シビックタイプRがニュルFF最速を記録4月20日、ホンダは「シビックタイプR」が、ドイツのニュルブルクリンク北コースにてFFモデルで最速となる、7分44秒881のラップタイムを記録したと発表。車載映像を公開した。 新型シビックタイプRの開発コンセプトは「アルティメイト・スポーツ2.0」。先代のシビックタイプR(2017年モデル)のコンセプト「アルティメイト・スポーツ」をさらに進化させ、歴代のタイプRモデルが追求してきたサーキットでの速さだけでなく、ドライビングプレジャーとの両立を追求した。 >>シビックタイプRってどんな車? 価格やスペックはこちら 搭載されるエンジンはK20C型で、先代にも搭載された2.0L 直列4気筒 VTECターボエンジンと骨格は共通ながら、ターボチャージャーの刷新や吸排気系の見直しなどにより最高出力は330馬力、最大トルクは420Nmへと向上。なお、パワーウエイトレシオと最高速はFFモデルNo.1(ホンダ調べ)だという。 デザインは、現行「シビック」をベースにローアンドワイドなパッケージを追求。ボディ一体のワイドフェンダーはサイドから流れるような造形とし、空気の流れをコントロールすることで空力性能の向上を狙っている。 リアウイングは小ぶりだが、ステーをアルミダイキャストとしダウンフォースの強化とドラッグの低減を図っている。車載映像からも、高速域でのスタビリティの高さとFFとは思えないほどの回頭性の高さが見てとれる。 タイヤは、ミシュランと共同開発したシビックタイプR専用の「ミシュラン パイロット スポーツ カップ2 コネクト」を装備。コントロール性と高いドライグリップ性能を実現している。 >>【絶滅寸前】買えなくなるその前に。いま乗っておきたオススメ国産スポーツカー5選 これまでの最速は?ホンダによると、タイムはニュルブルクリンク公式測定値で、2019年より制定されたニュルブルクリンク公式ルールに基づく北コース20.832kmでの測定値とのこと。2019年以前は20.600kmでの測定かつニュルブルクリンク非公式タイムとなる。 なお、ニュルブルクリンクのホームページによると、現在の市販車最速は「メルセデスAMG One」が2022年10月28日に記録した6分35秒183で、プロトタイプを含めると最速はポルシェ「919ハイブリッドEvo」が2018年6月29日に記録した5分19秒546が歴代最速。 これまでのFF車としての最速タイムはルノー「メガーヌ R.S. トロフィーR」が2019年5月4日に記録した7分45秒39だが、コンパクトカーとしての最速はアウディ「RS3(セダン)」が2021年6月14日に記録した7分40秒748で、今回のシビックタイプRの記録は同部門2位の記録となる。 >>新型シビックタイプRに試乗。バランスの良さと高い完成度、ドライバー中心の”ホンダスポーツ”の真髄が詰まっていた FF最速を標榜して開発されたシビックタイプR。コロナ禍で記録達成が後ろ倒しになっていたが、ついに悲願達成となった。開発責任者を務めた柿沼秀樹氏のコメントは次の通り。 ~世界中のシビック TYPE Rファンの皆様へ~ シビック TYPE R は、“Ultimate SPORT 2.0” をコンセプトに据え、己を超えるクルマづくりでTYPE Rにしかない 「本質」の価値と、心に響く「官能」を磨き上げた、究極のFFスポーツを目指し開発しました。 2022年9月の日本での発売を皮切りに、私たちの想像を遥かに超える驚きと喜びの声を、世界中の皆様から数多くいただく中で、もう一つ、私たちが果たさなければならない使命がありました。それは、“ニュルブルクリンクFF最速”を成し遂げることです。 先代シビック TYPE Rから6年の時を超え、私達がTYPE Rにかけた想いと進化の先に到達した新次元。ついにその称号を世界中のTYPE Rファンの皆様にお渡しすることが叶いました。 すでにお乗りいただいている方から、これからオーナーになられる方まで、私達とともにその誇りを胸にしながらTYPE Rを愛し、そして満喫していただけることを心より願っています。 >>★4.5の高評価! シビックタイプRオーナーのレビューこちら |
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