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新型A1を先行取材。その進化はポロやミニの牙城を崩すために

2018-6-21 11:50| post: biteme| view: 523| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:Kimura Office

摘要: 初代A1が攻略できなかったポロ、ミニの牙城 アウディのエントリー・モデルとして2010年に登場した「A1」だが、 その道程はそう容易いものではなかった。と言うのはこのサブコンパクト・セグメント(Bセグ)の王道に ...

新型A1を先行取材。その進化はポロやミニの牙城を崩すために

初代A1が攻略できなかったポロ、ミニの牙城

アウディのエントリー・モデルとして2010年に登場した「A1」だが、 その道程はそう容易いものではなかった。と言うのはこのサブコンパクト・セグメント(Bセグ)の王道には「VW ポロ」、そしてもう一方のプレミアムではBMWがプロデュースした「ニュー ミニ」が年間30万台を目指して君臨している。アウディには2005年で生産を中止した「A2」という負の経験があるので、ことエントリー・モデルに対しては慎重にならざるを得なかったのである。

そんなわけで最初の「コンセプト A1」は 2007年の東京モーターショーに「メトロプロジェクト クワトロ」という名称で3ドア版が登場した。そして翌年のライプツィヒモーターショーで初めて「A1プロジェクト・クワトロ」と販売を示唆する名称が与えられた。さらに同じ年のパリサロンで5ドアのスポーツバックも公開された。

「VW ポロ」と同じPQ25プラットフォームがベースで、生産はアウディのベルギー工場。発売は冒頭に述べたように2年後の2010年だった。果たして立ち上がりは芳しくなく、ミニの後塵を拝することとなり、2011年6月23日にようやく10万台目が出荷された。しかし、その後は「S1」に代表されるバリエーションを追加、なんとか軌道にのってきた。また、2015年にはフェイスリフトを受けて現在に至っている。

ところが、不思議なことにアウディは2018年5月、まだ次期モデルの発表前にベルギー工場での生産を中止しており、在庫分の販売にとどまっていた。アウディの発表によれば8年間で83万台が出荷されている。

そして今回、正式な2世代目のA1が発表されたのである。ニューA1はVWグループの最小共通モジュール、すなわちMQB A0が使用されている。すなわちポロと共通でより広いキャビン、最新のインフォテインメント、3気筒および4気筒エンジンの組み合わせが可能になっている。

3ドアが廃止され5ドア=スポーツバックのみに

アウディ本社に近い、元鉄道車両のメインテナンス工場(現在は文化財になっている)に現れたA1は先代のモデルとは明らかに異なる、現行アウディのラインアップに通じるデザインをまとっていた。すなわちソフトなラインや曲面を廃し、代わりに深いエッジ、緊張感のある面から構成されている。

エクステリア・デザインを担当した韓国人デザイナーのドージン・チョーイは「ダイナミックなデザインをヘリテージの中から発見しました」と解説を始めた。そして「ウア(初代)クワトロに見られたボンネット上のスリットをシングルフレームグリルの上縁にレイアウトしたのです」と自社の歴史から学んだことを告白する。

しかし彼はそれだけに止まらず、ウェッジの効いたサイドやCピラーに支えられるように後方へなだらかに落ちたルーフを描き、確かにスポーティでダイナミックな印象を与えている。3ドアを廃止し、すべてスポーツバック=5ドア仕様に統一されたボディのサイズは全長4.03m (3.99m)×全幅1.74m(1.75m)×全高1.41m(1.42m)、 ホイールベース2.56m(2.47m)。トランク容量はリアシートを立てた状態で65リッター増の335リッター、フラットに畳むと1090リッターへと全体に成長している。※()内は旧モデル。

一方、インテリアだが、こちらもエクステリアに劣らない進化を見せている。正面のバーチャルコクピット、中央のタッチパッド、ボイスコントロールでも入力可能なスクリーンがこれまでのMMIダイヤルに代わって搭載されている。これらはなんと「A8」からのプレゼントである。ドライバーズ・シートに座った感じは明らかに広くなっており、後席も2人は当然、子供はもちろん小柄な人であれば3人乗っても問題なさそうだ。

ディーゼルモデルは用意されず

A1の正式モデル名称は搭載するエンジンによって決まり、95psと116psの2種類のチューンを持った1リッター3気筒がそれぞれ「A1 25TFSI」と「A1 30TFSI」、150psの1.5リッター4気筒が「A1 35TFSI」、トップモデルはEA888こと200psを発生するミラーサイクルの2リッター4気筒で「A1 40TFSI」となる。問題児のディーゼル仕様は存在しない。

また、最近話題になっているADAS(ドライバー支援)はカメラによるもので、LKA(レーンキープアシスト)や歩行者検知によるエマージェンシー・ブレーキはもちろん、レベル3に限りなく近い、アダプティブ・クルーズ・コントロール(アシスト)は200km/hまで追従が可能である。

ドイツでの価格は3気筒のA1 25TFSIベーシックが19%の付加価値税込みで1万9500ユーロ(約260万円)、7月末から受注が始まり、11月からデリバリーが開始される。日本市場への時期や価格は未発表である。

スペック例

【 A1スポーツバック 25TFSI 】
全長×全幅×全高=4029×1740×1409mm
ホイールベース=2563mm
駆動方式=FF
エンジン=1.0直列3気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=95ps
トランスミッション=7速DCT
サスペンション=前:マクファーソンストラット
        後:トーションビーム
使用燃料=プレミアムガソリン
欧州発売予定=2018年秋
※欧州参考値


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