今新車を買うなら選んでおきたい先進装備とは?アンチロックブレーキシステム(ABS)やエアバッグに始まった安全装備は年々進化し、今や軽自動車にまで車線維持支援装置などの先進システムが標準装備される時代になった。ただ、種類が多すぎて、機能の名称からそれが何なのかわかりづらかったり、どの装備が付いているといいのか判断しづらかったりするのも事実。 そこで今回は、今新車を買うなら選んでおきたい先進安全/運転支援装備を7つリストアップしてみた。 1:あると便利な機能の筆頭はACCまず、最初に必須アイテムとして挙げたいのは、アダプティブクルーズコントロール(ACC)。あると本当に快適で一度その便利さを味わってしまうと、ないと不便に感じてしまうほど。一世代前のクルーズコントロールだと前走車に近づいた際にブレーキを踏むなどして機能を解除する必要があったが、現在のアダプティブ機能がついたものであれば、速度調整を自動で行なってくれるので、疲労軽減への貢献が大きい。 さらにストップ&ゴー機能付きのものであれば、渋滞時にも利用できるので快適そのもの。再発進時は手動操作(スイッチを押す、またはアクセルを軽く踏み込む)が必要な場合がほとんどだが、減速を自動でやってくれるだけでも疲労は大幅に少なくなるはずだ。2:今後普及が必至の車線維持支援機能冒頭に挙げた車線維持支援装置も有用。手を添えているだけで真っ直ぐに走ってくれるため、ACCと同じく疲労軽減への貢献が大きい。 ハンドルをまっすぐ保持するのは当たり前の作業に思えるが、長時間運転していると気が緩み、一瞬の気の緩みでガードレールや路側帯に近づいたり、車線を跨いでしまったり、ヒヤリとした経験のある人も多いのではないだろうか。気が緩んだ時に気を引き締めてくれるという意味でも安全効果は大きいだろう。 3:自動運転への入り口、ハンズオフ機能>>セレナのカタログ情報をチェックする ついでに必須ではないが、ACCや車線維持支援装置などの運転支援分野の先端を行くハンズオフ機能(手放し運転)にも注目(期待)したい。自動運転レベル2とも称されるこのシステムは、トヨタ、レクサス、日産、ホンダ、スバル等の一部車種に搭載されているが、新しい技術やガジェット好きにはぜひ体感してもらいたい。未来が近づいたことを実感するはず。 <上の写真:レヴォーグ> <上の写真:セレナ> さらに、ホンダは前方を見なくてもよいアイズオフ(自動運転レベル3)を実現したフラッグシップ「レジェンド」を100台限定で販売した実績もあるので、今後の普及に期待だ。 <上の写真:レジェンド(販売終了)> >>レジェンドの詳細情報をチェックする 4:運転に不慣れな人もベテランにも有用な俯瞰機能現段階で現実的な装備というところでは、上から車両を見下ろした状態をモニターに映せるアラウンドビューモニター(名称はパノラミックビューモニター等、メーカーにより異なる)が日常で大いに役立つはず。 白線に対して真っ直ぐ駐車しやすくなるのはもちろん、左右のクルマとの間隔を等しく駐車したいときや、車両周囲に障害物や子どもなどがいないかを確認でき、事故防止にも役立つからだ。 >>エクストレイルのカタログ情報をチェックする 5:パーキングアシストは未来的装備の代表格さらなる快適な駐車を求めなら、パーキングアシスト付きの車両を検討したい。これは駐車スペースを指定すると車両がハンドル操作を補助してくれるシステムで、アクセル、ブレーキまでコントロールするタイプも一部車種には設定されている。 さらに、トヨタの「ノア/ヴォクシー」や「bZ4」、「日産 アリア」、「スバル ソルテラ」のシステムは、スマホからのリモート操作も可能だ。 <上の写真:ノア> >>ノアのカタログ情報をチェックする 6:定番になりつつあるブラインドスポットモニター走行中の接触事故を防ぐためには、斜め後ろからの接近車両をセンサーで検知して警告してくれるブラインドスポットモニター(後側方接近車両注意喚起装置)が有効。このシステムはクルマだけでなくバイクも検知するから、交差点等で無理なすり抜けをしてくる輩との接触も防いでくれる。 これまで、登録車のみで軽自動車には装備されてこなかったが、最近ダイハツが軽用の後付けアクセサリーとして発売するなど間口がさらに広がってきている。 >>タントのカタログ情報をチェックする 7:夜間運転の快適性を向上するオートライト機能最後に、オートライトも推しておきたい。これには大きく分けて、自動でロー/ハイビームを切り替えるタイプと、小さなLEDライトを組み合わせ対向車等の幻惑を避けた配光を実現するタイプが存在する。 前者は軽自動車にも装備が広がっているが、後者は高度なシステムなので一部のプレミアムカー向けのシステムとなっている。 最後になるが、どれだけ安全装備が進歩しても重要なのはドライバーの心がけ。システムを過信することなく、安全運転に努めたいものだ。 |
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