スイフトの乗り心地は良いのかスイフトは、スズキのブランドを牽引する代表的なグローバルコンパクトカーです。コンパクトカーにもかかわらずスポーティーなデザインと優れた走行性が特徴で、その乗り心地や機能性が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、スイフトの基本情報と乗り心地、口コミでの評価をご紹介します。ライバル車との乗り心地も比較しますので、ぜひ参考にしてください。 目次 - スイフトの乗り心地は良いのか
- スイフトの乗り心地はどうか
- スイフトの特徴とスペック
- スイフトの評価や乗り心地を口コミでチェック
- スイフトのライバル車と乗り心地を比較
- スイフトの新車価格と中古車相場はいくら
スイフトの乗り心地はどうかスズキ スイフトは、スズキ車ならではの走行性能の高さが魅力の車です。街乗りに使いやすいコンパクトカーですが、スポーティーでロングドライブも楽しめる車となっています。ここでは、スイフトの基本装備や機能面から乗り心地を見てみましょう。 欧州で人気のコンパクトカースイフトは、世界展開を目指す小型車の共通プラットフォームを採用したコンパクトカーとして2000年2月に登場しました。
欧州を走り込んで鍛えた追従性や走行の安定性は、スイフトのグローバル人気に拍車をかけ、2004年に発売した2代目モデルは2016年に世界累計販売500万台を超えるスズキ史上最短の記録を出しています。
コンパクトカーながら欧州仕様の重厚感あるボディも魅力のひとつです。高い安全性や快適な走行性など、優れた基本性能を持つ車として特に欧州やインドでの人気が高まっています。 安定感抜群!固めの足回りスイフトは、軽量化と高剛性を両立したプラットフォームと、最適化されたサスペンションが特徴です。足回りを固めに設計することで高速道路やカーブでの左右の揺れを少なくし、走行の安定性を高めています。
また、185/55R16と175/65R15の幅広で低扁平なラジアルタイヤを採用したことも特徴です。低扁平タイヤはスポーツカーに多く採用され、路面の追従性と走行の安定性、コーナリング性能を高める役割があります。
スイフトは固めの足回りを採用することで、コンパクトカーながらスポーツカーのような走行安定性を持つ車として人気です。 前席・後席の乗り心地の違いスイフトの乗り心地は、シートによって異なります。前席は、座面の形状とバネ位置の最適化を図り、高性能の低反発ウレタンを採用しました。また、サイドボルスターを高めに設定することで、着席のフィット感や振動の吸収性、ホールド性を強化しています。
一方で、後席は前席と比較すると少し固めです。前席同様に振動の吸収性はあるものの、強い衝撃は感じやすいでしょう。
スポーツカーならではの特徴でもあるため、街乗りや後席を使用する頻度が多いのであれば、エントリーモデルを選ぶか扁平率の高いタイヤへの交換がおすすめです。 静粛性と室内空間の快適性スイフトにはさまざまなグレードがありますが、特にハイブリッドやマイルドハイブリッド搭載のモデルは静粛性が高く、走行時の快適性が上がります。
また、室内空間に関しても優れた快適性が特徴です。ドライバー視点で設計された分かりやすいディスプレイや、5名乗車時でも十分な広さを誇るラゲッジスペースなど、走行性能だけではない魅力が多く備わった車となっています。  スイフトの特徴とスペックスイフトには、ガソリンモデルとハイブリッドモデルが用意されています。それぞれ2グレード構成となっており、計4種類から選ぶことが可能です。搭載されているエンジンは、どちらを選択してもK12型の1.2L直列4気筒エンジン搭載となっています。 スイフトの基本スペックスイフトのグレード毎の基本スペックは以下のとおりです。
グレード:HYBRID RS マイルドハイブリッド 駆動方式:2WD/フルタイム4WD 全長×全幅×全高(mm):3,855×1,695×1,500(4WDは1,525) 車体重量(kg):910~970 WLTCモード燃料消費率(km/L):19.6~21.0
グレード:RS ガソリン 駆動方式:2WD/フルタイム4WD 全長×全幅×全高(mm):3,855×1,695×1,500(4WDは1,525) 車体重量(kg):870~960 WLTCモード燃料消費率(km/L):18.8~21.8
グレード:HYBRID MG マイルドハイブリッド 駆動方式:2WD/フルタイム4WD 全長×全幅×全高(mm):3,845×1,695×1,500(4WDは1,525) 車体重量(kg):900~960 WLTCモード燃料消費率(km/L):19.6~21.0
グレード:XG ガソリン 駆動方式:2WD/フルタイム4WD 全長×全幅×全高(mm):3,845×1,695×1,500(4WDは1,525) 車体重量(kg):840~930 WLTCモード燃料消費率(km/L):18.8~21.8 最適化した新設計のサスペンションスイフトは、2017年に発売した2代目モデルから新開発のプラットフォーム「HEATECT」を採用しています。基本性能の向上化と軽量化を実現し、骨格を最短距離でなめらかにつなぐことでシンプルな形状へと進化しました。
それに伴い、サスペンションの部品も骨格の一部に採用しています。サスペンションのレイアウトを最適化することで、路面の追従性や走行の安定性、優れたハンドリング性能やしなやかな乗り心地を実現しています。 走りにこだわった「RS」専用の足回り「RS」シリーズは、減衰力を硬めに設定した「欧州チューニング ショックアブソーバー」、剛性を高めた「欧州チューニング タイヤ」、直進安定性や操舵性を重視しハンドル操作をチューニングした「欧州チューニング 電動パワーステアリングコントローラー」を採用しました。
これらは、欧州の道路環境でも快適に走行ができるようにセッティングした「RS」専用の足回りです。  スイフトの評価や乗り心地を口コミでチェックスイフトはスポーティーなデザインと固めの足回りが特徴のコンパクトカーで、特に走行性能に関しては高い評価を得ています。
口コミから分かる乗り心地に関しては賛否両論ありますが、スイフトの特徴である足回りの固さを考慮した上で、口コミをチェックしてみましょう。みんカラに寄せられたオーナーレビューを紹介します。 ロングドライブでも疲れないスイフトの口コミで高い評価を得ている項目のひとつは、長時間の運転でも疲れにくいというシートの座り心地です。
実際の口コミでは『長時間の運転でも腰が痛くなりません。疲れないです』や『フロントシートがなかなか良い座り心地で長距離も楽々走れました。もちろんホールド性とかはそれ程ですが、ベースグレードと考えれば十分質の良い車だと思います』などの評価がありました。
また、スイフトのチルトステアリングは上下に40mm、テレスコピックステアリングは前後に36mm、さらにシートスライドは前後に10mmずつ24段階の240mm、シートリフターは60mmの調節ができます。
体格や好みに合わせてドライビングポジションを自由に調節できるため、長時間のドライブでも疲れにくい姿勢を保てるでしょう。 走行を楽しめるスポーティーさ優れた走行性能から、運転が楽しいという口コミも多くあります。
実際の口コミでは『足回りを変えたことでキュキュキュッと走る曲がる、楽しすぎます』や『コンパクトだから狭い道も余裕で走れる、キビキビとした走りなのでスポーツ走行もでき、良く曲がるので運転が楽しくなる』という声がありました。
新開発のプラットフォーム「HEATECT」と新設計したサスペンションが、スイフトのしなやかで軽快な走りとハンドリング性能を高めています。足回りが固いため乗り心地が良くないという口コミもありますが、走行の楽しさが勝るという方が多く、スポーティーな車が好きな方には特におすすめです。 高速道路での安定感スイフトは高速道路での乗り心地が良いことも魅力のひとつです。足回りが固いことで衝撃をうまく吸収してくれるため、突き上げ感はしなやかでフラットな乗り心地を実現しています。
口コミでは『とにもかくにも操安定性の高さ。まず直進安定性がとても高いので、高速道路を安心して走ることができるのは、長距離走行の多い自分には心強かったです』『高速走行は概ね120km/hちょっとくらいまでしっかり実用範囲で安定して走れる』などの評価がありました。
速度を上げると走行の安定性が増すのは欧州車によくある特徴です。スイフトのグローバル人気が高いことが納得できる高評価となっています。  スイフトのライバル車と乗り心地を比較スポーティーなコンパクトカーとして高評価を得るスイフトですが、ライバル車のスペックと乗り心地が気になる方も多いのではないでしょうか。
スイフト同様にハイブリッドを搭載したコンパクトカーには、3つの車が挙げられます。そこでここでは、スイフトのライバル車とその乗り心地について見てみましょう。 ホンダ フィットフィットは、走行性能や予防安全性能に優れたホンダのコンパクトカーです。雪道や山道でも力強い走りと安定感を実現しています。
足回りが固めのため、みんカラの口コミでは『高速道路の走行は非常に安定しています。山間部ではロールが大きめですが、ロールセンターが前下がりなので安定して曲がれます』という、スイフトに似た乗り心地を感じる方も多いようです。
フィットの基本スペックは以下の通りです。
【ハイブリッド車】 - 全長×全幅×全高(mm):3,995~4,095×1,695~1,725×1,515~1,570
- 重量(kg):1,190~1,280
- 駆動方式:FF/4WD
- WLTCモード燃費消費率(km/L):23.5~30.2
【ガソリン車】 - 全長×全幅×全高(mm):3,995~4,095×1,695~1,725×1,515~1,570
- 重量(kg):1,080~1,180
- 駆動方式:FF/4WD
- WLTCモード燃費消費率(km/L):16.0~18.7
トヨタ ヤリスヤリスは、トヨタの最新のハイブリッドを搭載したコンパクトカーです。乗用車ブランド通称名別順位では、2020年と2021年に連続で首位を独走するほどの絶大な人気を誇っています。
みんカラの口コミでは、『振動が多少あり足回りはやや硬めなのかな?って思わせる程度です』との声もあることから、足回りはやや固めであることが分かります。
また『ベースでついているシートが素晴らしい。セミバケット風のシートでサイドサポートがしっかりしているばかりか、腰も座面に密着し、とても座り心地がいい』との口コミがあり、乗り心地の良さはスイフトより優れているのではと推測できます。
ヤリスの基本スペックは以下のとおりです。
【ハイブリッド車】 - 全長×全幅×全高(mm):3,940×1,695×1,500~1,515
- 重量(kg):1,050~1,180
- 駆動方式:2WD/E-four
- WLTCモード燃費消費率(km/L):30.2~36.0
【ガソリン車】 - 全長×全幅×全高(mm):3,940×1,695×1,500~1,515
- 重量(kg):940~1,130
- 駆動方式:2WD(1.5Lエンジンのグレードのみ2WD/4WD)
- WLTCモード燃費消費率(km/L):19.2~21.6
日産 ノートノートは、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載した日産のコンパクトカーです。優れた走行性能と安全性能で、ドライブを楽しめる車として人気があります。
少し足回りが固いため、みんカラの口コミには『路面の凹凸振動はもろに受ける感じです。街乗りだとポンポン跳ねる感じで、乗り心地が良いとは言えないかな。でもスポーツ走行時にはカーブで耐えますし、悪くないです』という声もあり、乗り心地はスイフトと似ているようです。
ノートの基本スペックは以下のとおりです。
【ハイブリッド車】 - 全長×全幅×全高(mm):4,045×1,695×1,505~1,520
- 重量(kg):1,220~1,340
- 駆動方式:2WD/4WD
- WLTCモード燃費消費率(km/L):23.8~28.4
 スイフトの新車価格と中古車相場はいくら乗り心地には賛否両論ありますが、スイフトはスポーティーに走りを楽しむ方に特に人気が高い車です。
優れた走行性能や安全性能を搭載した車は車体価格が少し高めである傾向ですが、スイフトはどうでしょうか。ここでは、スイフトのグレードと新車価格、中古車相場について紹介します。 スイフトのグレードと新車価格スイフトには2022年11月時点の現行モデルで4つのグレードがあります。RSシリーズがスポーティーで走行性の高いグレード、MGが燃費効率の良さを考えたコスパの良いグレード、XGがエントリーモデルに分類できます。
それぞれの新車価格は以下のとおりです。
グレード:新車価格 HYBRID RS:189万900円~210万1,000円 RS:179万3,000円~200万7,500円 HYBRID MG:164万4,500円~185万4,600円 XG:154万6,600円~176万1,100円 (2022年11月時点の情報です) 中古車相場と傾向スイフトを中古車で購入する場合、モデルの年式やオプション装備によって価格は異なります。スイフトの全体の中古車相場は60.5万円~403万円程度となっており、年式が古くなるほどお得に購入ができるでしょう。(2022年11月時点の情報です)現行モデルであれば新車価格より2割~3割程度安く購入できます。
中古車の中には登録済み未使用車を取り扱っている店舗もあり、新車同様の綺麗な車両の購入も可能です。また、スイフトは2017年の一部改良でプラットフォームを変更しているため、乗り心地や走行性能の高さを重視するなら2017年以降のモデルを選びましょう。 |