クラウンは乗り心地も高級なの?昨今、車の種類やボディタイプは多種多様になりましたが、かつて車といえばセダン型でした。中でも、裕福やステータスの象徴として憧れの存在だったのはトヨタ クラウンです。圧倒的な知名度があり、長年にわたり愛されています。
車に詳しくないという方でも、名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。クラウンの乗り心地は、世界でも最高といわれています。実際のレビューをチェックして、真偽を確認してみましょう。クラウンの魅力や中古車相場についても解説します。 目次 - クラウンは乗り心地も高級なの?
- クラウンは乗り心地も高級なのか
- クラウンの乗り心地以外の魅力とは
- 乗り心地の良いおすすめクラウンの中古車相場をチェック
- 乗り心地の良さで人気の高いクラウン以外のセダン車3選
クラウンは乗り心地も高級なのか世界的にも有名なトヨタのフラッグシップモデルといえば、クラウンです。純国産乗用車にこだわり続けたトヨタの技術が詰まっています。
高級車の代名詞として確固たる地位を確立しているクラウンは、走行性能のみならず乗り心地など細部に至るまでこだわりがある車です。クラウンの歴史を振り返り、魅力に迫ってみましょう。 クラウンはトヨタのロングセラーモデルクラウンが誕生したのは、戦後10年の1955年です。耐久性と快適な乗り心地を兼ね備えた初代クラウンは、日本の高い技術力を世界にアピールしました。
7代目の「いつかはクラウン」というキャッチコピーを知る世代の方にとっては、思い入れがある車ではないでしょうか。
初代誕生以降、時代のニーズに合わせながら常に進化を続け、現行モデルは2022年にフルモデルチェンジした16代目です。これまでさまざまなグレードが用意されてきました。
16代目となる現行モデルでは、4タイプの新しいクラウンとして生まれ変わっています。その第1弾として2022年7月に発表されたのが、クロスオーバータイプのクラウンです。今後、「スポーツ」「セダン」「エステート」も順次追加されます。 乗り心地もやっぱり最上級上品さが漂うエクステリアデザイン同様、インテリアも上質で洗練された空間です。遮音材を大量に使用したボディ設計により、世界でも最高といわれる静粛性を実現しました。
車名「クラウン」は、英語で「王冠」を意味します。長年にわたり愛されてきたロングセラーのクラウンは、その名前にふさわしく「セダンの王様」とも言える高級車です。
最上級な乗り心地や高性能ゆえに、要人送迎用・ハイヤー・パトカーなどに使用されています。  クラウンの乗り心地以外の魅力とは高級感あふれる快適な乗り心地のクラウンは、他にも多くの魅力が詰まった車です。クラウンの魅力について知ると、67年にわたり世界中で愛されている理由が理解できます。
幾つかある魅力の中から、15代目クラウンのインテリアと走行性の特徴に絞って調べてみましょう。 優雅なインテリアクラウンのインテリアは、シンプルながらも優雅さを五感で感じられるような雰囲気です。漂うシックな高級感が日本人好みといえます。
シートの素材は、グレードごとに異なっているため確認しましょう。グレード「B」「RS-B」はファブリック・「S」はブランノーブ+合成皮革が標準装備です。
「RS」はファブリック+合成皮革・「G」「G-Executive」「RS」「RS Advance」は本革仕様となっています。
内装色やインテリア加飾に関しても、グレードにより選択肢が異なるため注意しましょう。好みに合わせて選ぶことにより、自分らしい室内空間を演出可能で、快適な乗り心地を楽しめます。 上質な走行性の理由車にはエンジンやモーターが搭載されていますが、ボディとタイヤの間にあるサスペンションがエンジン動力を吸収し、安定した走りが可能です。快適な乗り心地のためにサスペンションは欠かせません。
クラウンには「いなし」の効果を持つ、マルチリンク式リアサスペンションを採用しています。「いなし」とは、力を上手くかわす働きを指す言葉です。
クラウンの「いなしサスペンション」は、路面から伝わる振動を上手くかわし、しなやかな動きを実現します。結果として、高級車に不可欠とされる、上質な乗り心地と優秀な操縦安定性を両立しました。  クラウン歴代モデルの特徴と乗り心地レビュークラウンは、幅広いニーズに合わせた豊富なグレードラインナップを展開してきました。15代目モデルで廃止された「アスリート」「マジェスタ」「ロイヤル」にも、優れた魅力がたくさんあったことをご存じでしょうか。
主な特徴と、みんカラに寄せられた乗り心地に関するオーナーレビューをご紹介します。 クラウン アスリートの特徴当初クラウン アスリートは、7代目の特別仕様車でした。1999年登場の11代目以降、スポーティモデルのアスリート・シリーズとしてラインナップされています。
走りを追求したパワフルなエンジンや専用メーター採用など、小回りが利き運転しやすいことが魅力です。2018年5月に販売終了するまで人気がありました。
中でも、デザインを一新したZERO CROWNとして知られる12代目は、好調な販売台数を記録しています。
オーナーレビューには『車内に入る振動は驚くほど少なく、足回り変えても快適性はしっかりキープできるのははっきり言って素晴らしい』との声をはじめ、乗り心地に満足している口コミが多数です。 クラウン マジェスタの特徴クラウン マジェスタは、9代目にV8エンジンを搭載した派生モデルとして登場しました。
日本人が求める上品さや静粛性などを兼ね備えた、正統な上級プレステージサルーンです。15代目へのモデルチェンジを機に、2018年6月をもって販売終了しています。
乗り心地に関するオーナーレビューは高評価です。『足回りの構造がダブルウィッシュボーンのおかげで素晴らしい乗り心地です』という声からも良さが分かります。 クラウン ロイヤルの特徴クラウン ロイヤルの歴史をさかのぼると、5代目「ロイヤルサルーン」までたどり着くといわれています。トヨタの伝統と風格を受け継いでいるフォーマルなラグジュアリーシリーズです。洗練された顔つきの14代目モデルは人気を博しました。
パワートレインは、力強いV6エンジンモデルと燃費性能が良いハイブリッドモデルの2種類です。日本人の体格に合わせた設計のシートポジションや取り回しの良さが、快適な乗り心地につながっています。
オーナーレビューには『柔らかめでちょうど良い』や『ノーマルならソフトで快適そのもの』という声があり、乗り心地は快適です。  乗り心地の良いおすすめクラウンの中古車相場をチェックトヨタ クラウンは、かつて「いつかはクラウン」と呼ばれ、憧れの的でした。時が経過するにつれ、人気がある車のタイプは変化し、セダン人気に陰りが見えています。しかし、クラウンの上質で快適な乗り心地は変わっていません。
新車販売価格は400万円台からの設定となっており、中古車市場でもリーズナブルな価格で数多く流通しています。高級感あふれる乗り心地のセダンに一度乗ってみるのも選択肢のひとつです。 クラウンの中古車相場クラウンの15代目モデルには、ハイブリッド・ガソリン、2WD・4WD、2.0L・2.5L・3.5Lモデルが用意されています。
グレード数は、特別仕様車を含めると全部で22種類です。幅広いニーズに合わせた豊富なグレードラインナップが魅力となっています。
新車販売価格は、489.9万円~739.3万円です。2022年10月時点の中古車相場は、307.8万円~699万円となっています。グレードにより価格差があるため、きちんと確認しましょう。 クラウン アスリートの中古車相場クラウンアスリートは、現行モデルでのグレードではありません。新車販売価格は、396.4万円~618.3万円でした。
スポーティモデルのアスリートは、乗り心地だけでなく、走りも楽しみたい方から支持されています。2022年10月時点の中古車相場は、119.7万円~480万円です。モデルチェンジの時期により価格が異なるためチェックしましょう。 クラウン マジェスタの中古車相場正統派サルーンのマジェスタも、14代目で終了しています。新車販売価格は、642.6万円~715万円でした。
新車価格が多少高めの設定が影響しているせいか、新車販売台数はクラウンシリーズの中では多いほうではありません。そのため、中古車市場への流通台数は少ない傾向です。
2022年10月時点の中古車相場は、126.8万円~469万円となっています。新車価格からの下げ幅が大きいため、憧れていた方にとってはお得に購入するチャンスです。 クラウン ロイヤルの中古車相場フォーマルな雰囲気のロイヤルは、長年愛されてきたモデルです。新車販売価格は、381.2万円~545.9万円でした。現在販売終了しているため、気になる方は中古車市場をチェックしましょう。
2022年10月時点の中古車相場は、98万円~415万円です。100万円未満でも、走行距離が少ない良質な状態の中古ロイヤルが多数あります。気になる場合はこまめにチェックしましょう。  乗り心地の良さで人気の高いクラウン以外のセダン車3選クラウンの乗り心地には、定評があります。一方、クラウン以外でも、乗り心地が良い国産車のセダンが多数販売されてきました。その中から、代表的な3車種をご紹介します。車選びの参考にしてください。 ホンダ インサイトホンダ インサイトは、徹底的に空力性能の向上や軽量化の実現を追求して開発・設計されたホンダの代表的なハイブリッドカーです。1999年にデビューした当時は低燃費が話題になりました。
現行モデルの新車販売価格は、335.5万円~372.9万円です。2022年10月時点の中古車相場は、206.8万円~376.7万円となっています。 日産 スカイライン日産 スカイラインは、クラウンより遅れること2年、1957年から販売されているロングセラーモデルです。正統派セダンとしてのポリシーを貫き、躍動感のある走りを追求し続けています。
現行モデルの新車販売価格は、456万9,400円~589万9,300円です。2022年10月時点の中古車相場は、299.2万円~627万円となっています。グレードやメーカーオプションの有無により、価格差があるため確認しましょう。 トヨタ カローラトヨタ カローラもクラウン同様、国内のみならず、世界的にも愛され続けている車です。1966年に初代が誕生しました。基本ボディタイプはセダンで、現在でもトヨタの代表的な車として認知度が高い車です。
現行モデルは、新車販売価格199万円~299.8万円で設定されています。乗り心地が良いセダンで、リーズナブルな価格設定が愛され続けている理由です。2022年10月時点の中古車相場は、138万円~295万円となっています。 |