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ステップワゴンは派手なミニバンがはびこる中で落ち着いたデザインと走りの良さが光る

2019-2-18 07:00| post: biteme| view: 234| コメント: 0|著者: 文:伊藤 梓/写真:編集部

摘要: 「顔面力」競争のミニバンだらけの中で親しみやすい存在 高速道路などを運転しているときに、後ろからいかめしい顔をしたミニバンが迫ってきているのを見つけると、いつもドキッとして自然と道を譲ってしまう。いつ ...

ステップワゴンは派手なミニバンがはびこる中で落ち着いたデザインと走りの良さが光る

「顔面力」競争のミニバンだらけの中で親しみやすい存在

高速道路などを運転しているときに、後ろからいかめしい顔をしたミニバンが迫ってきているのを見つけると、いつもドキッとして自然と道を譲ってしまう。いつからミニバンは「顔面が強い方が偉い」という暗黙のルールができてしまったのだろう。

最近ではオフロードでも安心して走れそうなちょっと無骨なデザインが良かった三菱デリカD:5も、今回のモデルチェンジで「顔面力」の塊になってしまい、個人的にはそれがとても残念だった。しかし、私の心を癒してくれる日本のミニバンがひとつだけある。それが「ホンダ ステップワゴン」だ。今回その「標準モデル」に試乗した。

ステップワゴンはミニバンの中でも柔らかいデザインで、女性でも親しみやすい。さらに今回の試乗車はミルクグラス・パールという淡いグリーンのボディカラーで、女性だけではなく男性が乗っても似合う絶妙な色だと感じた。

クルマを所有すると車内で過ごす時間は長くなるので、個人的には室内はあまり主張のないデザインで、なるべくゆったりとすごせる空間がいいと思っている。その点ステップワゴンはギラギラした装飾はないし、室内の木目調のパネルやブラウン内装の組み合わせなど、あたたかみがあって落ち着く。

少しだけ残念なのは、ステップワゴンのホームページを覗くと、ノーマルモデルではなく装飾や装備などが豪華になった「スパーダ」が前面に出ていること。マイナーチェンジ前にはスパーダも元々の綺麗なデザインも残しつつ豪華になっていたのだが、今では「顔面力」競争に屈してしまったようだ。

こういった強めのデザインのミニバン需要が高いのは分かるが、優しくて落ち着くデザインのノーマルモデルのことも忘れないでほしい。そしてユーザーの皆さんにも本当に「顔面力」のデザインが必要かどうか今一度考えてみてほしい。とくに家族で使うのであれば「奥さまが乗っても似合うのかどうか?」を冷静に見てもらえたら、今のミニバンの「顔面力」競争も少しは和らぐのではないだろうか。

走りの良さは一度試してみる価値あり

ステップワゴンはデザインが好印象なのはもちろん、とても運転しやすいのもおすすめできるポイントだ。以前のコラムで、女性はミニバンや軽自動車に乗る機会が多いことが運転を苦手にするひとつの要因かもしれないと書いたが、ミニバンや軽自動車の中にもクルマとのコミュニケーションが取りやすく、運転がしやすいモデルはもちろんある。日本車のミニバンの中では、私はステップワゴンがそれに当たると思っている。

今回試乗したステップワゴンのグレードは「G・EX ホンダ センシング」。最高出力150ps、最大トルク203Nmを発生する1.5Lターボエンジンを搭載したモデルだ。ミニバンは操縦性をどうこう言うようなクルマじゃないという人もいると思うが、普段ミニバンに乗ってそう感じている人には一度ステップワゴンに乗ってみてほしい。

もちろんスポーツカーのように「運転が楽しい!」というわけではないが、しばらく運転してみるとハンドルを切ったときにクルマが素直に付いてくる感覚が分かるはずだ。今回初めてステップワゴンに乗ったという編集者の方も、運転しているうちに「あれ、これ何かイイな……」と呟いていた。ステップワゴンにはハイブリッドモデルもあるが、今回の1.5Lターボエンジンでも充分パワーがあって、高速道路での合流や追い越しでヤキモキすることもなかった。

近年のミニバンや軽自動車は「やりすぎなのでは」と思うほど趣向が凝らされていて、使い勝手の優劣は重箱の隅をつつく話にしかならないので多くを言うつもりはない。ただ、ほかのモデルに比べて便利だと思ったのは、三列シートの格納と展開が女性でも簡単にできること。とくに格納するときにはひとつの紐をグイッと引っ張るだけ。これでパタンとシートが格納されるので、楽な上にちょっと楽しい。また、縦にも横にも開くバックドアも改めて子供が喜びそうだと思った。こういうワクワクした仕掛けをきちんとした技術を持って実現するところがホンダらしいなぁと感じた。

「運転してみると何かちょっと、いい」、「デザインが何かちょっと、落ち着く」。それが何なの? と思われるかもしれないが、日々使うものはそれが一番大切なのではないかと個人的には思っている。着心地の良い服や自分にぴったり合う歩きやすい靴、使い勝手がいい鞄など。日用品や家具などもしかり、自分の手や体に馴染むものは気分を明るくしてくれたり、気持ちに余裕を持たせてくれたり、そうやって生活がじんわりと豊かになっていくような感じがする。今回試乗して、改めてステップワゴンはそういう存在になり得るクルマだと思う。

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伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。

【 ホンダ ステップワゴンのその他の情報 】
ホンダ ステップワゴンの中古車一覧
ホンダ ステップワゴンのカタログ情報
ホンダ ステップワゴンの買取相場

スペック

【 ホンダ ステップワゴン G・EX ホンダ センシング(FF) 】
全長×全幅×全高=4690×1695×1840mm
ホイールベース=2890mm
駆動方式=FF
車両重量=1680kg
エンジン=1.5L 直列4気筒DOHC 直噴ターボ
エンジン最高出力=110kW(150ps)/5500rpm
エンジン最大トルク=203Nm/1600-5000rpm
トランスミッション=CVT
サスペンション=前:マクファーソン式
        後:車軸式
タイヤサイズ=前後:205/60R16
JC08モード燃費=16.2km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=286万2000円


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