最強カテゴリー「軽スーパーハイトワゴン」とは?いま日本でもっとも売れているクルマ(2022年の新車販売台数・総合トップ)は「ホンダ N-BOX」。このN-BOXが属するカテゴリーが、全高1700mm以上の広いキャビンや乗降性に優れたスライドドアをもつ「軽スーパーハイトワゴン」です。 軽スーパーハイトワゴンは軽自動車マーケットでメインストリームとなっています。実際、2022年の軽自動車・新車販売ランキングのトップ3は、このカテゴリーに属す各社のモデルが並んでいます。 1位:ホンダ N-BOX|20万2197台 >>N-BOXの専門家とユーザーのレビューをチェックする もっとも同じ顔かたちのクルマが20万台も売れているわけではなく、N-BOXは標準車とカスタムという2つのシリーズをラインナップしています。 >>N-BOXのカタログ情報をチェックする <写真:N-BOXカスタム> 「タント」は標準車/カスタムのほかにSUVテイストの「ファンクロス」も設定されています。 >>タントのカタログ情報をチェックする <写真:タント ファンクロス> 同様に、「スペーシア」にも、標準車/カスタムに加えてSUVテイストの「スペーシアギア」が存在感を示しています。>>スペーシアのカタログ情報をチェックする <写真:スペーシアギア> 他にも日産「ルークス」(標準車/ハイウェイスター)や、三菱「eKスペース」/「eKクロススペース」という選択肢もあります。※「eKクロススペース」は5月に新モデル「デリカミニ」にバトンタッチすることを発表済み。 >>デリカミニのカタログ情報をチェックする <写真:デリカミニ> …人気のカテゴリーには各社が注力し、自ずと多様なニーズに応えるラインナップとなっているのです。それだけにユーザーとしては迷ってしまうのも事実でしょう。 ベースグレードの価格が一番安いのは?スタイリングを最優先するのであれば、好みのデザインで選べばいいのですが、軽自動車を選ぼうというユーザーはコスパを重視していることでしょう。はたして、コスパのいい軽スーパーハイトワゴンはどれなのでしょうか? 軽スーパーハイトワゴン各モデルのベースグレードの価格(NAエンジン・FF)は次のようになっています。 タント|138万6000円 >>タントのグレードと価格をチェックする こうして並べてみると単純に価格で比べるとタントが割安なイメージもあります。ルークスが最も高いとはいえ、価格だけで見ると「なぜかN-BOXは高いのに売れている」ともいえます。 <写真:タント> N-BOXはACCや電動パーキングブレーキが全グレードで標準しかし、結論的にいえばN-BOXは割安です。なぜなら、他のモデルではオプション扱いだったり、廉価グレードには装備されない先進運転支援システムが全グレード標準装備と充実しているからです。 N-BOXの場合、全車速対応のACCを含む「ホンダセンシング」という先進運転支援システムとEPB(電動パーキングブレーキ)が全グレードに標準装備となっています。 >>N-BOXのカタログ情報をチェックする <写真:N-BOXの電動パーキングブレーキ> 一方、タントの場合は廉価グレードであっても衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全機能は標準ですが、先進運転支援システムの象徴といえる全車速対応ACCをオプション装着することもできません。コストは抑えることはできますが、コスパがいいとはいえないのです。 >>タントのカタログ情報をチェックする スペーシアについても、ACCはカスタム系に標準装備となりますが、標準車ではオプション扱い。こちらも廉価グレードにはオプション設定もありません。 >>スペーシアのカタログ情報をチェックする ルークスの先進運転支援システムは日産ファンにはおなじみの「プロパイロット」ですが、装備できるのは他社のカスタム系にあたるハイウェイスターのみです。eKスペースにおいても廉価グレードにはACCの設定はありません。 >>ルークスのカタログ情報をチェックする スーパーハイトワゴンの使い勝手とACCのような先進運転支援システムの両方を求めると、N-BOXがもっともコスパのいい選択になるわけです。 走り味については、個々人の好みもあるでしょうが、筆者が乗り比べた印象ではNAエンジンで走りの不満度がもっとも少ないのも、やはりN-BOXでした。N-BOXにはマイルドハイブリッドの設定がないというウィークポイントもありますが、トータルでのコスパに優れているのはN-BOXといえ、売れているのも納得です。>>N-BOXの中古車相場をチェックする |
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