ピックアップトラックは、貨物自動車としてだけではなくアウトドアやレジャーなどにもおすすめのSUV的要素のある車です。2022年9月現在、日本での普及は多くありませんが、その性能や機能性が気になっている方も多いのではないでしょうか。 目次
ピックアップトラックとはどのような車なの?![]() ピックアップトラックは特に海外での人気が高いモデルです。迫力のある車体や悪路での走破性、大きな荷物の積載が可能な点が人気の理由となっています。日産・トヨタ・三菱など、日本の国内メーカーが海外で販売しているピックアップトラックは特に人気のようです。 作業トラックとの違いピックアップトラックとは、キャビン後方に屋根のない荷室を備える小型貨物自動車です。日本の車検証ではエンジンルームが運転席の真下、またはシート後方に設置されたタイプが「キャプオーバー」、運転席と荷台が一体となったタイプが「ピックアップトラック」、別々になっているものがボンネットとされています。 国内モデルは現在「トヨタ ハイラックス」のみ![]() 2022年9月現在、日本国内で販売されているピックアップトラックはトヨタの「ハイラックス」のみです。ハイラックスの基本スペックと価格帯は下記を参考にしてください。
(2022年9月23日時点の情報) ピックアップトラックが持つ魅力![]() ピックアップトラックは、SUVのような迫力のあるデザインと荷室の利便性が人気となっています。アウトドアやレジャー、仕事などで多くの荷物を載せる必要がある方には、特におすすめです。ここでは、ピックアップトラックの魅力を紹介します。 仕事やレジャーに使えるピックアップトラックは乗車空間と荷台が分かれているため、大きな荷物でもシートを倒さずに積載できます。テント・サーフボード・スキー板など、汚れたり濡れたりしている荷物でも気にせず積めることが魅力です。 普通乗用車より税金が安い国内で販売中のピックアップトラック「ハイラックス」は、自家用貨物車の1ナンバーです。自動車税の区分が「排気量」ではなく「最大積載量」によって決まるため、年間の税額は1万6,000円、自動車重量税の区分は「車両総重量が3t以下」のため、年額1万2,300円です。 ピックアップトラックのデメリットとは?![]() 使い勝手がよく税金が安いというメリットがあるピックアップトラックですが、荷台があることや貨物車であることでのデメリットもあります。メリットとデメリットの両方をしっかりと理解し、購入を検討しましょう。ここでは、ピックアップトラックのデメリットを紹介します。 デッキスペースの雨対策ピックアップトラックはデッキスペースに屋根がありません。ボディ自体は防錆鋼板や腐食に強い素材を使用するなどして雨風に強くなっていますが、荷物を積んでいる際の雨対策は必要です。 初回以降は毎年車検を受ける必要がある自家用貨物車は車検証の有効期間が自家用乗用車と異なります。自家用貨物車の有効期間は車両総重量や軽自動車で異なりますが、8t未満の特殊貨物車に分類されるハイラックスであれば、初回は2年、2回目以降は毎年車検が必要です。 人気を集めていた日本の旧車ピックアップトラック3選![]() 2022年9月現在、日本国内で販売されているピックアップトラックは「ハイラックス」のみです。しかし、過去には日産やスズキなどからもピックアップトラックが販売されていました。ここでは、人気のあった日本国内のピックアップトラックを紹介します。 日産 ダットサントラック![]() ダットサントラックは1946年に誕生した日産のピックアップトラックです。ダットサンは1931年に小型乗用車として誕生したモデルですが、戦後に2代目としてダットサントラック1121型が発売されています。 日産 サニートラック![]() 日産 サニートラックは1967年にダットサンサニートラックという名称で誕生し、1971年に2代目のB120型が発売されました。2代目は1994年の販売終了まで超ロングセラーとなった人気のピックアップトラックです。 スズキ マイティボーイマイティボーイは1983年に発売されたスズキの小型ピックアップトラックです。当時人気のあった4人乗りの「セルボ」を、Bピラーから後部を変更して2シーターのピックアップトラックに仕立てたスタイルとなっています。 国内メーカーが生産する海外向けピックアップトラック4選![]() ピックアップトラックは海外人気が高く、国内メーカーは日本国内ではなく海外向けのモデルを多数生産しています。ここでは、国内メーカーが生産する海外向けのピックアップトラックを紹介します。国内でピックアップトラックへの関心が高まれば、逆輸入される形で国内販売される可能性もあるでしょう。 いすゞ D-MAXD-MAXはタイで生産され、世界約100か国で販売されている「いすゞ」の1t積ピックアップトラックです。2019年に一新された現行モデルのデザインは、迫力のある分厚いボディシェイプと鋭い目つきのヘッドランプが特徴となっています。 日産 タイタンタイタンは2003年に日産がアメリカ市場に投入したフルサイズのピックアップトラックで、主にアメリカとカナダで販売されています。2022年8月には2023年モデルの新型バージョンが発表されました。 日産 フロンティア/ナバラナバラは日産のピックアップトラックの歴史を継承し、2020年12月に新型モデルをタイで販売開始したモデルです。同時にメキシコおよび南米で販売されたものがフロンティアで、同じモデルでも名称が異なっています。 トヨタ タンドラタンドラはトヨタが北米向けに販売しているピックアップトラックです。2022年春には新型モデルが発売されています。インパクトのある大型のフロントグリルやフルサイズのボディが特徴です。 輸入車のおすすめピックアップトラック4選![]() 大型で走破性の高いピックアップトラックは、海外での人気が高いモデルです。海外の自動車メーカーでも数多くのモデルが販売されており、日本国内で購入可能なモデルもあります。ここでは、国内で購入可能な輸入車のおすすめピックアップトラックを見てみましょう。 ジープ グラディエーターグラディエーター(Gladiator)は、アメリカ クライスラー社のジープから販売されているピックアップトラックです。人気車であるラングラーの4ドアモデルをベースに作られています。 GMC シエラシエラはアメリカのGMのひとつであるGMCが販売しているラグジュアリー感のあるピックアップトラックです。3人乗りのレギュラーキャブと5人~6人乗りのダブルキャブやクルーキャブがあり、6種類のエンジン、3種類のトランスミッションから選べます。 フォード F-150F-150はアメリカのフォード社が生産販売しているピックアップトラックです。1列3人乗りのレギュラーキャブと2列5~6人乗りのスーパーキャブ、スーパークルーの3つのスタイルがあります。 ダッジ ラムラムはアメリカのダッジ社が販売しているピックアップトラックです。2019年に発売された新型モデルは、ビレットタイプの大型フロントグリルとLEDヘッドライトを採用したスタイリッシュなエクステリアとなっています。 まとめ![]() ピックアップトラックは、SUVのような高い走破性と優れた積載性が魅力です。日本での普及率は高くありませんが、SUV人気が加速するにつれてピックアップトラックにも徐々に注目が集まっています。 |
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