予算50万円で中古車を買いたい。車を選ぶ際の注意点やポイントを解説【購入ガイド】

予算50万円で中古車を買いたい

中古車を購入する際に、なるべく費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。そのような際に、予算の目安の一つとして、50万円ほどの価格帯を設定することがあります。

そこでこの記事では、予算50万円で中古車を購入するときの注意点や、どのような車が狙い目なのかを解説します。また、予算50万円で購入可能なおすすめの車種も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

• ※目次※
• 1.予算50万円で買える中古車はあるのか
• 2.予算50万円で買える中古車を探すときの注意点
• 3.予算50万円でお買い得な中古車を探す3つのコツ
• 4.予算50万円で購入できるおすすめの中古車【軽自動車編】
• 5.予算50万円で購入できるおすすめの中古車【普通自動車編】

予算50万円で買える中古車はあるのか

中古車を購入する際に、なるべく費用を抑えたいと考える方は多いでしょう。結論から言えば、予算50万円で中古車の購入は可能です。

ただし、安い値段が魅力的な半面、状態が悪い車も多く出回っているため、その点をしっかりと見極める必要があります。

50万円以内の中古車は数多くある

中古車検索サイトを利用して「予算50万円」の条件で検索すると、膨大な数の中古車がヒットします。車総合情報サイトのbtyでは、46万台以上もの中古車情報が掲載されています。

しかし、安い中古車の中には状態の悪いものも存在します。50万円以下で購入できる中古車の多くは年式が古く走行距離も延びている傾向にあるため、購入前にどのような状態の車なのかを確認しておくことがおすすめです。

外観で分かる状態だけでなく、安全運転支援システムが未装着である場合も考えられます。また、保証がない、もしくはあってもかなり適用条件が限定された保証内容である可能性も考慮しながら車選びを行うと良いでしょう。

状態が悪い車両もある

50万円以内で買える中古車には、値段の割に良い状態のものも多くあります。オプションなどにこだわらなければ、予算50万円でも魅力のある中古車は簡単に見つかるでしょう。そのため、自分が車に乗る上で何を重要視するのかをしっかりと考えて選ぶと、お買い得な車を探しやすくできます。

しかし、中には単純に状態が悪い車も流通していることがあり、購入後に思いがけない出費を招いてしまう可能性もあります。メンテナンスの必要性なども考慮しながら選ぶと、 理想に近い車の購入が目指しやすくなります。

予算50万円で買える中古車を探すときの注意点

では、予算50万円で買える中古車を探す際に、どのようなポイントを意識して車選びを行うと良いのでしょうか。事前にポイントを絞っておくことで、車の比較も行いやすくなります。

ここでは、予算50万円で中古車を探すときに、気を付けるべきポイントを紹介します。中古車の魅力は価格が安いことですが、後々のトラブルを避けるためにも、以下の点に注意しましょう。

修復歴のある車は避けよう

特に気を付けたいのが、知らずに「修復歴車」を買ってしまうリスクです。修復歴車とは、事故や災害などに遭い、車体の骨格部位等を交換、あるいは修復（修正・補修）したものを指します。修復歴のある中古車は、一見きれいに修理されているように見えても、後から不具合が出たり、再度故障したりする可能性が高いのです。

現車確認時には問題がなかったにもかかわらず、納車から数週間で不具合が見つかり、高額な修理費用が必要になってしまうこともあります。

水没車は避けよう

水没車は、事故や洪水などの影響で水に浸かってしまった車のことを指します。車としての価値が大きく下がり、格安中古車として出回る確率が高くなります。

水没車には異臭や異音、電気系統の異常などが多く見られるため、乗車した際の快適性に大きな問題が生じるでしょう。また、車としての寿命も短くなる傾向にあります。

販売業者によっては水没車であることを明記していない場合もあるため、自分の目で見分けるための知識を付けておきましょう。水没車かそうでないかの見分け方は、「シートベルトを全部引き出す」「床マットやトランクルームの布製の底をめくる」などです。

泥やカビの付着がないかを確認しましょう。また、エアコンを作動させた際に異臭がないかのチェックも大切です。

しっかりメンテナンスされているか確認しよう

近年の国産車は、走行距離が10万kmを超えていても、メンテナンスがしっかりと行われていれば問題が起きることは少なくなりました。つまり、今までどのように乗られてきたかが中古車のコンディションを大きく左右します。

たとえば、いくら値段が安くても整備記録簿が付いていない中古車は避けたほうが賢明です。購入時には走行距離と価格のバランスに加え、整備記録簿でこれまでどのようなメンテナンスが行われてきたのかをしっかりと確認しましょう。

予算50万円でお買い得な中古車を探す3つのコツ

車選びを行う際は、希望条件に近い車に絞って探すだけでなく、お買い得な車を見分けて判断していくと満足のいく車に出会いやすくできます。

それでは、予算50万円で後悔しない中古車を見つけるためのコツを紹介します。これから中古車を購入する予定のある方はぜひ参考にしてみてください。

新車の販売が終了した時期を意識する

予算50万円で中古車の購入を考えた場合、型落ちになった古いモデルや、絶版になったモデルが選択肢に入ってきます。中には10年以上前のモデルもあるでしょう。

ここで意識したいポイントの一つが車の部品についてです。一般的に、車は生産を終えてから10年間はメーカーで部品を保有する決まりがあります。しかしそれ以降は、部品が揃う保証はありません。

また、10年間保有する部品は最低限走ることに必要な部品のみで、バンパーやライトなどは手に入らない場合があります。つまり、故障などにより部品の交換が必要になった際、修理が難しくなってしまうのです。

そのため、購入した中古車に長く乗りたいなら、モデルの販売終了から時間の経っていないものを選んだ方が良いでしょう。もしくは、ボディタイプは違っていても共通の部品が多い、といった姉妹車が現行で販売されている車種がおすすめです。

人気のないカラーや仕様の車が狙い目

一般的に車のボディカラーで人気なのは、白・シルバー・黒・パールホワイトなどの無難な色です。逆に、奇抜な原色系やパステル系のカラーはあまり人気がなく、同じモデルの人気色と比較すると安く購入できます。

仕様についても、スポーツタイプなのにATの車や、ミニバンなのに両側電動スライドドアではないといった車はあまり人気がなく、値段が低くなる傾向にあります。こちらは、車のボディカラーや仕様について、特にこだわりがない方に向いている方法です。

実際に現物を見て確認する

新車を購入する場合は、カタログである程度の確認をしただけでも問題はありません。しかし、中古車の場合は車体の状態や傷、汚れといった細かい部分を自分の目で確認する必要があります。

中古車情報サイトに掲載されている写真だけでは、すべてを判断することは難しいでしょう。そのため、実際に販売店へ行き自分の目で見て確認することが大切なのです。加えて、試乗をして乗り心地や車内の状態、運転のしやすさなどもしっかりと確認してから、購入を検討する必要があります。

予算50万円で購入できるおすすめの中古車【軽自動車編】

予算以内で買える車を探しているときに、どのような車種が候補になるのかが分からない事があります。

そこで、予算50万円で購入できるおすすめの軽自動車を紹介します。中古の軽自動車を購入検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

スズキ　ワゴンR

「スズキ　ワゴンR」は1993年の発売以降、現在も幅広い層から愛されています。ボディカラーは白・黒・シルバーが人気ですが、ブルーやピンクといった色を狙うと、よりお買い得です。

スズキ　ワゴンRの主な特徴は以下の通りです。

・乗り降りがしやすい最適な地上高
・前進時とバック時に衝突被害軽減ブレーキが作動、踏み間違いによる後退も防止
・加速時にはモーターでエンジンをアシストするため低燃費
・室内空間は軽ワゴンNo.1、長さも高さも十分にあり、ゆったりとくつろげる

日産　デイズ

日産デイズは三菱と日産が協力開発し、2013年に第1弾モデルが登場しました。今では日産を代表する軽自動車です。中でも、ドライバーの安全を最優先に考えられた「衝突回避支援ブレーキ」を装着した車体をおすすめします。
日産　デイズの主な特徴は以下の通りです。

・ワゴンタイプのハイウェイスターで広々とした車内、収納スペースも充実
・軽自動車ながら十分なパワーがあり、上り坂や高速道路でも安心
・ツートンカラーをはじめとしたカラーバリエーションは全18種類
・プロパイロット機能がアクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をアシスト

ダイハツ　ミライース

ダイハツが販売しているミラシリーズは、元々の新車価格が比較的安価なため、中古車市場でも状態の良い車両が安値で取引されています。中でも2011年に登場して以降、根強い人気を誇っているのが「ミライース」です。
ダイハツ　ミライースの主な特徴は以下の通りです。

・かわいらしい外観や取り回しの良いサイズ感、発売当初にグッドデザイン賞を受賞
・燃費性能とパワーを両立させたTOPAZ NEOエンジンを採用
・運転のしやすさを最優先に考えたゆとりをもって座れる空間
・小回りが利き、狭い路地や駐車場での運転、縦列駐車、Ｕターンもしやすい

予算50万円で購入できるおすすめの中古車【普通自動車編】

続いて、予算50万円で購入できるおすすめの普通自動車を紹介します。中古の普通自動車を購入検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

マツダ　デミオ

まずはマツダから発売されているコンパクトカー「デミオ」です。デミオはデザインのみならず、内装の質感も良く、走行性能も追求した車種となっています。2010年に登場した先代デミオには、スカイアクティブテクノロジーが初搭載されました。マツダ　デミオの主な特徴は以下の通りです。

・ディーゼル車も発売されていることから燃費性能も優れており、ロングドライブにも強い
・街乗りから高速道路の走行まで、幅広く活用できる

ホンダ　フィット

ホンダから発売されているコンパクトカー「フィット」は、2001年に発売されて以降、そのシンプルなデザインを武器に幅広い層から愛されています。ボディサイズは小さい反面、室内空間の広さが大きな魅力でしょう。ホンダ　フィットの主な特徴は以下の通りです。

・フロントピラーを極細にすることで、視界が開けてしっかりと安全確認ができる
・フロントワイドビューカメラと前後のソナーセンサーが安全運転をサポート
・「フルLEDヘッドライト」により省電力でも十分な明るさ
・サイドエアバッグシステム＋サイドカーテンエアバッグシステムを採用

トヨタ　アイシス

ミニバンでは、2004年にトヨタから発売された「アイシス」がおすすめです。2017年12月に発売が終了していますが、中古車市場ではまだまだ需要が高いモデルとなっています。中でも狙い目なのは、エアロパーツを装着したプラタナです。
トヨタ　アイシスの主な特徴は以下の通りとなっています。

・左側にピラーレスのスライドドアを採用し大開口を実現
・サイドシートやリアシートへのアクセスに優れている