人気のS13はプレミアが付いて500万円超の個体も「トヨタ スープラ」「86」、「日産 フェアレディZ」など、往年の人気スポーツモデルが続々復活やフルモデルチェンジを遂げて注目を集めるなか、80~90年代のスポーツカーの隆盛からリバイバルを願わずにいられないのが「日産 シルビア」だ。 1988年にスタイリッシュスポーツクーペとして登場したS13型(このページのTOP写真)は、クールなフロントマスクとシャープなボディラインでヒットし、現在、状態の良い中古車は新車時を優に超える400~600万円程で取引されている。 >>名作! S13シルビアのカタログ情報をチェックする そんなシルビアだが、実はこのところ気になる動きが続いており、ネット情報では近々新型がデビューするとも噂される。そこで今回は、新型シルビアについて今までにわかっている動きをまとめ、その姿を想像してみたい。 <写真:シルビア(S13型)> EV化して登場する可能性まず、シルビア復活へ口火を切ったのは、2021年10月に欧州日産が公開したEVシルビアのイメージで、これは1960年代当時としては異例に美しいデザインをもつ初代「シルビア」をオマージュしたものだった。 <写真:2021年9月に発表されたEVシルビアのイメージスケッチ> その後、翌年には、1年前のイメージと同様にフラットなボディラインを持つレンダリングがスクープサイトによって作成され、その際には、新型は日産「アリア」などと同じEV専用プラットフォームを採用して2024年にもデビューするとされた。 >>アリアのカタログ情報をチェックする マックスアウトを実車化した意図ただし、その後、このEVシルビアについては目立った動きがない。来年デビューというスケジュール感であれば、そろそろプロトタイプによる走行テストが目撃されてもおかしくなく、欧州日産のイメージは一種の観測気球だったのか? では、シルビア復活は夢物語かというと、そうとも言い切れない。ここでヒントになるのが、今年2月に実車が公開されたEVオープンコンセプト「マックスアウト」だ。LEDエレメントを多用し、ワープ感のあるグラフィックをボディ各所に配したマックスアウトは、一見すると現実味のない完全なデザインスタディのようだが、そもそも2021年11月にバーチャルイメージとして公開されたコンセプトを実車化して登場させたのだから、日産の力の入れようは半端ではない。 <写真:マックスアウト> そして、屋根の有無という違いはあれど、2ドアスポーツという点ではマックスアウトとシルビアには共通点がある。事実、SNSでのアンケートではマックスアウトのエクステリアからシルビアを思い浮かべたという答えが最も多く、リアの造形が先述のS13型を彷彿とさせるという声もあったから、日産は密かに反応を狙っていたとも考えられる。 >>名作! S13シルビアのカタログ情報をチェックする アルピーヌA110とプラットフォームを共有かこうした流れを振り返るに、日産は新型シルビアのデザインを抜本的に見直したのではないだろうか。つまり、初代にフィーチャーしたレトロスペクティブなルックスが今ひとつ受けなかったため、一気に未来的なデザインへ舵を切ったという見立てだ。 ただし、さすがにマックスアウトそのままでは市販できなそうなので、プロダクトモデルではしっかりとした屋根が付くなど現実的なデザインに引き直される可能性があるだろう。そして、EVパワートレーンについては、車格からして同じグループの仏「アルピーヌ」が開発している「A110」後継EVと共通になるのではないだろうか。 >>アルピーヌ A110のカタログ情報をチェックする そうなると登場時期は、次期A110と同じ2025年頃の可能性が高そうだが、いかがだろうか? >>名作! S13シルビアのカタログ情報をチェックする <写真:シルビア(S13型)> 写真:日産、ルノー |
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