次期ムーヴやワゴンRでトールワゴン人気が再燃する?>>ダイハツ ムーヴのユーザーと専門家のレビューをチェックする 軽トールワゴンの二大巨頭と言えば「ダイハツ ムーヴ」と「スズキ ワゴンR」。なかでも前者は6代目にあたる現行型が登場から8年以上経過しており、フルモデルチェンジへの期待が高まっている。そこで今回は、ダイハツのパワートレーン展開や、先んじて昨年登場した新型「ムーヴ キャンバス」等を参考としつつ、7代目ムーヴについて予想してみたい。 まず、ムーヴの立ち位置についておさらいしよう。1995年に初代が登場したムーヴは、車高を高めたトールワゴンスタイルが人気を博し、ワゴンRとともに軽の代表車種となった。ただ、近年はさらに車高を高め、スライドドアを搭載する「ホンダ N-BOX」などのスーパーハイトワゴンが売れまくっており、トールワゴンはやや人気に陰りが見えてきているのも事実だ。 ムーヴキャンバスのヒットで新たな方向性が見えてきた!?>>ダイハツ ムーヴキャンバスのカタログ情報をチェックする そうした中でヒット作になったのが、ムーヴより少しだけ高い車高にスライドドアを組み合わせ2016年に登場した先代ムーヴキャンバス。「スライドドアは欲しいけどスーパーハイトワゴンまでの車高の高さは不要」というニッチなニーズを開拓したムーヴキャンバスは、昨年2代目(※上の写真)へと代替わりし、男性ユーザーも意識したシックな仕様も投入するなど死角を潰してきた。 ここまでを踏まえると、7代目ムーヴの方向性が大体見えてくる。つまり、スペース効率を徹底追求するユーザーはダイハツでいえば「タント」などのスーパーハイトワゴンを買い、スライドドアと高過ぎない車高を求めるユーザーは老若男女問わず「ムーヴキャンバス」がカバーする。 次期ムーブの最終兵器はe-SMART HYBRIDか?>>ダイハツ ロッキーハイブリッドのカタログ情報をチェックする そうなると7代目ムーヴにはトールワゴンの基本モデルとして、ユーティリティの高さとは別方向の個性が求められる可能性が高い。最も可能性が高いのはズバリ、2021年11月にSUV「ロッキー」で初めて市場投入されたダイハツオリジナルのハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID(イースマートハイブリッド)」の搭載だ。※上の写真は現行ムーヴカスタム。 兄弟車トヨタ「ライズ」にも搭載されている「e-SMART HYBRID」は、走行をすべてモーターが担うシリーズ式を採用しており、その狙いについてダイハツの開発陣は「将来的な軽自動車への展開を見据えたもの」と明言している。 ただ、登録車のロッキーでは純ガソリン車とハイブリッド車の価格差が約30万円あり、そのままではスタート価格100万円台前半のムーヴには展開できない。ゆえに、報道によるとダイハツは部品の内製化などにより純ガソリン車との価格差を20万円以内に抑える方針とされる。 ハイブリッド化でスタート価格は150万円前後を予想!>>ダイハツ ムーヴのカタログ情報をチェックする 参考まで、現行ムーヴの売れ線グレードは130万円弱だから、新型のハイブリッドモデルは約150万円からと予想できる。なお、WLTCモードでの燃費は30km/L以上を目指すとされており、実現すれば現行型より5割近い改善となる。※上の写真は現行ムーヴ。 パワートレーン以外のアップデートについては、ムーヴキャンバス同様にグローバルプラットフォーム「DNGA」の採用が既定路線。これにより、ボディ剛性の向上とともに大幅な軽量化が図られ、乗り心地や操縦性の良さが一段とレベルアップする。 また、現行型ムーヴではオプションでも選べないアクティブクルーズコントロール等の運転支援機能も上級グレードでは標準装備されるだろう。さらに、ムーヴキャンバスで話題を呼んだ保温機能付きカップホルダーなど快適装備も充実が期待される。 気になるフルモデルチェンジの時期については、本年秋以降が濃厚。ただし、世界的な車載半導体不足の影響により、純ガソリン車とハイブリッドで登場時期がずれる可能性もある。いずれにしてもデビュー時期が近づいているには間違いないから、今後の情報に要注目だ。 写真:ダイハツ、スズキ |
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