CX-50が日本に導入されない理由とは?目次
北米専用SUVのCX-50がカッコ良すぎる2022年にマツダが販売したモデルのなかで、グローバルで最も多く売れたのが「CX-5」です。美しいデザインと優れた走りを武器に、激戦区とされるミドルクラスSUVのなかでも存在感を放ってきた一方、海外では「CX-50」という、CX-5によく似たモデルが注目を集めています。 CX-50とはいったいどのようなモデルなのでしょうか? 2021年11月にCX-50が世界初公開された際、「マツダにとって最重要市場の一つである米国におけるビジネスを支える基幹車種として、SUVらしい存在感やオフロード性能を求める米国を中心としたお客さまのニーズを取り込み、北米のラインナップに新たに追加するクロスオーバーSUV」とマツダは説明しています。 このコメントからもわかるように、CX-50は北米市場の専用モデルとして開発されたモデルです。また、生産自体もアメリカ・アラバマ州で行われるなど、CX-50は徹底して北米市場を意識したモデルと言うことができます。 >>CX-5の価格・スペック詳細はこちら CX-5ベースのオフ系SUVCX-50のボディサイズは全長4720mm×全幅1920mm×全高1605mmとなっています。CX-5と比べ、ワイドアンドローなスタイリングが特徴のモデルとなっていることがわかります。 全長もCX-5と比べて長くなっているCX-50ですが、北米におけるマツダのフラッグシップモデルである「CX-9」の全長が5065mmであることを考えると、ポジショニングとしてはCX-5に近いと言えそうです。 >>CX-5のボディサイズ詳細はこちら エクステリアデザインは、CX-5などと同様「魂動デザイン」に基づくマツダらしい流麗なボディラインを持っています。一方、CX-5よりも高く設定された最低地上高や(※2.5Lターボなど一部グレードの場合)、ブラックアウトされたフロントグリル、樹脂製のフェンダー、標準装備されたルーフレールなどがアウトドアシーンを強く意識したモデルであることを伺わせます。 パワートレインは、自然吸気の「SKYACTIV-G 2.5」とターボを搭載した「SKYACTIV-G 2.5T」という、2.5Lの排気量を持つ2つのガソリンエンジンが用意されています。組み合わされるトランスミッションは6速ATです。 駆動方式にはすべてのグレードで最新の「i-ACTIV AWD」が採用されているほか、オフロード走行やけん引にも対応した「マツダ インテリジェント ドライブセレクト(Mi-Drive)」も2.5Lターボモデルは標準装備となっています。 日本で販売されているCX-5とは異なり、CX-50にはクリーンディーゼルエンジンはラインナップされていません。ただ、マツダは今後数年内にハイブリッド車を含む電動パワートレインを提供することを明らかにしています。 >>CX-5の価格・スペック詳細はこちら 価格はCX-5より高めの設定CX-50の2023年モデルには、全部で10のグレードが用意されています。 エントリーグレードの自然吸気モデルの「2.5S」は2万7550ドル(約358万円)となっていますが、2023年1月末時点で販売されているのは、自然吸気モデルの最上級グレードである「2.5S Premium Plus」と、ターボ搭載モデル4グレードの計5グレードのみとなっています。 現時点で購入可能なモデルの価格は「2.5S Premium Plus」が3万7150ドル(約483万円)、ターボ搭載モデルは3万7150ドル(約483万円)から4万2300ドル(約550万円)となっています。 なお北米におけるCX-5の価格は、2万6700ドル(約347万円)~3万9650ドル(約516万円)となっています。このことからも、CX-50はCX-5よりも少し上のポジショニングであることがわかります。 CX-50はCX-5の後継となると噂されましたが、アウトドア色の強いCX-50と都会派SUVのCX-5といったように、それぞれのキャラクターが明確に分かれていることから両者は継続して販売されるようです。 >>CX-5の価格・スペック詳細はこちら CX-50が日本導入されない理由とは?インターネットサイトに投稿されたレビューを見ると、CX-50は優れたハンドリングと広い室内空間、そして高いコストパフォーマンスなどから現地のユーザーにかなり高い評価を得ているようです。 既存のマツダ車にはない魅力を持ったモデルであるだけに、発表当初は日本でも導入希望の声がネット上で散見されましたが、実現する可能性はあるのでしょうか? 残念ながら、現時点でマツダはCX-50の日本導入を否定しています。そもそも北米市場をターゲットにして開発されたものであることや、生産工場がアラバマであることなどが主な理由と考えられますが、日本のユーザー視点で言えば、やはり1920mmという全幅がネックとなることは間違いありません。 国内で全幅1900mmを超えるモデルはトヨタ「ランドクルーザー300」やレクサス「LX」などごく一部です。 >>ランドクルーザー300のボディサイズ詳細はこちら CX-5 “フィールドジャーニー”とは?一方、都会派のイメージが強くなったマツダのSUVに対して、日本でもアウトドアシーンに映えるモデルの登場を望む声は少なくありません。 そうしたニーズに対して、マツダはCX-5に対して「フィールドジャーニー」という特別仕様車を2021年12月より追加しています。 >>CX-5のグレード詳細はこちらCX-50にも用いられているエクステリアカラー「ジルコンサンドメタリック」が採用されているほか、ほかのグレードにはない、悪路走破性能を高める専用のドライブモード「オフロード」を選択することが可能です。 アウトドアスタイルのマツダ車を求める日本のユーザーは、CX-5の「フィールドジャーニー」を選ぶのが、現時点におけるベストチョイスと言えそうです。 >>CX-5の価格・スペック詳細はこちら |
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