パスワード再発行
 立即注册
検索

新型マスタング試乗。V8&エコブーストの印象は?

2014-10-21 15:35| post: biteme| view: 345| コメント: 0|著者: 文:金子 浩久/写真:フォード・モーター

摘要: スタイリングを一新 昨年12月、オーストラリアのシドニーでの発表に立ち会って以来待ち焦がれていた、フォード・マスタングの新型にようやく乗ることができた。場所はアメリカ西海岸、ロスアンジェルス。写真のとお ...

新型マスタング試乗。V8&エコブーストの印象は?

スタイリングを一新

昨年12月、オーストラリアのシドニーでの発表に立ち会って以来待ち焦がれていた、フォード・マスタングの新型にようやく乗ることができた。場所はアメリカ西海岸、ロスアンジェルス。

写真のとおり、今度のマスタングはスタイリングを一新している。先代モデルよりもモダナイズされ、よりスリークでクリーンになった。全体的にシェイプアップされ、マッチョさを誇張しないところが21世紀的だと思う。実際のボディサイズも、25mm短く、35mm低く、40mm幅広くなっている。

マスタングには2015年で生誕50周年を迎える偉大な歴史と伝統がある。どんなに進化したとしても、“マスタングらしさ”が備わっていることが求められる。それは歴代モデルを振り返ってみれば自ずと明らかだろう。

僕も今回、ピーターセン自動車ミュージアムで開催されていた「マスタング50周年展」を見学することができ、その感を一層強くした。

“世界進出”で初の右ハンドル仕様も

今度のマスタングには、いくつもの新機軸が備わっている。最も重要な意味を持つのは、ヨーロッパをはじめとして中国などに初めて輸出されるようになったことだろう。これまでマスタングは、アメリカ合衆国やカナダ、日本、フィリピンなどの“アメリカ自動車文化圏”とも呼べる地域内だけで販売されていたから、これで初めて“世界”へ送り出されることになる。

と同時に、イギリスとオーストラリア、日本をはじめとする国々向けには初の右ハンドル仕様が造られ輸出されることも決まった。メカニズム面でも、初のリアサスペンションの独立化、初の4気筒エンジン、初の選択式ドライブモードの設定など“初モノ”尽くしだ。

コンバーチブルは3カ月遅れて生産が立ち上がるとのことで、アメリカでもまだ発表されていない。だから今回はクーペだけの試乗となった。エンジンは、注目の2.3リッター4気筒ターボ「エコブースト」と、改良が施された5リッターV8。トランスミッションはどちらも6速ATとなる。

V8の加速がたまらない

街の中心を東西に走るサンセット・ブールバードという大通りから、北東の山間部を抜け、マリブビーチ沿いに降りてきて、グルッと一周する感じで走ってきた。

最初に乗ったのはV8。先代にも同じものが搭載されていたが、モデルチェンジに際して「吸排気系を新設計して5%のパワーアップと5%の燃費向上を実現した」(エンジン担当エンジニア)というエンジンを積む。

その結果、マスタングとして十分にパワフルな435馬力を発生し、スロットルレスポンスも良好で相性がいい。乾いた音色の排気音が官能的で、喉を鳴らしたドーベルマンがひと吠えして獲物に向かって猛ダッシュするような加速がたまらない。

新しいリアサスも上々の仕上がり

初めて採用されたドライブモードは、「ノーマル」「スポーツ+」「トラック」「スノー/ウェット」の4種類から選ぶ。それぞれのモードに応じて、ステアリングの重さ、スロットルの開閉度、変速タイミング、そしてESC(横滑り防止装置)のプログラムを変更させる。

実際に試したのは、ノーマルとスポーツ+の2種類。ステアリングの重さとスロットルの開閉度の違いは軽微なものだったが、変速タイミングのそれは顕著だった。スポーツ+モードにすると、高回転域まで回さない限りシフトアップを行わなくなる。エンジン回転を高く保ちながらハイペースで走るのに適していると同時に、下り坂の続く山道でエンジンブレーキを確保しながら走るのにも向いている。

注目のリアサスペンションだが、高速道路での巡航も山道でのコーナリングも上々の仕上がりだった。先代までの非独立式の場合、高速道路のような直線主体の道では何の問題もないのだが、コーナーの連続する山道、それもアップダウンの大きなところに来ると、サスペンションは早い段階でクルマの挙動と路面に追従しきれなくなることがあった。しかし、独立式となったことでそれも完全に過去のものとなった。

魅力的なエコブーストの軽快感

次に乗ったのが、新登場の2.3リッターターボ「エコブースト」エンジン。フォード流のダウンサイジング直噴ターボガソリンエンジンが初めて縦置きにレイアウトされ、後輪駆動車に採用された。2.3リッター4気筒ながら、314馬力というハイパワーを発生している。V8のような官能性こそ備わっていないが、その分燃費に優れるのならば言うことはないだろう。

V8よりも優れているのは、エンジン単体の重量の少なさによるコーナリングの軽快感だ。それは山道まで出掛けなくとも、ホテル近くの四つ角を曲がるだけですぐに体感できた。V8の官能性にもシビれてしまうけれども、エコブーストの軽快感も魅力的だ。単にコーナリングが軽快だというだけでなく、“存在としての軽味”とでも呼べばいいのだろうか。

毎日、気構えることなく乗れるカジュアルっぽさ。ボディサイズもダウンサイジングされたことだし、もっと身近な存在としてマスタングに乗れるようになると思った。そのためには、日本仕様の価格も“身近”になってもらいたいのだが(ちなみに、帰国後に発表された日本仕様の価格は税込みで465万円)。

日本導入は2015年2月の予定

その日本仕様だが、早くも受注が開始された。2015年春に発売される最初の350台は「50 YEARS EDITION」という限定版になる。エクステリアとインテリアに50周年記念エンブレムが配された、左ハンドルで2.3リッター4気筒「エコブースト」搭載のファストバックボディ。2015年後半には、右ハンドルが導入され、V8とコンバーチブルもラインナップに加わる。

また、日本仕様でうれしいのは、パフォーマンスパッケージが標準装備されることだろう。専用にチューニングされたサスペンションと大型のブレーキローター&キャリパーを採用した他、「アドバンストラック」のプログラムもよりスポーティな走行に対応している。アドバンストラックとは、クルマがスリップ状態に陥った場合に、スロットル開度と4輪それぞれのブレーキを自動でコントロールし、挙動を安定させるデバイスだ。

同じようにアメリカを代表するシボレー・コルベットがアメリカン・マッスルスーパーカー路線を進み始めているのとは対照的に、マスタングはグローバル路線に舵を切った。その印象はとても好ましいものだったが、日本仕様はもっと気になる。日本導入は2015年2月だから、いましばらく待つことにしよう。

主要スペック

【 マスタング 50Years Edition 】
全長×全幅×全高=4790mm×1920mm×1380mm
ホイールベース=2720mm
車両重量=1660kg
駆動方式=FR
エンジン=2.3L 直列4気筒DOHCターボ(エコブースト)
最高出力=231kW(314ps)/5500rpm
最大トルク=434Nm(44.3kg-m)/3000rpm
トランスミッション=6速AT
車両本体価格=465万円


さようなら

なるほど

共感した

ありがとう

相关分类

Archiver|携带版|BiteMe バイトミー

GMT+9, 2025-4-30 18:22 , Processed in 0.076993 second(s), 18 queries .

Powered by Discuz! X3.5

© 2001-2025 BiteMe.jp .

返回顶部