ですが、「X」は装備内容がさすがにやや寂しいといえます。そして「e-POWER LUXION」はかなり値が張りますので、少々特殊な存在かもしれません。また内外装がかなりスポーティな「e-POWER AUTECH」もやや特殊ですので、注目すべきは必然的に「e-POWER XVまたe-POWERハイウェイスターV」ということになります。 両者の装備内容に若干の差はありますが、「ホイール以外はおおむね同レベル」とも言えますので、ここはもう“好み”で選べばそれでOKです。 >>日産 セレナの詳細はこちら ライバルは手強いが決して負けてはいない>>日産 セレナの詳細はこちら セレナのライバルとなるのは、2022年1月に発売されたトヨタ「ノア」および「ヴォクシー」という兄弟車でしょう。 従来型のノア/ヴォクシーはいささか設計年次が古く、シャシーやADAS(運転支援システム)にやや難がありましたが、新型ではそのあたりすべてが最新のものになりました。そのため走行性能や安全性能に関しては、このクラスのミニバンとしてはほぼ文句なしです。またミニバンとしての使い勝手も研究し尽くされているため、この点についてもほぼ文句なしです。 >>トヨタ ノアの詳細はこちら >>トヨタ ヴォクシーの詳細はこちら とはいえそれはセレナにおいても言えることです。 5ナンバー級ミニバンというのは国内でのドル箱ジャンルですから、当然ながらセレナのほうだってほぼすべての点がノア/ヴォクシーと同様に研究し尽くされ、ミニバンとしての使い勝手もほぼ万全といえるものに仕上がっています。 そのため、この3車については「ミニバンとしての実力はどれもおおむね同じなので、どれでも好きなモノを選べばそれで良し!」というのが基本線となります。 しかしそのうえであえて言うのであれば、売れ筋であるハイブリッド車同士で比較した場合、「燃費性能」を重視したいならノアまたはヴォクシー、「痛快な加速感」などを重視したいのであればセレナのe-POWER車――ということになるでしょう。 いずれにせよ新型セレナのe-POWER車は、その洗練された内外装デザインを含め、「家族のための車」としてはなかなかのハイスコアをマークする一台であることは間違いありません。気になっている人は、ぜひそのまま予約まで突き進むことをおすすめいたします。 <おわり> >>日産 セレナの詳細はこちら >>日産 セレナの公式画像はこちら >>日産 セレナの専門家レビューはこちら >>日産 セレナの中古車相場はこちら |
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