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シリコンバレーで自動車メーカーが学ぶべきは失敗する文化だった

2018-3-4 11:00| post: biteme| view: 331| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ

摘要: ケンカしつつ仲良くする器用なビジネスができるか? 先日なぜかシリコンバレーに行ってきました。ってホントは「世界COTY」のLA試乗会のついでですが(笑)。目的地はNASAと共同開発中の日産リサーチセンター。主要 ...

シリコンバレーで自動車メーカーが学ぶべきは失敗する文化だった

ケンカしつつ仲良くする器用なビジネスができるか?

先日なぜかシリコンバレーに行ってきました。ってホントは「世界COTY」のLA試乗会のついでですが(笑)。

目的地はNASAと共同開発中の日産リサーチセンター。主要開発項目は自動運転にコネクティビティにヒューマンインターフェイスとまさにイマドキですが、実は一番印象に残ったのは、教えてもらった「コーペティション」って英語です。

ここシリコンバレーじゃ常識かつ哲学とも言える言葉のようで、要はコンペティション(競争)とコーオペレーション(協力)の造語。文字通り「ケンカしつつも仲良くしな」というアニメのトム&ジェリーのキャッチフレーズのような意味合いなのです。

実際、こちらじゃ競争領域と協調領域がないまぜになって開発が進められるのが文化で、1950年代にトランジスタを発明したウィリアム・ショックレー博士の時代からそうだったとか。その弟子がインテルを作り、ヒューレットパッカードを発展させていったわけで、さらにもう一つ聞いた興味深いシリコンバレー用語が「fail off」であり「fail first」。

シリコンバレー独自のモノづくりカルチャーを学べ

直訳すると「早く失敗しろ」「失敗第一」みたいな感じですけど、ここシリコンバレーじゃアイデアが生まれたら、とことん下準備してからじっくりモノ作り…ではなく5分でプロトタイプ作ってすぐ試して翌日にはまたプロトタイプを作る、的な本当にスピーディな開発が行われるらしいのです。

もっともそう考えると「テスラ モデル3」の生産遅れも頷けるわけで、最終的にはこのシリコンバレー的モノ作りを、トヨタ的な大量生産モードに落とし込む必要もあるかもしれないのですが。

とにかくこのfail offを頭では理解しても、本当の勘どころを成功体験として持っている人は少なく、そこでここシリコンバレーに人材はもちろん、自動車関連だけでも日産、トヨタ、ホンダ、メルセデス・ベンツ、BMW、VW、GM、フォード、ヒュンダイ、デンソー、ボッシュ、そしてテスラといったメーカーが集まっているようです。

ズバリ、自動運転開発は「ここに来ないと始まらない」ぐらいの勢いを見せるシリコンバレー。「お金と人と天気」が人気の秘密と言われますけど、そこには「独自のモノづくりカルチャー」もあったわけですな。丁々発止しつつも部分的に手を握り合うような国際感覚や、いい意味での適当なモノ作りが苦手な日本。まだまだ学ぶところはありそうです。


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