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時代は流れ、トヨタも変わった!? イランで乗ったプリウスがびっくり好印象な件

2019-4-15 07:00| post: biteme| view: 662| コメント: 0|著者: 文:大田中 秀一/写真:大田中 秀一

摘要: イランでプリウスに乗ったらいいクルマだった? 今年1月、「テヘラン・オートショー」取材のために、ドキドキしながら初めてイランの土を踏んだときのことです。滞在中ずっとお世話になった三井物産の社有車が現行型 ...

時代は流れ、トヨタも変わった!? イランで乗ったプリウスがびっくり好印象な件

イランでプリウスに乗ったらいいクルマだった?

今年1月、「テヘラン・オートショー」取材のために、ドキドキしながら初めてイランの土を踏んだときのことです。

滞在中ずっとお世話になった三井物産の社有車が現行型「プリウス」でした。初めてのイラン、どんなクルマで迎えに来てもらえるのかな? とワクワクしていた自分には正直ガッカリ。日本車、それもよりによってプリウスです。

ため息をつきながらも、未体験の国でクルマをアレンジしてもらえるだけでありがたいと思わねばとリアシートにおさまりしばらく走ったところ、「ん?」と感じる瞬間がありました。

「何か違う。もしかしてプリウスってええクルマなんか?」

それから数日、テヘラン市内やハイウェイを走るにつれて何やら好感度が上がり、帰国のころにはすっかりいいクルマ感でいっぱいになりテヘランに別れを告げたのですが、そう言いつつも、自分の中で消し去ることができない一つの疑念を抱きながら帰ってきました。

その疑念とは、“トヨタ車は同じ車種でも、日本と海外とで全然違うクルマ。海外で乗るトヨタ車はどれもいいのに、日本で乗るとガッカリする”という、これまでの体験から導かれたセオリーのようなものです。

現代では仕向け地によって(モデル名が同じでも)デザインや仕様が異なるのは当たり前になりましたが、世界中の「カローラ」が同じだった時代の「カローラ」「コロナ」「カムリ」は、まさに日本で乗ると残念になったトヨタ車の筆頭。日本にまだレクサスブランドがなかったときの「アリスト」と「GS」、「セルシオ」と「LS」も全然違いました。

海外で乗ると、日本を含むアジアの人たちにはベストだと思うくらいにいい。同クラスの欧州勢と比較試乗しても、少なくとも常用域ではトヨタやレクサスの方が体に合う。「レクサス LS430」でイギリスのB4桁やA2桁国道を走る楽しさ、GSで香港の山の手を走る楽しさは忘れられません。事実、香港の友人はGSを買って以降、欧州車には乗れない体になってしまっているほど。

ところが、日本で乗ると「なんじゃこりゃ?」と思うクルマが多い。例えば、初代「アベンシス」も発売当初はトヨタが作った欧州車(イギリス工場製だった)として好印象だったのに、末期にはトヨタが欧州で作ったトヨタ車になってしまいました。これはクルマの根本的な部分が違うに決まってる、というのが今までの自分の見立てだったわけです。

知らない間にトヨタのクルマづくりが変わった

そんなわけで今回は、感覚を忘れないうちにと帰国後すぐディーラーで試乗してみました。

走り始めの印象は「思ってたプリウスと違う!」。当たり前といえば当たり前ですが、ちゃんとしているのです。

アクセル、ブレーキのタッチ、カーブでハンドルを切ったときにスイッと曲がりかける感じがなかなかいい。かなり自然なフィールになったとはいえ回生ブレーキの違和感はまだ残っているものの、今回はよしとしましょう。

テヘランでの体験はリアシートだったので、途中でセールス氏に運転を代わってもらい、リアシートにも座ってみました(実はまだ疑っている)。意地悪な感覚を研ぎ澄ませてみますが、残念ながらテヘランで乗ったプリウスとの差は感じられませんでした。

「プラットフォームがTNGAになったのでだいぶ変わりました。それがいいんじゃないでしょうか?」と、セールス氏は言います。確かにそうかもしれないし、トヨタのクルマづくりの考え方が変わったのかもしれない。

こうなると次なる疑問がわきます。クルマ好きが楽しめるハンドリングだと、何事にもユルいのを好む傾向がある(と筆者が勝手に思っている)従来のトヨタ車ユーザーには合わないんじゃないか? この点についても、「このモデルが発売されて3年以上経っており、かなりのお客様にお乗りいただいていますが、今のところそのような声は聞いておりません」とのことでした。

トヨタのクルマづくりも、ユーザー(というより自分)が知らない間に変わっているんだな、何事も体験してみなければわからないなと再認識した次第です。

(ジャーナリストコラム 文:大田中秀一)
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大田中秀一(おおたなか しゅういち):自動車エッセイスト
ジャカルタで過ごした少年時代、バジャイ(現地の名物三輪タクシー)を無免許で走らせクルマに目覚める。インドネシア語と英語を操るトリリンガルで、某電池系大手企業の国際営業部、父が経営するインドネシア企業を経て、現在複数のクルマメディアに寄稿中。語学力と押しの強さを武器に、世界のモーターショー巡りをライフワークとし、バスにまで及ぶ知識は仙人の域。


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