2トンオーバーながらオプション追加で最高速は305km/h先日紹介したアウディRSシリーズのSUV「RS Q8」に続いて、同じ4.0L V8ツインターボエンジンを搭載したハイスペックワゴン「RS6 アバント」を紹介する。 RS6 アバントのV8ツインターボエンジンはRS Q8と同一の最高出力600ps、最大トルク800Nmを発生し、2075kgという重量級ボディを0-100km/h=3.6秒でこなし、最高速度は280km/hまで達する。8500ユーロ(約105万円)のオプションを追加し、セラミックブレーキを装着すれば、リミッターが解除され305km/hまで許される。 ハイスペックなだけでなく、エコ性能も抜かり無い。ベルト駆動のスタータージェネレーターによる48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載し、22km/h以下になるとアイドリングストップを行い、100km/h前後で負荷の少ない定速クルージング時にはエンジンを停止させ、燃料ゼロのコースティング走行も可能にしている。 RS6アバントのエクステリアは、フロントにハニカムグリルを持つ立体的なシングルフレームグリルとその左右に大型のエアインテークを設け、ボディは22インチのスポーツタイヤを収納するために左右それぞれ40mm、トータル80mmワイドになった。 リアエンドには、マットシルバーのやや大袈裟なリアフィニッシャーで囲まれたディフューザーがあり、その両脇から100mmほどの直径を持つマフラーカッターが突き出している。インテリアはフルデジタルのタッチスクリーンで、物理スイッチはマルチファンクションステアリング以外では、もはや見当たらない。 日本での価格と発売時期は今春に発表される予定カリフォルニア州マリブで行われた試乗会は、パシフィックコーストハイウェイから山岳路に入りアップダウンとコーナーが続くというコースで、速く走るにはドライバーのスキルはもちろん、高度なシャーシセッティングが要求される。 全長5m、全幅2m近いフルサイズワゴンは、そのサイズを感じさせない敏捷な動きでコーナーをクリアする。それを助けているのが標準装備の可変ステアリングで、ステアリングを切り込むと自然なステアフィールを保ちながら狭いコーナーも楽にクリアする。 さらに4000ユーロ(約49万円)のオプションで装備される4WSは低速では小回りを可能にし、ハイウエイの高速域では安定した直進性を実現する。エアサスペンションは新たに採用されたZF製ダンパーと組み合わされるが、そのバルブシステムは旧タイプと比べると反応時間が速く、より自然な動きをする。 ワゴンの実用性とハイスペックな走行性能を持ったRS6アバントはドイツでは既に発売されており、価格はベース仕様が11万7500ユーロ(約1440万円、19%の付加価値税込み)とアナウンスされている。日本での価格と発売時期は今春に発表される予定だ。 ※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。 スペック【 アウディ RS6 アバント 】 |
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