obi1044253458 公開 2025-6-13 23:23:00

車両生産のOEMの意義について - ダイハツの商品がマツダ車の

車両生産のOEMの意義について
ダイハツの商品がマツダ車の別名の商品となっていたり、他メーカーでも別商品としてダイハツ車が売られるなどあるのですが、双方にとって、何のメリットがあるのでしょうか?
少なくとも、ダイハツで生産して他メーカーの別商品として売り出すことに、ダイハツ側に何のメリットがあるのか分かりません。
さらに、同じ車が別々の商品名になっていることにも、疑問を感じます。
基本的に、消費者は他メーカーの別名の商品と同じことに気付いてないのでしょうか?
詳しく教えてくださる方、どうぞよろしくお願い申し上げます。

abc115635951 公開 2025-6-14 00:35:00

>双方にとって、何のメリットがあるのでしょうか?
ダイハツにとっては「自分たちが生産した車を, 他のディーラーが販売してくれる」というのがメリットになる.
例えば「トヨタ・ライズ」は「ダイハツ・ロッキー」のOEMというのは有名だと思うが, 2021年度の新車販売台数ではライズが約8万2000台, ロッキーは約2万2000台と4倍近い差がある.
つまり「ダイハツが生産してダイハツのお店で売る」よりも「ダイハツが生産してトヨタのお店で売る」ほうがたくさん売れるし, しかもテレビCMとかもトヨタがやってくれる. トヨタがライズを宣伝しまくってたくさん販売すればするほど, "ダイハツの車"が売れていくわけで, これならトヨタでも売ってもらったほうが儲かる.
もちろんトヨタには供給せず, ダイハツでしか売らないようにすればロッキーの販売台数は増えるかもしれないが, そもそもトヨタとダイハツとでは国内に存在するディーラーの数が違いすぎる. 圧倒的に多いトヨタのディーラーで売ってもらうほうがトータルでは販売台数は多くなる.
一方でダイハツ製の車を販売するトヨタにもメリットはある. 例えばライズ・ロッキーのようなコンパクトなSUVっていうのは日本ではずごい需要があるが, 海外ではあまりない(地域にもよるが).
だからトヨタとしてはランドクルーザーとかクラウンとかアルファードのような海外で(国内でも)売れる車の開発や生産に注力したいが, かといってコンパクトカーを売らないわけにはいかない.
特に, 今まで贔屓にしてくれてた客が「コンパクトカーを売ってないならよそのディーラーに行く」となるとディーラーが困る. 車を買ってくれないだけでなく, 以降メンテナンスも自分とこでやってくれなくなってしまう.
そこで「ダイハツに車を作らせてそれをトヨタブランドで売る」というやり方をする. これならトヨタは楽だし, ディーラーも困らない.

>消費者は他メーカーの別名の商品と同じことに気付いてないのでしょうか?
例えば自動車メーカーのスバルやマツダは, かつては軽自動車を自分たちで設計製造していたが, 今はそれぞれダイハツ・スズキのOEMを販売している.
そもそもスバルやマツダのディーラーであえて軽自動車を買う人っていうのは「昔からの付き合いでそのスバル・マツダのディーラーで車を買っているが, 色々事情があって今回は軽自動車を買いたい」という人たち.
(例えばスバルの「ステラ」はダイハツ・ムーヴのOEMだが)「ムーヴと同じクルマが(馴染みの)スバルのディーラーでも売っているならそこで買う」という人もいる. ダイハツのムーヴと同じ車だが, 逆に言うと(性能的に)ムーブで困らないというなら馴染みのスバルのディーラーで買う.

nad1222965028 公開 2025-6-15 08:04:00

生産された車はとにかく売れれば利益があがります。
自社のブランドでなくても売ってもらえば利益になります。
特に軽自動車は、普通車を売った顧客のセカンドカーとして売ることが出来ます。総合自動車メーカーとしても軽自動車まで開発する必要がありません。

sak111496057 公開 2025-6-14 20:47:00

作る側(OEM供給元、例えばスズキ株式会社)と売る側(販社、例えば関東マツダ株式会社)双方にメリットがあります。
作る側は、販路が拡大して販売台数が増える、つまり工場稼働率が上がる。
バッジを変えるだけなら損益分岐点はほぼ変わらないため投資回収が早くなり、利益を上げやすい。
売る側は、自ブランドのメーカー(例えば関東マツダにとってのマツダ株式会社)から調達できる商品だけでは顧客が自社から流出するため、商品ラインナップを拡充することで販売台数を稼げてかつサービス稼働率も上げられる。
セカンドカーを検討している顧客を自社取扱商品で囲い込める。
ここで登場していない、OEM供給側の系列販社(例えばスズキ自販東京)とOEM商品取扱販社側の系列メーカー(例えばマツダ株式会社)にとってはほとんどメリットはありません。
特に例のスズキ自販東京にとっては自社潜在顧客を取りこぼして他ブランドに取られている状況です。
受け入れ側のメーカーにとっては自社系列のディーラーが顧客を繋ぎ止めてくれているので、将来自社製品を買ってくれる可能性がある潜在顧客が増えてメリットが少しあります。
基本的には、作る側(供給側のメーカー)と売る側(受け入れ側の販社)の取引で双方に直接的なメリットが大きい仕組みです。

agu111703982 公開 2025-6-14 09:25:00

日産は全世界の工場がフル稼働したら年間約500万台生産できますが、2024年は304万台しか売れてないので、約40%が無駄です。工場閉鎖やリストラしてなかったので、給料の支払いは減らないのに収入が減るので会社がピンチになります。
ダイハツからトヨタへのOEMすると軽自動車以外ならダイハツの数倍売ってくれるので工場の稼働率が高くなり、無駄が減って利益になります。
OEMされる側のメリットは自動車の開発費数百億円を支払わずにラインナップを増やせます。
トヨタはラインナップの穴を減らすことができます。
マツダは昔軽自動車や商業車を自社生産してましたが、自社生産から撤退済みです。販売をやめると客が普段使いしてた車も含めて他社へ逃げられる可能性がありますが、OEM供給を受けることで販売が継続できるなら客離れを防ぐことができます。
トヨタはダイハツを完全子会社にしているので、トヨタより給料を安くしてます。トヨタで新車を開発するよりダイハツへ開発委託や生産委託したら安くできます。
OEM販売はメリットが大きいので意義があります。

kxz1148208604 公開 2025-6-13 23:44:00

双方にメリットが有ります。
①作る方
販路が増えるので、
・部品は沢山買うほど安く買える
・沢山作れば設備投資の負担も薄くできる
②売る方
ある程度の種類・タマ数を揃えないとメーカー・ディーラーとしての体裁が整わないので、新たに開発や、生産のための設備投資が必要だが、OEM調達すればこれをしなくても売るものがある。
生産に関わる固定資産・固定費(人件費)を抑えることができる。

dtd127094932 公開 2025-6-13 23:33:00

車は売って終わりじゃありません。
定期的なメンテナンスや車検、修理も商売になっています。
OEM供給により開発費を抑える、供給する側も生産台数を増やすメリットがある。
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