安い車を買うならどれがおすすめ？おすすめの10車種と選ぶときの注意点【購入ガイド】

安い車を買うならどれがおすすめ？

車を購入する際は、多くの費用がかかります。出費額が大きいと家計への負担も大きくなるため、後悔しないよう納得のいく車を選びたいものです。しかし、「車を安く買うにはどうすれば良いかわからない」という方もいるのではないでしょうか。車を安く買うためには、さまざまなポイントがあります。

この記事では車を安く買うための選択肢やおすすめのモデル、購入時の注意点などを紹介します。

• ※目次※
• 1.安い車を買うなら新車と中古車どちらがお得なのか
• 2.安い価格で使用感の少ない車に乗るなら未使用車を検討しよう
• 3.安い車を探すときにおすすめな5車種の軽自動車
• 4.安い車を探すときにおすすめな5車種の普通車
• 5.中古の安い車を買う時の注意点

安い車を買うなら新車と中古車どちらがお得なのか

車を購入する場合、新車・中古車という2つの選択肢があります。それぞれメリット・デメリットがあるため、より自分に向いているものを選びましょう。自分の優先したいポイントはどこなのか、整理しておくと安心です。

ここでは、新車・中古車それぞれのメリット・デメリットと、それぞれの購入が向いている人のタイプを紹介します。

新車が向いている人

新車のメリットは、「車を自由にカスタマイズできる」「手厚い保証がある」などです。新車は受注生産しているため、外装・内装・オプションを自分好みにカスタマイズできる他、中古車よりも保証が充実しています。

一方で、購入費用が高く、納車までの期間が長いことがデメリットです。特に、人気のカスタマイズをすると購入費用はさらにかさみ、納車までの期間も延長します。

このようなメリット・デメリットから、新車は自分好みにカスタムしたい方や、予算に余裕のある方に向いているといえるでしょう。

中古車が向いている人

中古車のメリットは「車を安く買える」「短期間で納車される」などです。中古車は新車よりも安価に購入できることが、最大のメリットといえます。同じ予算で新車より高いグレードの車を買えたり、現行モデルをより安く買えたりするでしょう。

しかし、中古車は車のコンディションが安定しないことがある他、保証期間が短いこともデメリットです。前のユーザーの使用状況によって状態が変わるため、慎重に選ぶ必要があります。

このようなことから、中古車は購入予算を抑えたい方や、車をすぐ使用したい方に適しているといえるでしょう。

安い価格で使用感の少ない車に乗るなら未使用車を検討しよう

新車と中古車はそれぞれでメリット・デメリットがありますが、両者の特徴をあわせ持った車も存在します。それは「未使用車」と呼ばれる車です。未使用車ならば「安価かつ新しい車に乗る」ことも実現できるかもしれません。
ここでは未使用車の概要とメリット・デメリットについて詳しく解説します。

未使用車とは

未使用車とは、正式名称を「登録（届出）済未使用車」といい、以前は「新古車」と呼ばれていた車です。新車の状態から名義登録のみ行われ、販売はされていない車を指します。書類上は中古車扱いになりますが、ほぼ新車の状態で販売されているため、新車・中古車の特徴を両方備えている車といえるでしょう。

未使用車になる車は、「販売店がノルマ達成のために登録のみ行った車」と「メーカーで使用していた車」の2種類があります。

未使用車を買うメリット

未使用車の購入には複数のメリットがあります。

・納車が早い
未使用車は中古車と同様に車がすでに存在しているため、新車と比べて納車のために長期間待つ必要がありません。

・新車より安い
未使用車は書類上中古車として扱われるため、新車と比べて価格設定が安くなります。

・状態が良い
未使用車は基本的にほぼ新車の状態を保っているため、状態が良好です。中古車のように整備状態や傷などに関する心配がいりません。

・保証が利用できる
購入前の希望に合わせて保証を利用することも可能です。新車購入時のメーカー保証と同レベルの保証を販売店が付帯してくれます。

未使用車を買うデメリット

一方で、未使用車にはメリットだけでなく、デメリットもみられます。

・選択肢が少ない
未使用車は新車のように、グレード・色・メーカーオプションを自由に選べません。

・ワンオーナーになれない
名義登録だけは一度行われているため、未使用車を購入してもワンオーナーにはなれません。

・車検の有効期限が短い
未使用車はすでに登録されている状態で販売されるため、一般的な3年よりも短い期間で車検を受ける必要があります。

安い車を探すときにおすすめな5車種の軽自動車

車には様々な種類がありますが、なかでも比較的低予算で購入できるのが軽自動車です。車体が小さく軽い軽自動車は、購入後の維持費なども安く抑えやすいという特徴があります。ここでは、軽自動車のなかでも特におすすめのモデルを5つ紹介します。新車価格と中古車価格、特徴をご確認ください。

ダイハツ「ミライース」

「ミライース」はダイハツの軽自動車で、ハイブリッドでも電気自動車でもない「第3のエコカー」として誕生しました。従来使用されていたガソリンエンジンの効率を高めて低燃費を実現しています。シンプルな車内は軽自動車ながら広く、大人4人が乗っても問題なく走行が可能です。

btyの2022年4月1日時点の情報では、新車価格は86万円～137.3万円、中古車の価格帯は34.8万円～131万円です。中古車の平均価格は、85.4万円となっています。

スズキ「ワゴンR」

「ワゴンR」はスズキの軽自動車で、1993年に初代モデルが発売されたロングセラーの軽ワゴンです。初代は「軽自動車は狭い」というイメージを覆したモデルで、軽自動車としては珍しく「ベーシック」「上級モデル」「スティングレー」という3種類のグレードが用意されています。

btyの2022年4月1日時点の情報では、新車価格が109.9万円～128.9万円、中古車の価格帯は39.4万円～195万円です。中古車の平均価格は104.9万円となっています。

ダイハツ「ミラトコット」

「ミラトコット」はダイハツの軽自動車で、シンプルでかわいいデザインながら高いインテリア性を持っています。優れたデザインの外装は安さを感じさせず、費用が少なくともこだわりを持ちたい方に最適でしょう。グレードによっては、「スマアシ」と呼ばれるダイハツの先進安全装備が搭載されています。

btyの2022年4月1日時点の情報では、新車価格は116.3万円～138.6万円、中古車の価格帯は53.8万円～149.8万円です。中古車の平均価格は104.7万円となっています。

ダイハツ「ムーヴ」

「ムーヴ」はダイハツの軽自動車で、走行性能を重視している軽トールワゴンです。頑丈なボディとサスペンションによって、軽自動車としては安定した走行が可能といえるでしょう。リアシートを大きくスライドさせられるため、車内の容積を調整できます。多めに買い物しても問題ありません。

btyの2022年3月16日時点の情報では、価格は新車で113.5万円～150.2万円、中古車で7.6万円～191万円です。中古車の平均価格は98万円となっています。

スズキ「アルト」

「アルト」はスズキの軽自動車で、非常に軽量な車体を活かして燃費性能を高めています。新開発のプラットフォームにより補強部品を削減して、車体強度を保ったまま計量化や部品点数削減を実現しました。軽量な車体に加えて効率的なエンジンや発電機能により、高水準の燃費性能を持っています。

btyの2022年4月1日時点の情報では、価格は新車で94.4万円～113万円、中古車で86.8万円～153万円です。先代モデルの中古車の平均価格は73万円となっています。

安い車を探すときにおすすめな5車種の普通車

軽自動車だけでなく普通車にも、安くて便利なモデルが存在します。選択肢を普通車にも広げておけば、より理想に近い車を探せるようになるでしょう。軽自動車と比べると高いものの、他の要素で軽自動車より高い価値を期待できます。安い車としておすすめのモデルを、それぞれの車を特徴・価格と一緒に見ていきましょう。

スズキ「ソリオ」

「ソリオ」はスズキのコンパクトカーで、車内空間の広さや使い勝手の良さ・低燃費が魅力の車です。高めの車高やスライドドアの採用などにより、コンパクトな車体ながらファミリーカーとしても使える広い車内空間を確保しています。シート配置をアレンジしやすく、車内の移動も簡単な点も特徴の一つです。

btyの2022年4月1日時点の情報では、価格は新車で158.2万円～170.7万円、中古車で125.8万円～350万円です。先代モデルの中古車の平均価格は132万円となっています。

スズキ「スイフト」

「スイフト」はスズキのコンパクトカーで、スポーティーな見た目と走行性能を持っています。乗り心地もパワフルで楽しく、コンパクトながら走りを存分に楽しめる車です。運転席の細かい調整も可能で、運転手の体格に合わせたドライビングポジションを設定できるでしょう。

btyの2022年4月1日時点の情報では、新車価格が153.6万円～194.4万円、中古車の価格帯は68万円～359.8万円です。中古車の平均価格は148.2万円となっています。

日産「マーチ」

「マーチ」は日産のコンパクトカーで、かわいいデザインと高い安全性能が特徴的です。ボディカラーが11色用意されており、理想的なデザインを見つけ出す楽しみがあるでしょう。搭載されている安全装置は「サポカーSワイド」に該当する先進的な安全装置で、踏み間違い防止のアシスト機能や自動ブレーキなどが使用可能です。

btyの2022年4月1日時点の情報では、価格は新車で128.9万円～187.7万円、中古車で5万～230万円です。中古車の平均価格は55.9万円となっています。

トヨタ「パッソ」

「パッソ」はトヨタのコンパクトカーで、デザイン性と実用性を両立させている車です。2トーンも含めて13種類のカラーリングを選択でき、かわいらしいデザインとともに個性を表現できます。ハイブリッド車ではないながらも燃費は良く、小回りの利く走行性能とあわせて手軽に利用可能です。

btyの2022年4月1日時点の情報では、新車価格が126.5万円～190.3万円、中古車の価格帯は29.7万円～188万円です。中古車の平均価格は94.9万円となっています。

トヨタ「シエンタ」

「シエンタ」はトヨタのコンパクトカーで、比較的多くのものを積めるミニバンタイプの車です。3列シートに加えて2列シート仕様もあり、アウトドアでも活用できます。どちらのシート仕様でも幅広いシートアレンジが可能です。街乗りでも役立つ機能が搭載されており、多くの場面で活躍できます。

btyの2022年4月1日時点の情報では、新車価格が181.9万円～235.8万円、中古車の価格帯は65.8万円～271万円です。中古車の平均価格は160.1万円となっています。

中古の安い車を買う時の注意点

中古車は新車より安く購入できますが、場合によっては質の悪い車を購入してしまうかもしれません。質の悪い車は故障しやすく、修理費用が必要になって余計な出費を求められることもあります。お得な車購入を行えるよう、車の選択で失敗しないためのポイントを紹介します。

修復歴や冠水歴を確認する

中古車を購入したい場合は、あらかじめ候補車の修復歴・冠水歴を確認しましょう。過去に故障や水没を起こしている車は避けた方が賢明です。「走行上問題ない」などと紹介されても、後に故障やトラブルが発生するケースは少なくありません。

特に、冠水歴があるものはエンジントラブルのリスクが高く、汚れた水に浸かった可能性があり衛生面においても懸念が残ります。

部品が劣化している中古車は避ける

中古車各部の部品が劣化している場合は要注意です。小さな傷などであれば大きな問題はありませんが、各部位の動作に支障が出ていたり動作中に異音を発していたりするものは避けましょう。

劣化した部品は車の快適性や安全性などを大きく低下させるため、購入後すぐに修理が必要になるかもしれません。費用を抑えるつもりが逆に高くついた、という展開も起こりえます。

異臭がする中古車は避ける

車の内外から異臭がする車には、気をつけましょう。車で感じられる異臭にはいくつか原因があります。

たとえば、車内でタバコ・汗・ペットなどの臭いがする場合は、前のユーザーの使用状況が悪かったことが考えられるでしょう。一方、エンジンルーム周辺が臭う場合はオイル漏れや冷却水漏れなどの恐れがあり、充分に整備されていないかもしれません。