僕の知人は、５年前から去年まで服役し、刑務所の中で一度免許の更新をしているの

僕の知人は、５年前から去年まで服役し、刑務所の中で一度免許の更新をしているのですが、この度出所後の更新ではブルーの免許でした。
服役中の無事故ではゴールド免許取得出来ないのでしょうか？

矯正施設の中では運転免許の「更新」手続きは実施していません。
知人が在監中に免許の手続をしたのは「失効申請」です。
失効は免許期間が一時中断しますので、ゴールド（優良）免許の資格要件である「免許期間が継続して５年（＋４１日）以上」の条件に外れてしまいます。
平成１４年６月１日の道路交通法改正により、失効後３年以上経過した場合は特別な事情があっても、試験の一部免除規定が受けられず、最初からの取り直しになります。
（旧令では期間を設定していなかったので、何年の懲役でも出所後１カ月以内は試験免除あり）
このため法務省矯正当局は「受刑者等の処遇改善及び社会復帰の利便性向上を図る」目的で、各都道府県公安委員会に「在監中の失効申請事務手続きを要請」した経緯があります。
それに呼応する形で、現在は施設内で年に一回「失効申請」を地元警察本部が実施しています。
矯正施設内での更新手続きができれば理想的ですが、大規模施設では収容人数の関係で「毎月実施」しなければなりません。従って「失効」のみに限定したのです。
所内での申請条件は
①失効後２年以上３年以内の者で、失効３年経過以前までに仮出所の見込みのない者。
②免許の行政処分の対象になっていない者。（期間が経過した者は除く）
であり、当初から３年未満の懲役刑の者は対象外です。
知人の免許証を確認して下い、失効申請ですから左下欄の取得日が在監中の日付になっているはずです
失効申請で交付された免許は新規合格扱いです。失効後６か月を経過した場合は、帯がブルーでも「初心該当」になっていますので注意してください。（在監中の失効は全員が原則これにあたります）
参考
免許期間には「在監中」「海外渡航中」「長期入院中」等の要件は勘案されていません。
どの様な状況にいても期間は積算します。
勾留中等は運転が不可能だからとはいえ、無事故無違反期間から除外する規定等はありません。

koichi281120さん、とても詳しいですね。
簡単に言うと、新規に免許を取り直したからブルーになるということですよね。
実際は、法務省矯正当局が各都道府県の公安委員会に要請した・・・のではなく、平成１７年の４月に、矯正局から各刑務所へ、「地元の警察本部に試験の実施を要請して、６月中に実施しろ」とお達しがあったことから、あたふたと始まったものです。
ちなみに、服役中に運転免許証の取り直しをできるのは受刑者の当然の権利ではありません。
この試験制度は、各都道府県の警察本部や交通安全委員会、交通安全協会の協力によって実施されています。
そもそも刑務所も、警察も、この試験を実施する義務はありません。恩恵的なものです。

＞僕の知人は、５年前から去年まで服役し、刑務所の中で一度免許の更新を
＞しているのですが、この度出所後の更新ではブルーの免許でした。
はい。
昔は刑務所の中に入っている状態では更新ができず、
出所後、免許証が失効して３年以内なら本免の試験免除で、新規に取得できたのですが、
有効期限が切れてから３年を超えると一切の免除項目がなくなります。
長期受刑者の社会復帰の妨げとなるため、最近では刑務所に服役している最中でも更新できるようになりました。

＞服役中の無事故ではゴールド免許取得出来ないのでしょうか？
服役中は、免許の有効な期間とかのカウントがストップするはずなので、その辺の都合で「５年以上の連続した所有暦」と言うのを満足できないのでは無いでしょうか。

乗っていないという事実がありますので
ゴールドにはなりません。