>>マツダ6 セダンの詳細はこちら 20年もの歴史と進化「マツダ6 セダン」は、マツダ「アテンザ」の車名で販売されていたとの車名で販売されていたマツダのフラッグシップセダンが、2019年7月に一部改良を受けつつ「マツダ6」へと改名されたモデル。 昨年2022年は初代アテンザのデビューから数えて20周年、現在のマツダ6と同型車である最終型アテンザの登場から数えて10周年という、アニバーサリーイヤーでした。 それゆえ「設計年次が新しい車」ではないのですが、世の中がある意味「SUVだらけ」になった今となっては、オーセンティックなセダンとしての価値が増しているようにも思えます。ということで、デビューから20周年あるいは10周年を越えたマツダ6の魅力について、今一度チェックしてみることにしましょう。 マツダの新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)」と、新たなデザインテーマ「魂動」を採用したフラッグシップモデルとして最終型アテンザが登場したのは、2012年11月のこと。 当初のパワーユニットは2.0Lまたは2.5Lのガソリン直噴エンジンと、2.2Lのディーゼルターボエンジンで、ボディサイズは全長4860mm×全幅1840mm×全高1450mmというなかなか立派なものでした。 2014年と2016年にはマイナーチェンジを行い、2018年には過去最大レベルの大幅改良を実施。そして前述のとおり2019年7月、一部改良と同時に車名を「マツダ6」に改めました。 >>マツダ6 セダンの詳細はこちら フラグシップらしい走行性能現在販売されている各グレードに搭載されるパワーユニットは、最高出力156psの2L直4ガソリンエンジンと、同190psの2.5L直4ガソリン、そして4.5L車並みの極太トルクを発生する最高出力200psの2.2L直4ディーゼルターボエンジンの3種類。 トランスミッションは全車6速ATで、駆動方式はFFが基本ですが、ディーゼルターボ車では「i-ACTIV(アイアクティブ) AWD」と呼ばれるシステムを備えた4WDも選択可能。i-ACTIV AWDは、路面状況やドライバーの意図を先読みし、前後トルクを100対0から50対50の範囲で瞬時に連続可変させる電子制御のアクティブオンディマンド4WDです。 マツダ6はマツダのフラッグシップセダンですから、当然ながら運転支援システムや各種装備も充実しています。安心感のある走りを実現する「G-ベクタリング コントロール プラス」は全グレードに標準設定され、ベーシックなグレードである「20S」と「XD」以外は全車、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付)」や「アダプティブ・LED・ヘッドライト」、「360°ビュー・モニター」等々が標準装備となります。 >>グレードごとの装備をもっと知りたい方はこちら そしてマツダ6は走行性能および走行フィールに関しても、ひたすら上質です。乗り心地とハンドリングのバランスの良さはクラストップレベルといえるもので、トルクフルな2.2Lディーゼルターボエンジンはアクセルペダルを深く踏み込まずとも十分以上の加速をするため、長距離を運転する場合でも疲れ知らず。 そして2.5Lガソリンエンジン搭載車は、もちろんディーゼルターボほどの極太トルクではないのですが、「自然な速さ」とでも呼ぶべきフィーリングが好印象です。 中~上級グレードがおすすめの理由とは?現在販売されているマツダ6(セダン)のグレードと価格は下記のとおりです。 【ガソリンエンジン】 【ディーゼルターボエンジン】 上記のうちガソリンの「20S」とディーゼルの「XD」はそこそこの装備が省略されているベーシックグレードで、「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」はさまざまな装備を充実させたうえで、ブラックメタリック塗装の19インチホイールなどを採用するスポーティ仕様。 そして「L Package」は、7インチマルチスピードメーターや電動リアウインドウサンシェード、ナッパレザーのシートなどが標準装備となる上級仕様です。さらに20周年を記念した特別仕様車「XD 20th アニバーサリー エディション」は専用内外装のほか、特別塗装色第4弾となる専用の新色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」が用意されています。 おすすめとなるグレードは「20SとXD以外ならどれでも」ということになるかと思います。20SとXDも悪くはないのですが、せっかくの上質なフラッグシップセダンなのにシート表皮はクロスで、その他の装備も標準状態ではいささか寂しいため、お好み次第ではありますが、基本的にはやめておいたほうがいいでしょう。 >>インテリアをもっと見たい方はこちら そのうえで、基本線としては「ラグジュアリーなL Packageを選ぶ」というのがマツダ6のグレード選びにおいては王道であり、「でも自分はスポーツセダンっぽいアピアランスの車が好きだ」というのであれば、まさに文字どおりの「Sports Appearance」をお選びになればいいでしょう。またご予算に若干余裕があるのであれば、アーティザンレッドプレミアムメタリックの「XD 20th アニバーサリー エディション」もシブいチョイスです。 パワーユニットはガソリンとディーゼルターボのどちらでも良いとは思いますが、イチ推しはやはり鬼太トルクのディーゼルターボです。そしてガソリンエンジンを選びたい場合は2Lよりも2.5Lのほうが、セダンのキャラクターには合っています。 燃費重視ならライバルのカムリを選ぶべし?ライバルとなるのは、似たサイズ感のトヨタ「カムリ」でしょう。 現行型のカムリはTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)という考え方のもと、プラットフォームに加えてパワートレインも一体的に新規開発されたモデルですので、乗り味の良さはマツダ6に匹敵する部分も大です。それに加えてハイブリッド専用車である日本市場のカムリは「燃費がかなりいい」というのもメリットになります。 >>トヨタ カムリの詳細はこちら 具体的なWLTCモード燃費は、マツダ6の場合はディーゼルターボ車でも17.0~17.8km/L、ガソリン車だと14.2~15.0km/Lにとどまるのに対し、カムリは売れ筋のグレードでも21.6~24.3km/Lであり、「X」というエントリーグレードでは21.6~27.1km/Lをマークします。このあたり、つまり燃費も重視したいのであれば、選ぶべきはマツダ6ではなくカムリである――ということになるでしょう。 しかし人がパンのみで生きているわけではないのと同様に、車も燃費だけがその価値を決定づけるわけではありません。マツダ6のなんともエレガントな内外装デザインと、しっとりと落ち着いた走行フィール、そして特にディーゼルターボエンジン搭載車の場合の極太トルクがもたらす味わいは、多少の燃費差を補って余りあるほどの魅力である――という見方もできます。 このあたりをどう考えるかに「絶対的な正解」はないため、「マツダ6のほうが絶対に優れている」と言うことはできません。 しかし少なくとも“エレガンス”という、セダンにとっては非常に大切な要素を重視したいと考えているのであれば、選ぶべきはマツダ6であるといえます。 モデルライフの超末期ではありますが、その分だけ熟成され尽くしているともいえますので、マツダ6のことが気になってご検討中の方は、そのまま「我が道を行く」というスタイルを貫くべきでしょう。 >>マツダ6 セダンの詳細はこちら |
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