快適性を重視しているのはアルファード6月に発売されたトヨタの新型「アルファード/ヴェルファイア」の注目度は7月半ばになっても高いまま。もっとも納車は1年以上先になるという噂から、次期愛車候補から泣く泣く外したというユーザーもいるかもしれません。 >>アルファードの何か知りたい? みんなの質問はこちら それはさておき、新型アルファード/ヴェルファイアでは、姉妹車でありながらエントリーグレードの価格がかなり異なっていることも話題となっています。 <アルファード/ヴェルファイアのベース車の価格> この価格差はエンジンの違いだけでなく、ボディ補強パーツの有無や、標準装着されるタイヤサイズの違い(アルファードは17インチ、ヴェルファイアは19インチ)とそれに合わせたサスペンションセッティング、はたまたシート地の違いなどに起因しています。 その方向性をわかりやすくいえば、ショーファーカー(運転手付きのクルマ)として2列目に座るパッセンジャーを重視したのがアルファード、ドライビングカーとして1列目の満足度を重視したのがヴェルファイアといえるでしょう。 ただし、筆者もまだ試乗したことはありませんので、こうした方向性はトヨタの商品企画や取材の過程から予想しているものであり、けっしてヴェルファイアの乗り心地が硬いと言っているわけではありません。あくまで姉妹車としてのキャラ設定において、そうした違いが想像できるという話です。 >>アルファードってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら <写真:左がアルファード、右がヴェルファイア> 燃費もリセールもハイブリッド優位。新設定のFWDこのように純ガソリンエンジン車については、アルファード(2.5Lガソリン自然吸気)とヴェルファイア(2.4Lガソリンターボ)で異なるメカニズムとなっていますが、ハイブリッドは両車とも2.5Lガソリンのシリーズパラレル式(※プリウスなどと同じメカニズム)を採用しています。 リセールバリューはハイブリッド有利で、電動化時代に選ぶべきイチオシのパワートレインといえます。また従来モデルはハイブリッド=4WD(E-Four)でしたが、新型ではFWDも設定され、リヤにモーターをもたないぶんリーズナブルかつ燃費性能でも有利です。 アルファード/ヴェルファイアの納期は、サブスクリプションサービスである「KINTO」が早いという話もありますが、そのKINTOでの支払い額を見てもハイブリッドのリセールバリューが有利なのは明白です。 KINTOで7年間乗った場合の、アルファードのZグレード(FWD)ガソリンエンジン車とハイブリッドの総支払い額は次のようになります。 ・Z(ガソリンエンジン)|655万1160円 絶対値はハイブリッドの支払い総額が大きいものの、車両価格はガソリンエンジン車で540万円、ハイブリッドで620万円であることを考えると、ハイブリッドが割安なのは明白です。 >>アルファードの各グレードの価格や詳細情報はこちら 言うまでもなくサブスクリプションサービスの支払い額は主に想定リセールバリューによって変わるので、リセール重視で選ぶならハイブリッド優位となります。 結論としては、ショーファーカーとしての機能を求め、リセールバリューを重視するならばアルファードのハイブリッドを選ぶのが正解といえるでしょう。 理想をいえばハイブリッドの最上級グレードであるエグゼクティブラウンジ(E-Four)を選ぶのが、所有の満足度とリセールバリューの両面でベストバイかもしれません。ただし同グレードの価格はアルファードで872万円、ヴェルファイアは892万円とかなりの高額モデルとなっています。 >>アルファードってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら <写真:アルファード ハイブリッド エグゼクティブラウンジ> |
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